湖北 土蔵岳

日   程: 2018年9月17日(月・祝)

天   候: 晴れ時々曇り

参 加 者: M田、M内(SL)、Y田、A井、K内(CL,記録)

コースタイム

9/16(日)坂本大宮川観光駐車場16:00→(湖西バイパス)→18:00木之本周辺(テント泊)

9/17(月・祝)7:00土倉谷出合(土倉鉱山跡の看板あり)駐車~(・937の尾根)~9:15標高800m付近大ぶな~・937付近~13:00土蔵岳~(・572の尾根)~16:30土倉林道~17:00土倉谷出合(車)17:10→19:30大宮川観光駐車場(解散)

 

土蔵岳ルート図
土蔵岳ルート図

記録

 台風21号の強風による倒木は湖北でも多く、国道303号線は登山予定日の2日前でも不通。林道の様子は地元の人でもつかめていないと長浜市の担当者の返事。何とかぎりぎりでR303の倒木撤去が終わり、おそるおそる登山口へ向かう。(土倉谷出合まで倒木なし)土倉鉱山跡の看板付近に駐車、そこから尾根に取りついたが、標高600m付近までの植林地の中はやはり倒木が多く、くぐったり登ったりに時間がかかった。そのあと・937付近までは雑木林の中の登りで、倒木もほとんどなく快適に進んだ。

 前回の下見で・937は藪だと分かっていたので、県境尾根西側のぶな林の中に降りて尾根に沿って進む。けもの道を少し広くしたくらいの踏み跡があるので、それを上手にたどれば楽に歩ける。・937から土蔵岳までに900mを越えるピークがいくつかあるが、東側の林道の終点から伸びる谷の鞍部より北は、ほぼ県境沿いの尾根を歩ける。

 土蔵岳山頂はぶなの木に小さな木製の文字の消えかかった看板が下がっているだけ。みんなでぶなに登ってそれぞれのポーズで記念撮影。下りが残っている不安を忘れて、6時間の登りの苦労が報われた瞬間を楽しんだ。

 登りに予定以上の時間がかかったので、下りのルートは・572経由の尾根に変更。県境尾根から西の尾根に入る個所が分かりにくいがピンクリボンが2本下がっている。トラロープが張ってあっる個所からピンクリボンに従って・572の尾根に入る。途中アンコールワットの石造のような面白い表情をしたぶなが2本あった。

 土倉林道に近い所は尾根が岩稜となる。(ほかにも土倉谷に下る尾根を歩いたが、すべて最後が岩尾根になっていて、下りに使うのはちょっと厳しい。)岩尾根を避けて川岸に降りるが草が繁っていて分かりにくい。なんとか林道に降り立って鉱山跡を経由して車まで戻った。ここも林道に倒木はなかった。

 


一口感想

★前夜の雨で中止かなと思っていたが、晴れ熟女の力で終日気持ちいい天気になった。薮、薮、薮、の登山道?だったが何とか山頂に辿り着いたときは、正直「ほっと」した。再チャレンジしなくていいんだと。土蔵岳終了。

(Y田さん)

                                

★「薮あり」の案内通り最後まで気の抜けない、しっかりやぶ山でした。倒木も多く、とどかないのではと思っていたピークも踏めてよかったです。リーダー、サブリーダーのルートファインディング素晴らしいです!

(A井さん)

 

★下見とルート経験者の軌跡のお陰で50座山行「土蔵岳」を達成でき、ほんと良かった。きれいな等高線からは、藪山かはわからない。地図上の尾根を歩こうとする習性を否定しながらの地図読み、踏み跡らしきものをさがす山行でした。ロングコースの周回になったけれど、よくぞ足が持ってくれました。誰でしたっけ 土蔵岳を50座に推薦した人は?
何故って聞きたいわ・・・・・

(M内さん)

 

★地図を見ると、金居原から土蔵岳山頂までまっすぐにのびたきれいな尾根歩きです。
が、ほぼ登山道なしの猛烈な藪でした。藪漕ぎをしながら数年前の県境踏査山行を思い出しました。ピークまで6時間かかってしまいましたが、山頂が近くなると見事なブナ林が広がっていました。ほとんど人の踏み跡もないような山の奥の奥に人知れず広がるブナ林の美しさに感動でした。日没前に下山できて良かったです。お疲れさまでした。

(M田さん)