【日 時】 2024年(令和6年)4月29日 (月)
【参加者】 S谷(CL)、T成(SL)、S藤、N堀、M野、K藤(記録)
【天 候】 曇り時々晴れ
【コースタイム】
8:30JR上中駅集合 → 9:00 山頂駐車場へ
9:10 山頂駐車場 → 9:15~20 久須夜岳(くすやがだけ) 619m→ 9:25山頂駐車場
→ 9:40 蘇洞門(そとも)入口→ 10:00 泊乗越 → 11:05~12:10 大門小門 (写真・昼食)
→ 13:20 泊乗越 → 13:50 蘇洞門入口 → 14:00 山頂駐車場
【内 容】
今回の山行は小浜市の内外海(うちそとみ)半島にある久須夜ケ岳で、下りから始まり登り返しは海抜0mから始まる珍しい山。 山頂すぐ近くまでエンゼルラインという観光道路が延びている。終点の駐車場に車を止め、先ずは空荷で久須夜ケ岳の山頂に向かう。無線中継所横に三角点があるが展望はなし。駐車場からは若狭湾と小浜湾が眼下に、東に越前岬や敦賀半島が望める。
駐車場より少し下り、蘇洞門(そとも)登山口から自然林の中を下っていくと20分ほどで泊乗越。 九十九折れの下り、崩落個所が複数あり、急斜面が続く。熊の爪痕が残る木々の所を通り、やがて蘇洞門の階段に出る。蘇洞門には遊覧船用の小さな桟橋と滝があり、断崖絶壁に狭められた入り江は海賊の隠れ家っぽい。透き通ったエメラルドグリーンの綺麗な海水と、日本海の荒波が削った豪壮な景観を見ると、地中海沿岸の雰囲気を感じる。大門小門は、四角く削られた岩の事だった。昼食を食べていると小浜港からの遊覧船が入ってきて大勢の観光客が暫し陸に上がる。海からしか見られない景勝地に何故人間がいるのが不思議そうだった。帰りは駐車場までの登り返しはきつい。 急斜面の下りだったのだから急斜面を登ることとなるのは当然だが、途中バキっと大きな音がして見上げたら大きな石が勢いよく落ちてきて驚いた。 上に人がいる様子はなく自然の出来事のようだが、急斜面の恐ろしさを感じた。 登りはきついが時折吹く風が心地良い。気候もよく、なかなか行くことのできない観光名所にも訪れられ有意義だった。 素敵な山行を企画していただけたリーダーに感謝したい。
【実施日】2024年4月28日(日) 晴れ
【メンバー】N西、他1名
【コースタイム】
7:10白谷登山口駐車場
7:20白谷登山口―白谷本流コース―経ノ滝―五銚子の滝―9:25横山岳―横山岳東峰―東尾根コース出合―11:00東尾根コース登山口・夜這いの水―11:25白谷登山口駐車場
距離9.8km 登り1147m 下り1123m
【感想】
さすが花の名山の横山岳はハイカーが多い。白谷登山口駐車場は7時過ぎの時点で半分以上うまっている。登山開始早々、黄色や白の可憐な花たちが出迎えてくれる。みんな写真撮影に忙しい。水が勢いよく流れ、マイナスイオンを肌で感じる。髄所に渡渉箇所がある。水量が多い箇所もあり、石も滑りやすいので注意が必要だ。私は今日は登山靴ではなかったのでジャバジャバ入って行った。イチリンソウやニリンソウの群生も見られた。大きく書かれた案内板があり、ロープも取り付けてあるのでとても歩きやすい。
とっても気持ちのいいハイキングだと思っていたが、五銚子の滝を過ぎた辺りから急登になってきて、山頂まではなかなかハードだ。折れそうになる気持ちを、新緑のブナとイカリソウが応援してくれる。登山口から2時間程度で山頂に到着。山頂は開けているが展望はない。有名な小屋の上に登ると少し展望があった。
ここから東尾根の方向に下山する。東峰への尾根道は好展望で、余呉湖と琵琶湖に浮かぶ竹生島、残雪の白山もきれいに見えた。登山道にはピンクの可愛らしいイワナシが群生していた。本流コースとは全く雰囲気が違う。ブナ林を通して差し込む光がとってもきれいで、このコースも気持ちがいい。墓谷山から歩いてきたという男性に出会った。隣の墓谷山から横山岳を歩くこともできるのか。そういえば墓谷山登山口も近くにあったような。反時計回りで歩いてくる人もおられた。本流コースを下るのは避けたいようで、三高尾根コースから下山するらしい。次は別のルートで歩いてみるのもいいかもしれない。
だんだん下っていくと水の音が聴こえてきて、東尾根登山口にでた。夜這橋と夜這の水の表示があり、滝が流れていた。ネーミングが気になるところだ。ここから駐車場までは約2kmの林道歩きだ。初めての横谷岳であったが、変化に富んだ登山道と、いろんな景色を楽しむことができて満足だ。お花がきれいなこの時期に登れてよかった。下山後に滋賀のラピュタとも言われている”土倉鉱山跡”に立ち寄った。車で5分程度のところにある。柵が設けられており中には入ることはできないが、建物跡は見ることことができた。
2024.4.28 皇子山公園内
1.支点構築
先ず、公園内の立ち木を利用して支点を置き、マルチピッチクライミングの練習をしました。
(人の太腿位の太さの生きた木を目安に選びます。)
2つの支点をアンカーとして利用する場合は、固定と流動の2つの方式があります。今回は主に、流動分散方式について学びました。2つの支点のうち1つが壊れても、カラビナがスリングから外れてクライマーが落ちてしまわないよう、スリングの片側は捻じって、もう片方とともにカラビナをかけることを忘れずに!
2.マルチピッチシステム(シングルロープ)
2人ひと組で、実際の岩場でつるべ式でクライミングを実施することをイメージしながら公園の木々を渡り歩きました。
開始時は双方でハーネスの装着状態等をチェックします。(ロック漏れ等無いように。)
そしてビレイヤーの練習を行いました。クライマーは木々にアンカーを付けながら進みます。ビレイヤーはロープが程よいテンションを保っているか確認を怠らないようにします。クライマーがクリップオンするときはロープを大きく繰り出しますが、それ意外はちびちびを繰り出す…でもOKです。ただし、ロープが制御の溝から外れていないか絶えず気にかけておきます。
クライマーが登りきったら、『ビレイ解除』の一言でロープをデバイスから外します。次にビレイヤーが登る番です。双方でロープのテンション状態も気にしつつ、アンカーを回収しながら登ります。アンカー回収時はスリングを肩に二重のままかけてカラビナで留めます。無駄な動きの無いように。公園の中なのに岩場にいるようなイメージが出来ました。
3.懸垂下降
懸垂下降の練習は、公園の吊り橋横の斜面で行いました。ロープを二重にして半分ずつ、『ロープダウン』の掛け声とともに下方へ放り投げます。1番目に降りる人はフリクションコードでバックアップもします。足元を見ながら半身で降りていきます。2人目からは、下に降りた人がロープを持っていてくれるためバックアップの替わりになります。一連の動作時は手袋をしないとヤケドしますので要注意です。
以上で2回目のクライミング実技講習が終わりました。(報告:M代)
【一口感想】
(講師:N森)
アウトドアクライミングにおいてビレイとセルフビレイは最重要項目です。今年度、初めてそれだけのために実技の1日を充てましたが、良かったと思います。日常生活では、余り無い動きなので、すぐにスムーズに…とはいきませんが、ゆっくり確実に繰り返し、自然に出来るようにしてください。また、これらの技術を含め、安全に関わる事項は妥協せず、技術の難易度や使用頻度でなく、各リスクの大きさによって重要度を評価してください。装備選択も然りです。初級登山教室を通じ、各場面に相応しい動作が出来るよう判断力を身に着けていってください。
(講師:K口)
今回のカリキュラムは、支点構築・ビレイの練習・懸垂下降でした。
それぞれに解説や注意点の説明がありました。支点構築に関しては今回の教室では皆さんがセットする事は無いと思いますが、ビレイに関してはしっかり理解してもらいたいと思います。あとは数をこなして体に覚えさせる事です。頑張りましよう。
(スタッフ:S口)
普段からいつもやっていないことはどんどん忘れていく。セルフビレイ、ビレイ、懸垂下降に加え、ロープの処理やカラビナの正しい持ち方…。
自分や仲間の命を守って楽しんで岩を登るなら、やはり実際にやっておくべきだと痛感しました。いろんなことを復習できて良かったです。講師や受講生の皆さんの熱心さに拍手をおくりたいです。ありがとうございました。
(受講生:N堀)
理解しているつもりでもいざ自分が懸垂下降するとなると緊張からかカラビナもうまく思うように掛からず、手順もままならない。どこがどう繋がって自分の安全が確保されているのか、どんな状態でも冷静に確認できるように各操作を常に意識しながら練習しないといけないと思いました。
(受講生:N村)
実技講習2回目ということで、主にセルフビレイとボディビレイ及び懸垂下降の講習でした。
最初はボディビレイの操作方法で、頭の中では理解していても、動きがぎこちなくなったり、操作方法で混乱してしまい、あまり上手くできませんでした。しかし、丁寧にゆっくりと操作するよう指導していただいた後は、少しコツがわかり、徐々にできるようになりました。
考えながら動作するのではなく、自然に動けるよう、練習を繰り返すことが重要だと思いました。
クライミングについてはやはり危険が伴うので、ひとつひとつの動作を確実にこなせるよう、日々練習に励みたいと思います。来週もよろしくお願いします。
(受講生:T成)
N森先生の指導どうりにできず、登山教室の進行そのものを遅らせてしまっているなと感じています。またビレイは人の命を預かるものなので、しっかりマスターしたいと思います。引き続きご指導をお願い致します。
(受講生:M代)
岩場をイメージしながらロープワーク出来て、次回が楽しみになりました。ロープワークの『なぜこの結び方…』などの説明で納得感を得られました。しっかり練習し、実地で活かしたいとおもいます。ありがとうございました。
【日 時】2024年(令和6年)4月27日(土)
【参加者】K藤(記録・CL)、T谷(SL)、S藤、F田
【コースタイム】
6:30多賀町役場 →6:50 佐目自然公園駐車場 →7:00佐目自然公園登山口 424m →8:15 高室山登山口695m →8:30~8:55高室山818m → 9:05~9:15 倉骨山756m →9:30高室山 → 9:50 高室山登山口 →10: 50 佐目自然公園駐車場 →高畑山駐車場へ車移動
→11:10高畑山臨時駐車場 →12: 00~12:40高畑山(昼食) →13:20高畑山臨時駐車場
【内 容】
高室山はハイカーに人気の評判を聞いていたのと、GW初日で駐車場が満車となることを心配し早めのスタートとした。
多賀大社前の交差点より国道306号線を東に向かい佐目トンネル手前の佐目自然公園の駐車場に停めると、早過ぎたのか1台も停まってないことに驚く。最初そこそこ急な登りが続くが乗り切ってしまうと、あとは穏やかな山登り。心配した天候も山行日が近づくにつれ、降水確率が下がり決行して良かった。暑くもなく寒くもなく程よい。ほんのちょっと霧雨程度の雨粒を受けたが直ぐ止んだ。
展望が良いとの評判だったので期待大。 高室山の山頂からは御池岳、霊仙、竜ヶ岳などの山々が見れて360度の絶景。 カタクリの花が見られるとの情報があり倉骨山へ向かうが石だけだった。よくよく見るとカタクリの葉らしきものがあったので、これから咲くのかもしれない。下山途中で何組か登山者に出会ったが山頂では出会わなかった。山をバックに記念写真を撮れず、顔がデカいのばかり。
予定より1時間早く下山できたので車を移動し高畑山へ向かう。ミツマタ群生地で有名だが、山頂を目指す登山者は少ないようで、テープも少なく道が分かり辛かった。幾度が道迷いを繰り返し、昼に山頂に着いたが展望はなし。下りも道迷いを繰り返してミツマタ群生地に出たら、一安心。 結局、一人のハイカーにも出会わなかった。
道迷いで藪漕ぎをしたくなかったので周回コースとはせず、2座それぞれ登ったが、ちょうど気温で程良い疲れ、良い山行だった。
日時:2024年4月21日(日)8:30 ~ 15:00 曇り後雨
講師及びスタッフ:N森(山の会オフトレイル)、T内(山の会オフトレイル)、K口(滋賀山友会)、H谷川(滋賀山友会)、H本(ちごゆり)、M内(滋賀山友会)
受講生:N村、M代(滋賀山友会)、T成(滋賀山友会)、N堀(滋賀山友会、記録)
【報告】
4月10日のクライミング座学1で学んだ理論に基づいてロープワーク、ビレイデバイスの操作、セルフビレイ、懸垂下降について装備の仕方、手順を実践的に学んだ。
1. ロープのたたみ方。ロープは自分の肩に添わせるように掛け、自分の腕の長さを利用して長さを揃え最後は中心部に何度か巻き付けてループの中に末端を入れて処理する。ロープは50mあるので絡んで使えないという事態がないよう、迅速に的確にたたみ整えておく。
2. 登攀場所に着くと何より先にまずヘルメットを着用し落石等に備えることが大切。ハーネス装着後はロープをエイトノットに結びタイインポイントに下から通してフォロースルーで捻じれがないよう二重にする。体重をかけて一本ずつしっかりと締めることが重要。末端はオーバーハンドノットで処理し、結び目を密着させる。
3.クローブヒッチの練習。左右の手とカラビナのゲートの向き左右とで計4種類何度も練習した。親指を下にして奥のロープを掴むのがコツ。反対に親指を上向きにして奥のロープを掴むとムンターヒッチとなり、ビレイデバイスの代用にもなる。
4.学んだロープワークをセルフビレイ(安全確保)に応用する。まずスリングをガースヒッチで対象物に巻き付けるが強度低下を防ぐため、できるだけ折り返しの角度がないよう使用する。次にタイインポイントに装着してあるスリングでバックアップをとり、支点カラビナにメインロープをクローブヒッチで結び安全確保する。カラビナの安全環の締め忘れがないよう注意。またセルフビレイは落下時の衝撃を低減するため腰より上の支点にセットし、常にテンションをかけ張っておくこと。
5.ビレイデバイスの制動原理を理解した後、ビレイデバイスを利用して懸垂下降する手順を練習。ビレイデバイスはロープの屈曲と溝に食い込むときの摩擦力によりロープを制御。上下に引っ張ると摩擦力が最大でロープが止まり、カラビナで折り返されて平行になるとビレイデバイスがロープ上を滑り下降できる。まずバックアップとしてのストッパー(フリクションコード)のスペースを確保するため、スリングにオーバーハンドノットで結び目を作った箇所にカラビナを掛け、ビレイデバイスまでの距離を延長しておく。次にスリングでセルフビレイをセットし、メインロープを折り返して支点にかけ、ロープの末端の結束を必ず忘れずに行った後、投下。バックアップのフリクションコードをマッシャーでメインロープに巻き付けカラビナでビレイループにセットしてから、ビレイデバイスをセットし確実に制動するか確認。ロープを引いてロックした状態でセルフビレイを外し下降開始する。実際にバックアップとしてのフリクションコードがメインロープから両手が離れた状態でもどれくらい有効かぶら下がって体験し、また手で下にずらすことで下降を調整できることも確かめた。最後にアンカーへのカラビナの取り付けとしてマスターポイントのカラビナがスリングから外れるのを防止するため、スリングの片方を1回ひねり、もう片方のスリングと一緒にカラビナを掛ける流動分散方式も学んだ。
午後から小雨の中ではありましたが、東屋の梁をうまく活用してロープを張り、受講生4名に対して講師・スタッフの方々の方が多いという非常に贅沢な環境で熱くご指導いただいたことに感謝いたします。大変内容の濃い実技でした。
【一口感想】
〈講師・スタッフ〉
初級登山教室最初のクライミング実技は、覚えることも多く、すぐにスムーズにできるというわけにはいかないかもしれません。一つ一つ手順を分解しながら、ゆっくりでいいので何度もやってみてください。その際、機械的に結果を憶えるのではなく、意味を理解しながら頭に入れることが大切です。そうすれば、ど忘れしても手順をたどり直せる可能性が高くなります。実技を思い出しながら配布した資料を見返してみれば、実技前より納得できる部分も多いのではないかと思います。最後に一点、ロープの結束でも何でもそうですが、力を入れなければならない時は、手先だけでなく腕全体、体全体を使うことを心がけてください。(N森)
セルフビレイは基本中の基本です。取付きやピッチ終了点の現場で素早くできるよう練習を重ねてください。そのためにもエイトノット(八の字結び)とクローブヒッチは確実に身体で覚えることです。一つ一つ確実に身に着けることで安全で楽しい山行が広がります。(T内)
今回初めての実技という事で一番基礎となるロープワークでした。いくつか覚えれば良いのですが呼び名が複数あったり、上から下から右から左からと結び方が有り、また個々に覚え方が違ったり意外と覚えるのが大変だったりします。いずれにしても自分のスタイルを決めて、必ず正しく覚えるとにかく正しく。これを皆様にも守って頂きたいです。 (K口)
皆様1日お疲れ様でした。
今日はクライミングの基本的なシステムについての内容でしたが、本番では自分が登りかつ相方をビレイして行くことになります。なんとなくイメージはあるかも分かりませんが、わざわざロープで確保してもらいながら登るわけですからそれなりに危険な所を登ります。登り切った終了点やマルチピッチの各終了点などではけっしてほっと一息つける場所とは限りません。そして相方との信頼関係も必要です。完璧なシステムが出来上がっていても使う側が未熟であればとても危険です。時間はかかっても、例え忘れても何とか自力で正解を導き出せるように練習あるのみです。
どうか皆さん事故のないよう安全第一でお願いします。おそらく皆さん今現在クローブヒッチを忘れてできない方が多いと思います。せっかくなので少しお時間を使って頂いて何とか思い出して下さい。結びの形を思い出して下さい。宜しくお願いします。(H谷川)
〈受講生〉
クライミング実技一回目の講習に参加しました。色々なロープワークの意味を説明いただき、腑に落ちることが多々ありました。今後、実際の岩場で技術を使えるように、学んだことを研鑽していきたいです。 (M代)
初めての実技講習ということで少し不安もありましたが、小雨の中、講師の方々には、丁寧に指導していただきありがとうございました。ロープやカラビナの扱い方など、YouTubeなどではわからない細かい部分を教えていただき、大変役に立つ講習だったと思います。しかしながら、覚えることが多いので、身体だけではなく頭も柔らかくして、今後もがんばっていきたいと思います。来週もよろしくお願いします。(N村)
クローブヒッチを左右の手で何回も何回も練習して、右手では頭で考えてからではなく反射的に動けるようになりました。単に説明だけで進んでいくのではなく練習する時間をとってもらえるのは大変有難いです。次回以降もよろしくお願いします。(T成)
初めての実技を通じて、一つずつの操作、手順に二重、三重の安全確保の意味があり一瞬たりとも落下の危険がない状態を常に保つようシステムが構築されていることを実感しました。第一回の座学でスピード=安全という考えを教わりましたが、動作に無駄がなく緊張しても確実に操作がこなせることの必要性を感じました。(N
堀)
【実施日】2024年4月20日(土) 晴れ
【メンバー】N西(L・記録)、K原(CL)、Y村、Y森、T内、S井、M田、S古、F田、A成、Y田、I田、
N野、O本、S口
【コースタイム】
7:00JR野洲駅―三上神社―8:00東光寺岩梨山―石門―9:25天山(303m)―ややうみ坂―立石山(282m)―11:55タムシバ山(280m)(休憩)12:20―伊勢道峠―12:30古城山(259m)―
13:00城山(286m)―14:25福林寺摩崖仏―15:00JR野洲駅
標高差620m 距離17km
【感想】
少し汗ばむくらいの初夏の陽気で、気持ちよく希望が丘公園周辺の山々をハイキングできた。三上神社ではグリーンの池面に映る近江富士をきれいに見ることができだ。子取り狛犬と古代遺跡にも興味を持ってもらえた。東光寺岩梨山からはきれいに三上山を眺めることができ、希望が丘公園へ抜ける縦走路のミツバツツジも見ごろで、目を楽しませてくれた。低山ハイキングにもってこいの季節だ。石門をくぐり抜けて花緑公園駐車場に出た。1か月ほど前は工事中であった希望が丘公園はきれいに整備され、色とりどりのシャクナゲが咲き誇っていた。
天山への登山道もツツジがきれいで、登山口から約30分で山頂に到着、天気に恵まれ展望も申し分ない。天山から150m程下り、希望が丘公園のアスファルト道に出て、荒川谷源流添いから立石山へ向かう。途中「のどの千軒遺跡」がある。老話は諸説あるようで歴史ロマンを感じられる。立石山付近はその昔、千軒の家屋市井を成して繁盛しており、昭和30年頃まで屋敷跡や墓石などが散在していたようだ。カエルの鳴き声と、生い茂ったウラジロの芽がまるで恐竜のようで、ジュラシックパークの雰囲気を楽しむことができた。(私だけかもしれないが。)のどの千軒からの急勾配の坂は「ややうみ坂」とよばれている。昭和30年以前、大篠原の女性は、家庭用の燃料として薪を取りに急坂を何回も上っていたようだ。その辛抱強さと苦労からその名がついたようだ。改めて昔の人は強かった。ややうみ坂を登り切って立石山を通過し、予定通りお昼にタムシバ山に到着。歩き始めて5時間、ここで昼休憩とした。K原さんに登山の持ち物や、靴ひもの結び方など基本的なことを教えていただいた。
伊勢道を通って10分程度で古城山へ到着。伊勢道峠は大篠原の人たちが、明治以前、お伊勢参りの参道として利用した間道のようだ。馬淵氏によって築かれた岩倉城跡があり、今も石垣が残っている。中央には桜本池があり水が湛えている。城好きなら、堀切、郭、土塁などがイメージできるのではないだろうか。本日、最後のお山である城跡山頂に行くには、ロープが取り付けてある石垣を登らなければならない。一見すると、今からここを登るのか~と心が萎えそうになるが、見た目ほどきつくはない。ロープに頼らなくても登れる程度の石垣だ。山頂は開けて展望も最高だ。標高280mとは思えない景色を堪能することができる。最後にこの景色を眺めることができ、皆さんに満足していただけてよかった。
城山東枯沢登山口に下山し、希望が丘公園西ゲートに向かう。急に陽射しが強く感じられた。帰りに福林時摩崖仏に寄ってJR野洲駅で解散した。最後までお天気に恵まれ、約17kmの行程を安全に楽しくハイキングできてよかった。
【日 時】2024年(令和6年)4月12日(金)
【参加者】H谷川
【コースタイム】
裏道登山口7:10---藤内小屋7:40---ヴィラフェラータ取付8:10---中登山道7合目9:35---富士見岩10:00---国見峠11:05---藤内小屋12:00---裏道登山口12:30
【内 容】
行きたくてもなかなか行けなかったヴィラフェラータに行ってきました。
混雑を避けるため平日に計画、仕事が休めるかも前日の夕方までわからないので誰も誘えず結局禁断のソロで。
クライミングの装備まではいらないが人によってはとても怖いとか怖くないとか(笑)
まずは登山道からの入り口で迷ったがなんとか無事に取付きについた。いきなり1か所目から岩が濡れていて少しビビりましたが、そこからはしっかり乾い ていた。本コースやら別のクライミングのルートやら混在しているのでしっかり道を見極めながら慎重に進むと意外にもあっさりコースをクリアできた。最後の難関とされる壁は写真で見るより角度はなくクライミングの経験者なら苦労はしないが未経験なら少してこずると思う。もし行けれる方がいるなら経験者とともに確保をしてもらいながらをおすすめします。ちなみに山頂のレストランが閉まっていたので名物のカレーうどんは食べられなかった(涙)(H谷川)
~ 見張山、木々がなければ見通し良し。武士の時代の見張山 ~
【日 時】2024年(令和6年)4月11日(木)
【天 気】曇り時々晴れ、所により風やや強し
【参加者】Y森(CL) S口(記録)、N野、K川、Hまの5人
【データ】距離10.1K 累積標高差735m 行動時間約6時間30分
【コースタイム】
9:00近江高島駅発→9:25大炊神社→10:00白坂手前大灯籠10:07→10:33岳観音跡→11:15岳山(565m) →12:00オーム岩(昼食休憩)12:35→12:45鳥越峰(702m)12:50→14:08見張山(517.1m)14:21→14:32鉄塔展望台で休憩14:42→(打下城跡見学なし)→15:24神社前公園着(駅まで300m地点)
【内 容】
2024年1月に放送されたBS朝日の番組「そこに山があるから」で「見張山」を放送していた。その時、見張山山頂の場所に疑問(鉄塔広場が、さも見張山山頂であるような放送内容)が残り、確認したいという気持ちが沸き今回、行ってきました。見張山山頂は別にあり鉄塔のところではありませんでした。 (ここまで、記Y森)
久しぶりの山行で解き放たれた思いで近江高島駅に降り立つ。少し肌寒いがこれくらいが心地よい。一般道を進むとひっそりと風情のある大炊神社と長谷寺がとなりあって建立されており、そこから登り始める。番組で女優の本上まなみさんが歩いた道をたどると思うとちょっと嬉しいミーハー気分だ。
登り始めてシダ(ウラジロ)の多さに驚く。山道にも張り出していてチクチクする。身体も温まってきたところで、白坂手前大灯篭に着く。振り返れば4mはあろうかと思う灯篭越しに琵琶湖が望め、すばらしい景色だ。本上さんは日本庭園みたいと言っていた気がする。
さらに進むと、白い花崗岩でできたザレ場が出てきた。本上さんとガイドさんがアイゼンとヘルメットを装着してトレーニングと称して登っていた「白坂」だ。アイゼンは持参していないが、少し登ってみた。傾斜もきつく、地盤は固いが表面はザラザラで登れたものではなかったが、木々の緑と白いザレのコントラストは面白いと感じた。
次の絶景ポイントである大きなオウム岩の上で景色を楽しみながらの昼食とした。そして一番の目的地である見張山までは決して急登ではなかったが、倒木の多さに驚いた。跨いだりくぐったりを繰り返す上に、迂回を余儀なくされること度々。踏みあとも乏しいのでルートを見失いそうになる。台風被害の修復はなかなか進んでいないようだ。頂上から周りを見渡すと、今は木が生い茂っているが木々の合間からわずかに景色が見える。北に安曇川の水田や集落、東に琵琶湖と向こう岸(彦根方面か)まで。なるほど「見張り」には相応しい場所であったのかもしれない。
その後鉄塔展望台でもう一度琵琶湖を見下ろし、ぽっかり浮かぶ沖島を眺めてから、下山。最後の休憩をした神社前公園の桜はまだまだ満開で迎えてくれて、ほっこりとした気持ちで帰路に就いた。古くから信仰の山といわれる今回のコースは灯篭や石像が多く見られ、琵琶湖も望めた。滋賀ってなんていいところなんでしょうと思わずにいられません。(記 S口)
【日時】 2024年4月2日(火)
【天気】 晴れ、風
【参加者】K本、他1名
【コースタイム】
天女山ゲート登山口6:30~天女山7:00~天ノ河原7:30~前三ツ頭10:30~三ツ頭11:30~権現岳13:15~三ツ頭14:20~前三ツ頭14:50~天ノ河原16:10~天女山16:30~天女山ゲート16:45
【活動内容】
3月下旬に行くつもりが、晴れでなく強風のため延期。
4月、お休みの前日、車の点検でノーマルタイヤに変えた後、夕方、北杜市に移動した。滋賀から北杜市まで移動時間が、休憩を入れて5時間。
翌朝、富士山がどーんと見えた時、山梨県であることを忘れて、サイズの大きさにびっくりした。
相棒が八ヶ岳を見て、この時期にしては雪が少ないね‥。変わりやすいお天気が続きましたよね。
ゲート前で6台ほどの駐車場に一番乗りして、計4台。平日、空きがまだあった。
雪山靴、ストックを装備して出発。
ゲートから天女山駐車場までの車道が続いている。雪がないのに、まだ通行止め。ゲートから森の中を歩いて行かないといけない。
天女山から雪が続く。泥のないガリガリシャーベット。これは雪山靴だけで踏み抜きもしないので助かる。前三ツ頭付近から更に急登になり、凍結があるため、アイゼンを装着した。足が重く、登りがしっかりと気楽になった。尾根で早めの昼御飯をした。天の河原で見えていた富士山は黄砂のせいか見えなくなった。前三ツ頭で再び少し休憩をした。三ツ頭を経て、もう一人が早くも下山中にすれ違いした。山頂の手前、冬季トラバースがある。夏季鎖のあった道ではない。片足分の幅狭いトラバースを、ピッケルを立てて何とか通過した。
山頂に着いて、八ヶ岳連峰、鳳凰山から甲斐駒ヶ岳の南アルプスをゆっくり眺めたが、長居せずに下山開始した。三ツ頭辺りから前三ツ頭まで強風が出て、時折煽られそうにしっかりと歩いて、森林限界に入った。そこから登りと同じように暑くなってしまった。
下山の後、温泉へ。翌日出勤のため眠気と闘って休憩しながら帰宅した。
後日、雪山靴のアウトソール剥がれに気がつき、修理に出しました。
念のために、登山時、テープもお守りにリュックに持参して幸いでした。
【実施日】 2024年4月1日 晴れ、風強し
【メンバー】Ts本、K澤、M田、Hま
【コースタイム】
鞍掛トンネル東口(07:45)・・・コグルミ谷登山口(07:55)・・・カタクリ峠(09:00)[休憩10分]・・・真ノ谷分岐(09:30)・・・御池岳(丸山)(10:05)[休憩5分]・・・奥ノ平(10:25)・・・ボタンブチ(10:35)・・・御池岳(丸山)(10:55)・・・[途中休憩15分]・・・真ノ池(11:25)・・・元池(11:35)・・・鈴北岳(11:45)・・・鈴ヶ岳(12:20)[休憩5分]・・・鈴北岳(13:05)・・・鞍掛峠(13:45)・・・鞍掛トンネル東口(14:05)
【報告と感想】
久しぶりに好天の予報となった4月の初日、御池岳山行に出かけた。まだ雪が残っているかと心配していたがほとんど無くなっていて、春らしい山歩きとなった。
鞍掛トンネル東口の駐車場に朝7時半ごろついたが、すでに10数台の車が停まっていて、春を待ちかねて出かけてきた人も多いと推測された。身支度を整えて、7:45頃出発。コグルミ谷登山口まで10分あまり、そこから登山道に入る。コグルミ谷登山道は滑りやすいかと思っていたが、しっかりしていて歩きやすかった。歩き始めて20分ほどで息が上がってきて、衣服を調整する。谷を抜けるとつづら折りの急登。登山口から1時間ほどでカタクリ峠についた。途中風が吹いてきて少し肌寒いと思われたが、日差しもあって峠では意外と暖かく、軽食をとって小休止。まだ木々の葉が出る前なので、見通しもよく日当たりも良い。
カタクリ峠からは稜線を歩いて七合目。稜線を回り込んで真の谷分岐の八合目へと進んでいくと目の前に御池岳(丸山)が迫ってくる。御池岳分岐から谷筋を離れて山頂をめざす。ここの登山道は途中に数カ所雪渓が残っていて、溶けた水が登山道をぬかるみにしている。九合目を過ぎ、踏み抜きに注意しながら雪渓を登って御池岳山頂に到着。カタクリ峠から1時間ほどだった。晴天の山頂からはいなべの町や養老山地、北の霊仙山、伊吹山などもよく見え、鈴鹿の最高峰の景観を楽しむことができた。
昼食には早いので、テーブルランドの散策。奥ノ平からボタン淵、天狗の鼻と回って、再度山頂に戻り、鈴北岳をめざす。この頃からしだいに風が強くなってきたので、日本庭園の手前の山陰で昼食休憩を取る。
昼食後真の池や元池などを見ながら鈴北岳へ、山頂はかなりの強風。まだ時間も早いことから鈴が岳に向かう。他の登山者からも鈴が岳の福寿草が満開との話。一旦150メートルほど下って100メートルほど登り返すのだが、鈴が岳を目の前にして[あそこを登るのか]とため息。しかし、途中まで登った所で数株の福寿草を岩陰に発見し、大歓声。その後も登るにつれて福寿草の群落が現れ、山頂付近では花をまき散らしたように、今が盛りとたくさん咲いていた。しばし花を愛でながら写真を撮って休憩。再び鈴北岳へと引き返す。
鈴北岳からの下山道は稜線を見通すことができる眺めの良い道。しかし、西からの風はますます強くなってきて、下るにつれて吹き飛ばされそうになる。40分ほどで鞍掛峠のお地蔵さんへ。そこから細いトラバース道で駐車場へと戻る。
残雪の時期を終えて、これから春本番へと装いを変えはじめた御池岳。広々としたテーブルランドの景観と展望、春の先駆けの福寿草を堪能した楽しい山行だった。