個人山行 燕岳(~常念岳・蝶ヶ岳)

 [日程]2023. 7.3~4 晴れ

[メンバー]T本 K川 Y口 I野

 

(1日目) 4::00大津京4→9:45中房温泉登山口→10:25第1ベンチ-→11:05第2ベンチ→11:40第3ベンチ11:47→

     12:25富士見ベンチ12:50→13:20合戦小屋13:35→15:00燕山荘15:30→16:00燕岳16:10→燕山荘16:35

(2日目)  6:30燕山荘-→7:10合戦小屋 7:20-→8:00第3ベンチ8:10-→8:25第2ベンチ8:30→8:50第1ベンチ9:10→

    中房温泉登山口 9:40 

 

  (1日目)

 梅雨の合間の晴れの3日間、燕・常念・蝶の縦走に参加した。午前 9時に第2駐車場に到着。6割程度入っている。準備して進む。中房・燕岳登山口から合戦尾根の樹林帯の急登が連続する道をジグザグに登る。第1・2ベンチは休まず通過、第3ベンチ・富士見ベンチで休む。第3ベンチ~富士見ベンチ間がきつい。花崗岩が現れ始め、売店のある合戦小屋に出る。夢に見たスイカを食す。甘く冷たく美味しい。

 

もうひと登りして森林限界を越え、合戦沢ノ頭から槍、燕岳が見える。登山道も緩まり花崗岩の砂利になり、ゴゼンタチバナやミヤマキンポウゲを観ながら進むと燕山荘に着く。チェックインしてザックを置ろし、サブザックを担いで山荘を後にする。稜線の道を進み、燕岳に向かう。砂礫の中にコマクサが咲いている。様々な形をした花崗岩を抜けて燕岳山頂に到着。槍・穂高連峰を始め、裏銀座の峰々や立山連峰など北アルプスの峰々の素晴らしい展望が広がる。振り返れば、緑と突き出した岩々の間の白い砂礫の道の先に、赤い屋根の燕山荘が要塞のようにそびえる。私の中の、夏の北アルプのベストオブベスト。往路を戻り、山荘前のベンチでビール。少し貧血気味になるが、ザックを整理し着替えて食事に行く。少し食すが残す。移動した先で貧血で立てなくなり、小屋の人にその場で横になるように言われて布団をかけてもらう。

結局、小屋の人たちに寝床に運んでもらい寝る。

 

(2日目)

 目覚めると回復しているような気がするが、大事を取って下山することになる。朝食を取り、同行者や小屋の方々にお詫びお礼を言って山荘を後にする。行く予定だった大天井岳槍ヶ岳常念岳方面という標識を横目に、もう一度写真撮影。戻りは早くどんどん高度を下げて行く。慎重に多めの休息を取って、たくさんの登って来る方々とすれ違う。人気の山の証。下山する。第2駐車場は溢れた車が道に停まっている。帰路、温泉に入り、お土産を買い蕎麦を食べ、無事帰宅。悔いが残る敗退記となった。皆様には感謝しかない二日間でした

 

 

【一口感想】 

貴重な梅雨の晴れ間、有名な燕の急登に取り付く。登山道や休憩ベンチが整備されていて、体はしんどいが登りやすい登山道だった。登山道での涼しい風と合戦小屋のスイカは絶品、疲れた体に染みわたり元気が出た。燕山荘でチェックインをして山頂往復。たくさんのコマクサが咲き景色に彩りを添えていた。自分には45年ぶりの絶景-覚えていなかったからか感動はとても新鮮だった。同様に小屋前でのビールは最高・至福のひとときだった。小屋の宿泊料は上がったが食事はとても美味しく豪華。二日目すれ違う人の多さにびっくり・・・平日なのにこの人気!。今回は事情でピストンとなったが、パノラマ縦走を次の楽しみにしたい。                                             T本

 

 

ある本に「燕岳は北アルプスの初心者向けの山」と書いてありましたが、決してそんなことはありません。合戦尾根はハードなコースです。機会があればもう一度のぼってみたい素敵な山です。

今回の山行では、特に二日目の朝に見た雲海と朝焼けが印象に残っています。一緒に登った仲間に感謝します。 Y口

 

燕岳は、今回で5回目です。いつ来てもエレガントな山容に感動します。一番最初は、山友会のバスハイクで。それから山に魅了され続けて30年近く経ちます。合戦尾根、しんどかった。合戦小屋で初めてスイカを頂きました。最高のお天気に恵まれて感謝です。今回縦走は断念しましたが、「又、おいで」っていう事だと思って次回にお楽しみはとっておきます。コマクサが群生する燕岳。燕山荘からの素晴らしい眺望。雲海の浮かぶ日の出と日の出前の輝く満月、そして朝日に照らされた槍ヶ岳。全てが感動で、もう何も言うことはありません。素晴らしかったです。皆様に感謝します。 K川