個人山行 久須夜ヶ岳~蘇洞門

 

   

【日 時】 2024年(令和6年)4月29日 (月) 

【参加者】 S谷(CL)、T成(SL)、S藤、N堀、M野、K藤(記録)

【天 候】 曇り時々晴れ

【コースタイム】            

 8:30JR上中駅集合 →  9:00 山頂駐車場へ

 9:10 山頂駐車場 → 9:15~20 久須夜岳(くすやがだけ) 619m→ 9:25山頂駐車場

→ 9:40 蘇洞門(そとも)入口→ 10:00 泊乗越 → 11:05~12:10 大門小門   (写真・昼食) 

→ 13:20 泊乗越 → 13:50 蘇洞門入口 → 14:00 山頂駐車場

 

 

 

【内 容】                  

今回の山行は小浜市の内外海(うちそとみ)半島にある久須夜ケ岳で、下りから始まり登り返しは海抜0mから始まる珍しい山。 山頂すぐ近くまでエンゼルラインという観光道路が延びている。終点の駐車場に車を止め、先ずは空荷で久須夜ケ岳の山頂に向かう。無線中継所横に三角点があるが展望はなし。駐車場からは若狭湾と小浜湾が眼下に、東に越前岬や敦賀半島が望める。 

駐車場より少し下り、蘇洞門(そとも)登山口から自然林の中を下っていくと20分ほどで泊乗越。 九十九折れの下り、崩落個所が複数あり、急斜面が続く。熊の爪痕が残る木々の所を通り、やがて蘇洞門の階段に出る。蘇洞門には遊覧船用の小さな桟橋と滝があり、断崖絶壁に狭められた入り江は海賊の隠れ家っぽい。透き通ったエメラルドグリーンの綺麗な海水と、日本海の荒波が削った豪壮な景観を見ると、地中海沿岸の雰囲気を感じる。大門小門は、四角く削られた岩の事だった。昼食を食べていると小浜港からの遊覧船が入ってきて大勢の観光客が暫し陸に上がる。海からしか見られない景勝地に何故人間がいるのが不思議そうだった。帰りは駐車場までの登り返しはきつい。 急斜面の下りだったのだから急斜面を登ることとなるのは当然だが、途中バキっと大きな音がして見上げたら大きな石が勢いよく落ちてきて驚いた。 上に人がいる様子はなく自然の出来事のようだが、急斜面の恐ろしさを感じた。 登りはきついが時折吹く風が心地良い。気候もよく敦煌、なかなか行くことのできない観光名所にも訪れられ有意義だった。 素敵な山行を企画していただけたリーダーに感謝したい。

 

 

 


個人山行 横山岳 白谷本流コースから周回 ~花と新緑に癒されて~

【実施日】2024年4月28日(日) 晴れ 

【メンバー】N西、他1名

【コースタイム】

 

7:10白谷登山口駐車場

7:20白谷登山口―白谷本流コース―経ノ滝―五銚子の滝―9:25横山岳―横山岳東峰―東尾根コース出合―11:00東尾根コース登山口・夜這いの水―11:25白谷登山口駐車場

距離9.8km 登り1147m 下り1123m

 

 

【感想】

 さすが花の名山の横山岳はハイカーが多い。白谷登山口駐車場は7時過ぎの時点で半分以上うまっている。登山開始早々、黄色や白の可憐な花たちが出迎えてくれる。みんな写真撮影に忙しい。水が勢いよく流れ、マイナスイオンを肌で感じる。髄所に渡渉箇所がある。水量が多い箇所もあり、石も滑りやすいので注意が必要だ。私は今日は登山靴ではなかったのでジャバジャバ入って行った。イチリンソウやニリンソウの群生も見られた。大きく書かれた案内板があり、ロープも取り付けてあるのでとても歩きやすい。

 とっても気持ちのいいハイキングだと思っていたが、五銚子の滝を過ぎた辺りから急登になってきて、山頂まではなかなかハードだ。折れそうになる気持ちを、新緑のブナとイカリソウが応援してくれる。登山口から2時間程度で山頂に到着。山頂は開けているが展望はない。有名な小屋の上に登ると少し展望があった。

 ここから東尾根の方向に下山する。東峰への尾根道は好展望で、余呉湖と琵琶湖に浮かぶ竹生島、残雪の白山もきれいに見えた。登山道にはピンクの可愛らしいイワナシが群生していた。本流コースとは全く雰囲気が違う。ブナ林を通して差し込む光がとってもきれいで、このコースも気持ちがいい。墓谷山から歩いてきたという男性に出会った。隣の墓谷山から横山岳を歩くこともできるのか。そういえば墓谷山登山口も近くにあったような。反時計回りで歩いてくる人もおられた。本流コースを下るのは避けたいようで、三高尾根コースから下山するらしい。次は別のルートで歩いてみるのもいいかもしれない。

 だんだん下っていくと水の音が聴こえてきて、東尾根登山口にでた。夜這橋と夜這の水の表示があり、滝が流れていた。ネーミングが気になるところだ。ここから駐車場までは約2kmの林道歩きだ。初めての横谷岳であったが、変化に富んだ登山道と、いろんな景色を楽しむことができて満足だ。お花がきれいなこの時期に登れてよかった。下山後に滋賀のラピュタとも言われている”土倉鉱山跡”に立ち寄った。車で5分程度のところにある。柵が設けられており中には入ることはできないが、建物跡は見ることことができた。 

個人山行 高室山・高畑山

 

   

【日 時】2024年(令和6年)4月27日(土) 

【参加者】K藤(記録・CL)、T谷(SL)、S藤、F田

【コースタイム】            

 6:30多賀町役場 →6:50 佐目自然公園駐車場 →7:00佐目自然公園登山口 424m →8:15 高室山登山口695m →8:30~8:55高室山818m → 9:05~9:15 倉骨山756m  →9:30高室山 → 9:50 高室山登山口 →10: 50 佐目自然公園駐車場  →高畑山駐車場へ車移動

  →11:10高畑山臨時駐車場 →12: 00~12:40高畑山(昼食) →13:20高畑山臨時駐車場

 

 

【内 容】                  

高室山はハイカーに人気の評判を聞いていたのと、GW初日で駐車場が満車となることを心配し早めのスタートとした。

多賀大社前の交差点より国道306号線を東に向かい佐目トンネル手前の佐目自然公園の駐車場に停めると、早過ぎたのか1台も停まってないことに驚く。最初そこそこ急な登りが続くが乗り切ってしまうと、あとは穏やかな山登り。心配した天候も山行日が近づくにつれ、降水確率が下がり決行して良かった。暑くもなく寒くもなく程よい。ほんのちょっと霧雨程度の雨粒を受けたが直ぐ止んだ。

展望が良いとの評判だったので期待大。 高室山の山頂からは御池岳、霊仙、竜ヶ岳などの山々が見れて360度の絶景。  カタクリの花が見られるとの情報があり倉骨山へ向かうが石だけだった。よくよく見るとカタクリの葉らしきものがあったので、これから咲くのかもしれない。下山途中で何組か登山者に出会ったが山頂では出会わなかった。山をバックに記念写真を撮れず、顔がデカいのばかり。

 予定より1時間早く下山できたので車を移動し高畑山へ向かう。ミツマタ群生地で有名だが、山頂を目指す登山者は少ないようで、テープも少なく道が分かり辛かった。幾度が道迷いを繰り返し、昼に山頂に着いたが展望はなし。下りも道迷いを繰り返してミツマタ群生地に出たら、一安心。 結局、一人のハイカーにも出会わなかった。

道迷いで藪漕ぎをしたくなかったので周回コースとはせず、2座それぞれ登ったが、ちょうど気温で程良い疲れ、良い山行だった。 

  

  

 

            

 

 


4月ハイキング部例会 三上神社から希望が丘公園周辺の山々を周回

【実施日】2024年4月20日(土) 晴れ 

【メンバー】N西(L・記録)、K原(CL)、Y村、Y森、T内、S井、M田、S古、F田、A成、Y田、I田、

N野、O本、S口

【コースタイム】

7:00JR野洲駅―三上神社―8:00東光寺岩梨山―石門―9:25天山(303m)―ややうみ坂―立石山(282m)―11:55タムシバ山(280m)(休憩)12:20―伊勢道峠―12:30古城山(259m)―

13:00城山(286m)―14:25福林寺摩崖仏―15:00JR野洲駅

標高差620m 距離17km

 

 

【感想】

 少し汗ばむくらいの初夏の陽気で、気持ちよく希望が丘公園周辺の山々をハイキングできた。三上神社ではグリーンの池面に映る近江富士をきれいに見ることができだ。子取り狛犬と古代遺跡にも興味を持ってもらえた。東光寺岩梨山からはきれいに三上山を眺めることができ、希望が丘公園へ抜ける縦走路のミツバツツジも見ごろで、目を楽しませてくれた。低山ハイキングにもってこいの季節だ。石門をくぐり抜けて花緑公園駐車場に出た。1か月ほど前は工事中であった希望が丘公園はきれいに整備され、色とりどりのシャクナゲが咲き誇っていた。

 

 天山への登山道もツツジがきれいで、登山口から約30分で山頂に到着、天気に恵まれ展望も申し分ない。天山から150m程下り、希望が丘公園のアスファルト道に出て、荒川谷源流添いから立石山へ向かう。途中「のどの千軒遺跡」がある。老話は諸説あるようで歴史ロマンを感じられる。立石山付近はその昔、千軒の家屋市井を成して繁盛しており、昭和30年頃まで屋敷跡や墓石などが散在していたようだ。カエルの鳴き声と、生い茂ったウラジロの芽がまるで恐竜のようで、ジュラシックパークの雰囲気を楽しむことができた。(私だけかもしれないが。)のどの千軒からの急勾配の坂は「ややうみ坂」とよばれている。昭和30年以前、大篠原の女性は、家庭用の燃料として薪を取りに急坂を何回も上っていたようだ。その辛抱強さと苦労からその名がついたようだ。改めて昔の人は強かった。ややうみ坂を登り切って立石山を通過し、予定通りお昼にタムシバ山に到着。歩き始めて5時間、ここで昼休憩とした。K原さんに登山の持ち物や、靴ひもの結び方など基本的なことを教えていただいた。

 

 伊勢道を通って10分程度で古城山へ到着。伊勢道峠は大篠原の人たちが、明治以前、お伊勢参りの参道として利用した間道のようだ。馬淵氏によって築かれた岩倉城跡があり、今も石垣が残っている。中央には桜本池があり水が湛えている。城好きなら、堀切、郭、土塁などがイメージできるのではないだろうか。本日、最後のお山である城跡山頂に行くには、ロープが取り付けてある石垣を登らなければならない。一見すると、今からここを登るのか~と心が萎えそうになるが、見た目ほどきつくはない。ロープに頼らなくても登れる程度の石垣だ。山頂は開けて展望も最高だ。標高280mとは思えない景色を堪能することができる。最後にこの景色を眺めることができ、皆さんに満足していただけてよかった。

 

 城山東枯沢登山口に下山し、希望が丘公園西ゲートに向かう。急に陽射しが強く感じられた。帰りに福林時摩崖仏に寄ってJR野洲駅で解散した。最後までお天気に恵まれ、約17kmの行程を安全に楽しくハイキングできてよかった。

 

個人山行 御在所岳 ヴィラフェラータ

 

   

【日 時】2024年(令和6年)4月12日(金) 

【参加者】H谷川

【コースタイム】            

 裏道登山口7:10---藤内小屋7:40---ヴィラフェラータ取付8:10---中登山道7合目9:35---富士見岩10:00---国見峠11:05---藤内小屋12:00---裏道登山口12:30 

   

  

 

 

 

【内 容】                  

 行きたくてもなかなか行けなかったヴィラフェラータに行ってきました。

混雑を避けるため平日に計画、仕事が休めるかも前日の夕方までわからないので誰も誘えず結局禁断のソロで。

クライミングの装備まではいらないが人によってはとても怖いとか怖くないとか(笑)

 まずは登山道からの入り口で迷ったがなんとか無事に取付きについた。いきなり1か所目から岩が濡れていて少しビビりましたが、そこからはしっかり乾い ていた。本コースやら別のクライミングのルートやら混在しているのでしっかり道を見極めながら慎重に進むと意外にもあっさりコースをクリアできた。最後の難関とされる壁は写真で見るより角度はなくクライミングの経験者なら苦労はしないが未経験なら少してこずると思う。もし行けれる方がいるなら経験者とともに確保をしてもらいながらをおすすめします。ちなみに山頂のレストランが閉まっていたので名物のカレーうどんは食べられなかった(涙)(H谷川) 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

            

 

 


個人山行 見張山(517.1m)山行

 

      

~ 見張山、木々がなければ見通し良し。武士の時代の見張山 ~

   

【日 時】2024年(令和6年)4月11日(木) 

【天 気】曇り時々晴れ、所により風やや強し

【参加者】Y森(CL) S口(記録)、N野、K川、Hまの5人

【データ】距離10.1K  累積標高差735m  行動時間約6時間30分

【コースタイム】            

 9:00近江高島駅発→9:25大炊神社→10:00白坂手前大灯籠10:07→10:33岳観音跡→11:15岳山(565m) →12:00オーム岩(昼食休憩)12:35→12:45鳥越峰(702m)12:50→14:08見張山(517.1m)14:21→14:32鉄塔展望台で休憩14:42→(打下城跡見学なし)→15:24神社前公園着(駅まで300m地点)

   

  

 

 

 

【内 容】                  

 2024年1月に放送されたBS朝日の番組「そこに山があるから」で「見張山」を放送していた。その時、見張山山頂の場所に疑問(鉄塔広場が、さも見張山山頂であるような放送内容)が残り、確認したいという気持ちが沸き今回、行ってきました。見張山山頂は別にあり鉄塔のところではありませんでした。 (ここまで、記Y森)

 

 久しぶりの山行で解き放たれた思いで近江高島駅に降り立つ。少し肌寒いがこれくらいが心地よい。一般道を進むとひっそりと風情のある大炊神社と長谷寺がとなりあって建立されており、そこから登り始める。番組で女優の本上まなみさんが歩いた道をたどると思うとちょっと嬉しいミーハー気分だ。

 

登り始めてシダ(ウラジロ)の多さに驚く。山道にも張り出していてチクチクする。身体も温まってきたところで、白坂手前大灯篭に着く。振り返れば4mはあろうかと思う灯篭越しに琵琶湖が望め、すばらしい景色だ。本上さんは日本庭園みたいと言っていた気がする。

 

さらに進むと、白い花崗岩でできたザレ場が出てきた。本上さんとガイドさんがアイゼンとヘルメットを装着してトレーニングと称して登っていた「白坂」だ。アイゼンは持参していないが、少し登ってみた。傾斜もきつく、地盤は固いが表面はザラザラで登れたものではなかったが、木々の緑と白いザレのコントラストは面白いと感じた。

 

次の絶景ポイントである大きなオウム岩の上で景色を楽しみながらの昼食とした。そして一番の目的地である見張山までは決して急登ではなかったが、倒木の多さに驚いた。跨いだりくぐったりを繰り返す上に、迂回を余儀なくされること度々。踏みあとも乏しいのでルートを見失いそうになる。台風被害の修復はなかなか進んでいないようだ。頂上から周りを見渡すと、今は木が生い茂っているが木々の合間からわずかに景色が見える。北に安曇川の水田や集落、東に琵琶湖と向こう岸(彦根方面か)まで。なるほど「見張り」には相応しい場所であったのかもしれない。

 

その後鉄塔展望台でもう一度琵琶湖を見下ろし、ぽっかり浮かぶ沖島を眺めてから、下山。最後の休憩をした神社前公園の桜はまだまだ満開で迎えてくれて、ほっこりとした気持ちで帰路に就いた。古くから信仰の山といわれる今回のコースは灯篭や石像が多く見られ、琵琶湖も望めた。滋賀ってなんていいところなんでしょうと思わずにいられません。(記 S口)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

            

 

 


個人山行 八ヶ岳 天女から権現岳

【日時】 2024年4月2日(火)

【天気】 晴れ、風

【参加者】K本、他1名

【コースタイム】

 

 天女山ゲート登山口6:30~天女山7:00~天ノ河原7:30~前三ツ頭10:30~三ツ頭11:30~権現岳13:15~三ツ頭14:20~前三ツ頭14:50~天ノ河原16:10~天女山16:30~天女山ゲート16:45

【活動内容】

 3月下旬に行くつもりが、晴れでなく強風のため延期。

4月、お休みの前日、車の点検でノーマルタイヤに変えた後、夕方、北杜市に移動した。滋賀から北杜市まで移動時間が、休憩を入れて5時間。 

翌朝、富士山がどーんと見えた時、山梨県であることを忘れて、サイズの大きさにびっくりした。

相棒が八ヶ岳を見て、この時期にしては雪が少ないね‥。変わりやすいお天気が続きましたよね。

 

ゲート前で6台ほどの駐車場に一番乗りして、計4台。平日、空きがまだあった。

雪山靴、ストックを装備して出発。

ゲートから天女山駐車場までの車道が続いている。雪がないのに、まだ通行止め。ゲートから森の中を歩いて行かないといけない。

天女山から雪が続く。泥のないガリガリシャーベット。これは雪山靴だけで踏み抜きもしないので助かる。前三ツ頭付近から更に急登になり、凍結があるため、アイゼンを装着した。足が重く、登りがしっかりと気楽になった。尾根で早めの昼御飯をした。天の河原で見えていた富士山は黄砂のせいか見えなくなった。前三ツ頭で再び少し休憩をした。三ツ頭を経て、もう一人が早くも下山中にすれ違いした。山頂の手前、冬季トラバースがある。夏季鎖のあった道ではない。片足分の幅狭いトラバースを、ピッケルを立てて何とか通過した。

山頂に着いて、八ヶ岳連峰、鳳凰山から甲斐駒ヶ岳の南アルプスをゆっくり眺めたが、長居せずに下山開始した。三ツ頭辺りから前三ツ頭まで強風が出て、時折煽られそうにしっかりと歩いて、森林限界に入った。そこから登りと同じように暑くなってしまった。

 下山の後、温泉へ。翌日出勤のため眠気と闘って休憩しながら帰宅した。

 

後日、雪山靴のアウトソール剥がれに気がつき、修理に出しました。

念のために、登山時、テープもお守りにリュックに持参して幸いでした。

個人山行 春の御池岳

【実施日】 2024年4月1日 晴れ、風強し

【メンバー】Ts本、K澤、M田、Hま

【コースタイム】

鞍掛トンネル東口(07:45)・・・コグルミ谷登山口(07:55)・・・カタクリ峠(09:00)[休憩10分]・・・真ノ谷分岐(09:30)・・・御池岳(丸山)(10:05)[休憩5分]・・・奥ノ平(10:25)・・・ボタンブチ(10:35)・・・御池岳(丸山)(10:55)・・・[途中休憩15分]・・・真ノ池(11:25)・・・元池(11:35)・・・鈴北岳(11:45)・・・鈴ヶ岳(12:20)[休憩5分]・・・鈴北岳(13:05)・・・鞍掛峠(13:45)・・・鞍掛トンネル東口(14:05)

 

【報告と感想】

 久しぶりに好天の予報となった4月の初日、御池岳山行に出かけた。まだ雪が残っているかと心配していたがほとんど無くなっていて、春らしい山歩きとなった。

 鞍掛トンネル東口の駐車場に朝7時半ごろついたが、すでに10数台の車が停まっていて、春を待ちかねて出かけてきた人も多いと推測された。身支度を整えて、7:45頃出発。コグルミ谷登山口まで10分あまり、そこから登山道に入る。コグルミ谷登山道は滑りやすいかと思っていたが、しっかりしていて歩きやすかった。歩き始めて20分ほどで息が上がってきて、衣服を調整する。谷を抜けるとつづら折りの急登。登山口から1時間ほどでカタクリ峠についた。途中風が吹いてきて少し肌寒いと思われたが、日差しもあって峠では意外と暖かく、軽食をとって小休止。まだ木々の葉が出る前なので、見通しもよく日当たりも良い。

 カタクリ峠からは稜線を歩いて七合目。稜線を回り込んで真の谷分岐の八合目へと進んでいくと目の前に御池岳(丸山)が迫ってくる。御池岳分岐から谷筋を離れて山頂をめざす。ここの登山道は途中に数カ所雪渓が残っていて、溶けた水が登山道をぬかるみにしている。九合目を過ぎ、踏み抜きに注意しながら雪渓を登って御池岳山頂に到着。カタクリ峠から1時間ほどだった。晴天の山頂からはいなべの町や養老山地、北の霊仙山、伊吹山などもよく見え、鈴鹿の最高峰の景観を楽しむことができた。

 昼食には早いので、テーブルランドの散策。奥ノ平からボタン淵、天狗の鼻と回って、再度山頂に戻り、鈴北岳をめざす。この頃からしだいに風が強くなってきたので、日本庭園の手前の山陰で昼食休憩を取る。

 昼食後真の池や元池などを見ながら鈴北岳へ、山頂はかなりの強風。まだ時間も早いことから鈴が岳に向かう。他の登山者からも鈴が岳の福寿草が満開との話。一旦150メートルほど下って100メートルほど登り返すのだが、鈴が岳を目の前にして[あそこを登るのか]とため息。しかし、途中まで登った所で数株の福寿草を岩陰に発見し、大歓声。その後も登るにつれて福寿草の群落が現れ、山頂付近では花をまき散らしたように、今が盛りとたくさん咲いていた。しばし花を愛でながら写真を撮って休憩。再び鈴北岳へと引き返す。

 鈴北岳からの下山道は稜線を見通すことができる眺めの良い道。しかし、西からの風はますます強くなってきて、下るにつれて吹き飛ばされそうになる。40分ほどで鞍掛峠のお地蔵さんへ。そこから細いトラバース道で駐車場へと戻る。

 

 残雪の時期を終えて、これから春本番へと装いを変えはじめた御池岳。広々としたテーブルランドの景観と展望、春の先駆けの福寿草を堪能した楽しい山行だった。