個人山行 金毘羅山Y懸尾根岩トレーニング

 2023年6月25日(日)晴れ

【メンバー】K口(L)、Y岡、S口、N西(感想)

 

 9:30江文神社―Y懸尾根ー13:30江文神社

 

 

  金毘羅山Y懸尾根で岩トレをしていただいた。4人の中で岩場が苦手なのは私だ。山友会に入会して1年目にもY懸尾根で岩トレをしていただいた。怖かった記憶が残っているが、そのお陰で沢登り、北アルプスの山々にも行くことができた。今日も北アルプスの山にチャレンジするためのトレーニングだ。

 Y懸尾根の取りつきから登り始めるが、久しぶりの岩登りの感覚にびびって足が震える。若干冷や汗が出てきた。こんなことで北アルプスに行けるのか。落ち着けと自分に言い聞かせる。下から見ると足場も掴むところもありそうに見えるが、いざ登り始めるとどこに足を置いていいのか迷い焦る。岩にしがみついてなかなか離れられない。「蟻の塔渡りを思い出すわ~。」という声が下から聴こえてきた。空耳ではないだろう(^^;) 下から足の置き場をアドバイスしてもらい何とか登り切ったが、先が思いやられる(^^;)他の3名はスムーズに登られる。特に男性は体が大きいので、私が必死で足の置き場を探していたようなところもスイスイと登られる。

 岩稜にロープを張っていただき、簡易ハーネスで確保して2往復上り下りを練習する。ロープには頼らず自力で登る練習をする。ロープがあることで安心感はあるが、やはり高度が上がると怖い。足場が見えないので腕の力で登ってしまっている。自分の身体を上げるのがとてもしんどくて息があがる。疲れてくると集中力も欠け、腕にも力が入らなくなり、三点確保も忘れてしまいそうになるので要注意だ。他の3名がそんなに疲れていないように見えるのは、腕の力ではなく足で踏み込んで登っているからだろう。腕に頼りすぎてはいけない。

 昼休憩後は、Y懸尾根頭直下の岩稜でロープを張って登りの練習をする。しっかり掴める岩があると、どうしても腕の力で身体を引っ張り上げて登ってしまう。足の力で登るようにとアドバイスしていただき、それから足を使うように意識をしたら、だいぶんらくになった。岩稜が長いと腕の力だけで登ろうとすると体力を消耗してしまうので、足を使って登らなければいけないことがよくわかった。

 岩登りは年齢は関係ないだろう。岩場が好きで、経験と知識のあることが一番のような気がする。私は岩場は苦手だが、少しも経験を積んで安全に登れるようになりたいと思う。そして、そこを登った人しか見ることができない景色を見れたらいいなと思います。重いロープを持ってきていただき、安全に登れるように指導していただき、本当にありがとうございました。