個人山行 日本コバ

 【山行実施日】2021.11.13(土)晴れ

 【参加者】T本、他2名

 【コースタイム】

   道の駅「渓流の里」前駐車場(7:05)・・・藤川谷登山口(7:20)

 ・・・ 豹の穴(8:25)[10分休憩]・・・岩屋「奇人の窟」(9:25)

 [10分休憩]・・・政所道藤川谷道分岐(南)(9:50)・・・

 日本コバ(10:30)・・・

 山頂西910m付近(10:45)[50分昼食休憩]・・・周回道藤川谷道分岐(北)(12:40)

  ・・・衣掛山山頂(12:55)・・・政所登山口(14:10)・・・駐車場(14:40)

 

【報告】

 晴天の13日土曜日、友人と日本コバ山行に出かけました。11月の紅葉の見頃とあって永源寺周辺は

 朝から車がく、道の駅「清流の里」の向かいの登山者用駐車場は7時前で1台分だけ空きがあって

 ようやく停めることができました。(実は、道の駅の隣にも登山者用の臨時駐車場があって、

 気づくのが遅かったのですが)道の駅でトイレを済ませて、登山口まで舗装道路を歩きます。

 

 朝の風は冷たく、付近の山には霧雲がかかっていて、愛知川に架かる橋の上から見た紅葉と青く

 透き通った川のコントラストがとてもきれいでした。

 

 藤川谷の登山道はよく整備されていて、200mごとにある看板を見ながら快適に登ることが

 できました。高度を上げるにつれて陽の当たる紅葉が輝いて見え、

 晩秋の山歩きの魅力を味わうことができました。

 

 登山口から1時間ほどの所にある「豹の穴」は風穴だと思われますが、この山の成り立ちに興味が

   わくスポットでした。そこから1時間ほど登ると、ロープが張られた岩場があり、

 それを登り切ると岩屋(奇人の窟)。岩屋は中に入ってみると結構広く、天井部分は石灰岩の上に

 黒く流れたような岩が張り付いていて、面白い洞窟でした。

 岩屋の前のテラスは展望が開けていて、竜ヶ岳から釈迦ヶ岳の稜線がきれいに見えました。

 

 岩屋からの道は、馬酔木のたくさん生えている斜面をゆるゆると登ったり、下ったりして、

   政所道への分岐を過ぎて、左手向かいの斜面を登り切ると日本コバの山頂に着きます。

    山頂からはあまり展望がなかったので、西側にしばらく歩いた開けたところで昼食休憩に。

 

 あまり風も強くなく木々の間から日がさす山の稜線で、色づいた周囲の山を眺め、のんびりとして

 温かいラーメンとおにぎりで昼食を済ませました。

 食後のコーヒーも味わって、贅沢な気分にひたりました。

 

 その後昼食場所がルートから外れたところだったことに気づき、周回路に戻って稜線上の登山道を

 歩きます。このあたりからは、西側の綿向山や雨乞岳、イブネなどを展望することができました。

 

 周回路北西の分岐で東向きにルートをとり政所の下山口に向けて歩きます。

 左側(北側)は、植林された暗い林で、右側(南側)は、様々な色が混ざる明るい広葉樹の林。

 その間を歩く登山道は、ほどよく整備されてとても歩きやすい道でした。

 

 昼食休憩から1時間ほど歩いて、藤川谷からの道との出合、そこから少し歩いて衣掛山の山頂に到着。

 さらに稜線を歩いていると木々の間から時々御池岳が見えたり、東近江や彦根方面の町が見えるなど、

 景色も少し楽しむことができました。政所に降りるやや急な下り坂を慎重に歩いて、14時過ぎに政所

 茶園のある登山口へ着きました。

 

 今年の紅葉はやや控えめの印象でしたが、ところどころ目を引く鮮やかな木もあり、黄色や黄緑の葉に

 もそれなりの趣もあって、楽しい秋の日本コバ山行でした。