4月ハイキング部例会 三上神社から希望が丘公園周辺の山々を周回

【実施日】2024年4月20日(土) 晴れ 

【メンバー】N西(L・記録)、K原(CL)、Y村、Y森、T内、S井、M田、S古、F田、A成、Y田、I田、

N野、O本、S口

【コースタイム】

7:00JR野洲駅―三上神社―8:00東光寺岩梨山―石門―9:25天山(303m)―ややうみ坂―立石山(282m)―11:55タムシバ山(280m)(休憩)12:20―伊勢道峠―12:30古城山(259m)―

13:00城山(286m)―14:25福林寺摩崖仏―15:00JR野洲駅

標高差620m 距離17km

 

 

【感想】

 少し汗ばむくらいの初夏の陽気で、気持ちよく希望が丘公園周辺の山々をハイキングできた。三上神社ではグリーンの池面に映る近江富士をきれいに見ることができだ。子取り狛犬と古代遺跡にも興味を持ってもらえた。東光寺岩梨山からはきれいに三上山を眺めることができ、希望が丘公園へ抜ける縦走路のミツバツツジも見ごろで、目を楽しませてくれた。低山ハイキングにもってこいの季節だ。石門をくぐり抜けて花緑公園駐車場に出た。1か月ほど前は工事中であった希望が丘公園はきれいに整備され、色とりどりのシャクナゲが咲き誇っていた。

 

 天山への登山道もツツジがきれいで、登山口から約30分で山頂に到着、天気に恵まれ展望も申し分ない。天山から150m程下り、希望が丘公園のアスファルト道に出て、荒川谷源流添いから立石山へ向かう。途中「のどの千軒遺跡」がある。老話は諸説あるようで歴史ロマンを感じられる。立石山付近はその昔、千軒の家屋市井を成して繁盛しており、昭和30年頃まで屋敷跡や墓石などが散在していたようだ。カエルの鳴き声と、生い茂ったウラジロの芽がまるで恐竜のようで、ジュラシックパークの雰囲気を楽しむことができた。(私だけかもしれないが。)のどの千軒からの急勾配の坂は「ややうみ坂」とよばれている。昭和30年以前、大篠原の女性は、家庭用の燃料として薪を取りに急坂を何回も上っていたようだ。その辛抱強さと苦労からその名がついたようだ。改めて昔の人は強かった。ややうみ坂を登り切って立石山を通過し、予定通りお昼にタムシバ山に到着。歩き始めて5時間、ここで昼休憩とした。K原さんに登山の持ち物や、靴ひもの結び方など基本的なことを教えていただいた。

 

 伊勢道を通って10分程度で古城山へ到着。伊勢道峠は大篠原の人たちが、明治以前、お伊勢参りの参道として利用した間道のようだ。馬淵氏によって築かれた岩倉城跡があり、今も石垣が残っている。中央には桜本池があり水が湛えている。城好きなら、堀切、郭、土塁などがイメージできるのではないだろうか。本日、最後のお山である城跡山頂に行くには、ロープが取り付けてある石垣を登らなければならない。一見すると、今からここを登るのか~と心が萎えそうになるが、見た目ほどきつくはない。ロープに頼らなくても登れる程度の石垣だ。山頂は開けて展望も最高だ。標高280mとは思えない景色を堪能することができる。最後にこの景色を眺めることができ、皆さんに満足していただけてよかった。

 

 城山東枯沢登山口に下山し、希望が丘公園西ゲートに向かう。急に陽射しが強く感じられた。帰りに福林時摩崖仏に寄ってJR野洲駅で解散した。最後までお天気に恵まれ、約17kmの行程を安全に楽しくハイキングできてよかった。