
日 時:2020年11月11日(水) <歩行距離20㎞、累計登り3.6㎞、歩行時間7.5時間>
行 程:7:00 大杉谷登山口 - 8:40 千尋滝 - 9:10 シシ淵 9:40 - 10:00 平等嵓吊橋 -
10:40 桃ノ木小屋 - 11:10 七ツ釜滝 - 11:50 光滝 12:40 - ここからピストンで下山-
16:30 大杉谷登山口
報 告:田中博之(ソロ)

関西の秘境と言われる大杉谷の渓谷を、紅葉を楽しみながら歩いてきました。今回は時間を決めて行けるところまでのピストンとしました。
Q:山道具は何を用意すればいいの?

A:登山靴、ザック、レインコートは必須と言われますが、あればいいものは他にもたくさんあります。地図やコンパスもそのひとつ。
山地図の見方、コンパスの使い方も山友会のメンバーからいつでも教えてもらえます。大杉谷登山道は一本道なのでコンパスを
使うことはありませんでしたが、地図を見ながら今どこで、この先どこまで行けるかを絶えず確認して歩きました。あと、登山届もとて
も大切です。山友会では集団登山でもソロでも提出しますが、とくにソロの場合は万一の場合に提出と未提出では色々なことが
大きく違ってきますので必須です。今回の大杉谷個人山行も桃ノ木小屋までのピストンで登山届を提出しましたが、計画より早く
着いたので、さらに奥の光滝まで行きました。この部分は登山届には記載していなかったので少し反省です。計画の変更が予想さ
れる場合はコース変更の可能性の有無も書いた方がより安全ですね。
Q:山岳事故や遭難をよくニュースで見るので心配?

A:山の高い低いにかかわらず転倒、滑落、遭難などのリスクは必ずあります。例会登山は下見などを行った上で開催されるので
前もっ情報を共有し、より安全な登山が実現できます。大杉谷も鎖を掴みながら歩く箇所も多くありますが、経験者の誘導でスリル
や緊張感を味わいながらも楽しく歩けるでしょう。ただ、渓谷歩きは山頂を目指す登山とはちょっと違った感じで、細かな登りと下りの
連続でした。そのため光滝からの復路も帰路と同じくらい体力が必要でしたが、大きな滝を見ながら、長いつり橋をたくさん渡りながら、
綺麗な紅葉に癒されながら歩けたので良かったです。
Q:登山時のコロナ対策は?
A:これは新しい課題です。山を歩くことは大自然の中で人との接触もなく感染リスクは極めて低いですが、電車や車でのアクセス、山小屋や休憩所での3密
など日常と同じ注意が必要でしょう。しかし登山をすることで心身のリフレッシュとなり対コロナ対策のひとつの方法かもしれませんね。平日の大杉谷はほとんど人に
会うこともなく、コロナからも現世からも逃避できました。
Q:会員同士の交流はあるの?

A:やはり一緒に山に登ることが一番の交流でしょう。今回の大杉谷では登山口あたりの紅葉はまだ浅く、少し早いのかなぁと
思いながら、渓谷を奥へ奥へと踏み入れるにつれ山々は錦繍を纏い、遥か天上から舞い落ちるいくつもの滝、躍動的な渓流の
流れ、吸い込まれそうな深いコバルト色をした水面が、行けども行けども尽きることなく続いていました。この景色この感動を人に
伝えたい、また仲間と歩きたい、そう思うことで山友会は繋がっていると思います。
