オールラウンド部例会~白峰三山~

山域:南アルプス白峰三山縦走

メンバー:F井、K藤、T中

工程:8月11日~13日

 11日(金)晴 山行2時間48分 休憩27分 行動時間3時間15分

    広河原10:20-10:51白根御池分岐11:04ー11:34第一ベンチ1140-12:15第二ベンチ12:21-13:35白根御池小屋(テント泊)

 12日(土)晴のち曇り 山行7時間52分 休憩2時間8分 行動時間10時間0分

    白根御池小屋4:51-6:30草すべり分岐6:40-7:02小太郎尾根分岐7:21-7:52北岳肩の小屋8:06-8:56北岳9:31-

    9:59吊尾根分岐-10:47北岳山荘11:00-11:50中白根山12:00-13:20間ノ岳13:32-14:51農鳥小屋(テント泊)

 13日(日)晴のち曇り 山行8時間25分 休憩1時間33分 行動時間9時間58

    農鳥小屋4:34-5:59西農鳥岳-6:42農鳥岳7:03-7:38大門沢下降点7:53-10:44大門沢小屋12:29-12:59

 

    早川水系発電所取水口ー14:02森山橋-13:32第1発電所バス停

 台風7号が南海上に発生し13日にその影響で風雨がかなり強まると予想された為、決行するか判断が難しかった。毎日の台風情報に注視していると進路は予想より徐々に西の方へ行く傾向がある為、決行を決めた。でも、3000m上空の風速は15m位予想された為、2日目の状況により北岳から農鳥へ向かわずに広河原に下山することにしよう。

 3時に自宅を出発し、F井さんの待合わせ場所に向かうが約束時間を過ぎてもF井さんが来ない。どうしたのか?寝過ごしたらしい。八日市でK藤さんを拾って高速を走る。今日からお盆休まで大型連休の為、車両が多く渋滞があれば、芦安駐車場発10時のバスに間に合うのか心配。しかし、渋滞もなく芦安駐車場に9時過ぎ到着。バスに乗らずにジャンボタクシーに乗り予定より早く広河原に到着。

 広河原山荘は新しくバス停付近に新築移転されていた。吊橋を渡り、いきなり始まる急登をゆっくり登る。3日分の荷物が肩に食い込む。ゆっくりでもいいので50分くらいは歩き続けてペースをつかむことが2日以降の為に重要。何とか登りを耐えて、御池小屋に到着。着くと荷揚げのヘリが来るためテントを張るの1時間位小屋の中で待つ。

 2日目は3時に起床。快晴で風もない。しかし、今夜のテント場となる農鳥小屋には天水しかない(地図には往復30分の水場があるが現在は枯れているのか?)ため、今夜と明日の食事用の水と行動用の水として5L、F井さんと僕に分けて持つことにした。昨日よりさらに重くなったザックを背負い、草すべりの急登を黙々と登る。小太郎尾根に出ると漸く北岳山頂が見えた。心配したような風は稜線にでてもなく台風の影響は全く無かった。

稜線上をゆっくり登るが、数年前、キタダケソウを見にきた7月初旬の時より花はかなり少ない。ザックの重さもあり花を撮る気が起こらず、結局3日間で花の写真は撮らず、3日目の大門沢小屋からの下りで少し撮っただけだ。

 北岳肩の小屋で1L200円で水を少し補給する。そして北岳山頂に到着。360度の展望を楽しむ。しかし、次に登る間ノ岳がどっかり正面に立ちはだかる。さらに今日のテント場の農鳥小屋はその向こうで未だ々だ。八本歯への分岐を通り過ぎた。以前(7月初旬)はこの辺にハクサンイチゲがたくさん咲いていたが既に終わっていた。北岳山荘に着き、ドコモの電波が繋がったので台風情報を調べた。紀伊半島の方へ向かっていて、スピードも遅いままのようで、明日も余り台風の影響は少ないと思われた。ただし、台風の東側の雨雲が気になる。小屋の方に聞くと明日の昼頃から雨が予想されるとのこと。それらの判断から予定通り農鳥に向かうことにする。

 また、農鳥小屋の方から来られた方に天水の有無や小屋のトイレ状況を聞くとかなり酷いらしい。(今年は農鳥小屋は営業されていない)重い腰をあげて間ノ岳へ登り始める。徐々に雲が出てきた中、肩に食い込むザックの耐えながら徐々に高度をあげる。北岳と間ノ岳の標高差は3mしかない。

山頂が見えるようになる頃ライチョウの親と5匹の子供のお出迎えを受ける。山頂付近はガスがかかりライチョウが出てきたようだ。すれ違った方の情報によるとこの辺りは毎年ライチョウがいるとのこと。ガスの中、間ノ岳山頂に着いてた。今日の登りはこれで終わり、後はテント場まで下るだけだと思うと肩に食い込むザックの重さも少しは楽に感じる。足元に気を配りながら長い下りを耐え、農鳥小屋に到着。早々テントを張る。疲れたので夕食までの時間をテントの中で仮眠する。

 今回は軽量化の為、全てアルファ米の白米や五目ごはんなどにしたので食事の楽しみは全くない。疲れの為、まだ6時だがテントに入って目を閉じると雨がふりだした。明日の天気が心配だ。雨は直ぐにあがり、3日目の朝も快晴だった。風は少し出ていた程度だったが、テントの中でお湯を沸かして朝食にする。御来光も期待できるほど快晴だったが、陽の登るところだけ分厚い雲に阻まれていた。西農鳥への登りの途中に素晴らしい御来光が見えるはずだが、雲は徐々に厚みを増しあたり全体が明るくなってから雲の上から陽がでて、廻りの山の朝焼けを少しだけ楽しめた。

 今日は5Lの水が無い分ザックが軽く、難なく山頂に到着。振り返ると間ノ岳とその右に北岳、左に仙丈ヶ岳。南に目を向けると塩見岳から南へ続く3000mの峰々が見渡せた。一旦下り、少し危険な岩稜地帯を慎重にあるくと農鳥岳に着いた。再び360度の展望を楽しむ。上空は少し雲が出てきたが未だ雨の心配もなく風も弱いままだ。下を見ると大門沢へ降りる分岐点も見えた。最後の記念写真をとって下る。

 分岐点から大門沢に降りるが激下りの道が延々と続く。沢の音が聞こえるようになったが激下りは続く。沢にでてタオルを濡らして3日ぶりに顔をあらった。これから、沢沿いに緩い下りだと思ったけど、急な下りは大門沢小屋まで続いた。奈良田第1発電所から広河原行きのバスの時間を気にしながら降りたがゆっくり間に合いそうなので大休止。持ってきた梨を剥いて食べる。バス停までまだ3時間かかるので、気合を入れて下る。途中の急な下りでF井さんが足を滑らせて2,3回回転しながら転落。幸い怪我はなく良かった。

 地図の林道が始まる手前から林道工事が始めっていて、アップダウンの迂回路に疲れる。工事中の林道に出てやれやれ林道の始まりかと思うと林道は工事中の為か通らせてくれず登山道へ迂回させられた。林道にでるとバスの時間が気になり小走りに下山。結局、バスの時間の1時間前にバス停に到着し皆、無事下山の喜びに浸る。

 記録を書くため間ノ岳は日本何番目の標高なのか調べたところ奥穂高岳と同じ高さ3,190mで3位だった。さらに少しネットで調べると、2020年あるテレビの番組で奥穂高岳の標高を再測量したところ3,191mと計測された。結果、3位が奥穂高岳、4位が間ノ岳が正解のようです。

 

(感想)

K藤:北岳、間ノ岳、西農鳥、農鳥岳を縦走する計画に参加させて頂きました。台風7号の動向を気にしながら出発となり、北岳を登頂したら下山の可能性も考えられましたので、ずっと天候変化の不安がありました。しかし雨に降られることもなく稜線上で強い風が吹くこともなく、眺望を楽しむ事が出来ました。私にとっては超久々のテント泊で体力的に厳しいものがありコースタイム遅れご迷惑おかけしました。T中さんF井さんに凄く凄く助けて頂き、予定ルートを踏破できたこと感謝しております。

 富士山が見えたこと、雷鳥親子が砂浴びしている所に遭遇できたこと、アルプスの山々をガスに邪魔される事なく、くっきり見られたこと幸せな時間でした。下山ルートは長くて疲労困憊しましたが、帰りのバスまで天気がもってくれたことラッキーでした。素晴らしい山計画の立案と細やかなサポートとアドバイス頂いた田中さんに感謝。ご一緒頂き優しくサポートしてくださった福井さんに感謝。有意義な3日間でした。

 

F井:6~7年前になりますが同じルートを挑戦した事があります。まだ駆け出しの頃で色々と行ってみたい頃の話です。力量に会わず3人パーテイでしたが、私のみ敗退した経緯があります。何時か挑戦したいという気持ちはありましたが、今回絶好の機会と思い参加致しました。前回の挑戦時より体力もかなり落ちていますが、使い物になったようです。パーテイにも恵まれ3000メートル級を4座制覇できたことは今後の自信につながると思いました。展望もしっかり写真に撮る事が出来大満足でした。リーダーのT中さんには、テントの事食事あらゆるサポートをいただけたこと感謝しております。