個人山行 雪の野坂岳

【日 時】 2024年2月13日(火) 天気 快晴

 

【参加者】 Ts本、Hま、N堀、K藤

 

【コースタイム】

いこいの森駐車場(08:20)・・・野坂山登山口(08:20)・・・尾根道との分岐(09:35)[休憩5分]・・・一の岳(10:00)・・・野坂岳山頂(10:55)[休憩1:15分]・・・一の岳(12:40)・・・尾根道との分岐(13:05)[休憩5分]・・・いこいの森駐車場(13:40)

 

【報 告】

 2月だが少し暖かい日も出てきた快晴の13日、敦賀市の野坂岳に登った。野坂いこいの森の登山口駐車場には全く雪は無く、朝の日差しの中を登り始める。しばらく川沿いの濡れた登山道を登っていくと、ぼちぼちと雪が見えてきて、標高500メートルあたりからすっかり雪道になった。ここでアイゼンを装着。

 雪はだんだんと深くなってくるが、トレースはしっかりしていて歩きやすい。一ノ岳あたりで50~60㎝くらいの積雪か。一ノ岳からは敦賀市内や正面に白山が展望できる。さらに歩きやすい尾根道を二ノ岳を過ぎ、急登にさしかかって「あれが頂上か」と思ったら三ノ岳。そこからもう一登りして、避難小屋、山頂へと到着した。山頂は360度のパノラマ。北に西方が岳・敦賀湾と敦賀の町並み、東に白山と福井の山々、その右に金糞山などの湖北の山々、南に琵琶湖と赤坂山などの野坂山地から比良山などが遠望できた。快晴の空の青と山頂の白い雪、間に見える大展望に思わず歓声が上がった。

 避難小屋で昼食を食べてから、せっかくワカンを持ってきたので、ワカン歩行の練習。ワカンで他方の足を踏まないようにペンギンのような足取りで足跡のない雪の上を歩く。雪が締まっているので、10㎝ほどしか沈まない。山頂周辺を歩き回って、雪上に倒れ込み手をバタバタとさせて「スノーエンジェル」ができたと大喜び。きれいに積もっていた雪原を足跡だらけにして、下山開始。

 

 下りもトレースが締まっていたので、ほとんど踏み抜くこともなく、スムーズに進む。尾根道と谷道の分岐を尾根道に降りると雪が溶けてベトベトの泥まじりの道。滑って転ばないように気をつけて歩いたがHまさんが尻もち。上の電波塔の付近でアイゼンを外し、登りの登山道に合流。まもなく登山口に到着した。歩いている間じゅう涼しい風が吹き、雪山と思えないような快適な山行になった。帰りの車窓の風景はまるで春の陽気だった。