· 

個人山行 大日山~越前甲 周回コース

【実施日】2024年5月5日(日)~6日(月・祝日) 
 参加者 Cl・M内・M野(車・運転)・S藤(食担)
 1日目 晴れ    9:30木地山登山口~12:00カタクリ小屋12:25~滝見尾根分岐
       14:00大日山山頂(p1368)~15:00大日避難小屋(p1312加賀甲)
 2日目 強風・曇
       5:40出発~6:20分岐~8:40越前甲(p1319)~9:55大日峠~10:40鉄塔~(鉄塔尾根)~11:30p791~12:00国道416号着地

       ~12:30木地山登山口13:00帰路2024年5月4日(土) 快晴 

 

 

 

 

 

【記録】

今年のゴールデンウィークは、安定した晴れマーク。
日程的に5日~6日でしか計画が組めない、6日下り坂の天気予報、昼までに下山できる計画で行こうと決めた。
このコース選択は、昨年県連の交流山行でオフトレイルが企画実施    (2023年7/15-16ブログアップ済)の周回コースに魅力を感じ、9月オールラウンド山行部例会の下見山行として計画した。
 計画を詰めていく内に、テント泊の記録が見当たらない。水場はあるのか?と調べるうちに不安材料ばかりがメンバーから出される。さらに前日になって現地への道路416号が5/31まで閉鎖という情報。どうする。集合時間を早め、唐橋の青年会館早朝5時30分スタートとする。
 オフトレイルのコースを踏襲する行程では、カタクリ避難小屋泊であった。が 翌日の距離が長くなるので、できるだけ距離を稼ぎ、大日山山頂でテントは張る。張れるのか?強風の場合は、等高線上は暖傾斜なので下りて張れるところを探すことにする。予定では14時山頂。水場は、不明瞭ということで、オフトレイルN氏のアドバイスで、渡渉箇所で給水するのが確かかもということであった。
 駐車場には、3台停まっていた。木地小屋から9時30分スタート。登山道は、はっきりしていた。天気が続いていた割には、水量は多かったが、渡渉箇所4か所をクリアして、最後の渡渉箇所で水を各自確保する(私は2.5L)。急登の登りもゆっくり登りカタクリ小屋で昼食タイムとする。滝見尾根の分岐で水場の看板はない、水を確保した安心感から、先に進む。大日山からピストンする登山者3組ととすれ違い、水場を尋ねるが、日帰り登山客は、気にかけていないので、不明のまま情報は得られず。大日山への急登もゆっくりと進み、14時山頂到着。360度の展望がある小さなピークであった。テントを張るスペースは、あったが風もあり、強風が心配で諦め、緩傾斜を探すが、地図でも笹原のマークでテントを張るスペースの確保はできないと判断して、結局大日避難小屋まで行くことにする。1時間かけてきつい下り登りの果てに大日避難小屋(加賀甲p1312)に到着。風を避けられる避難小屋泊で「泊り」はクリアできた。さらに確保した水で何とか、下山までこの水で乗り切れると安心した。
一日良い天気であり、、カタクリ、イワウチワの群生に気分よく登れた。食担Sさんの鍋を美味しくいただき、明日に備えて午後7時に横になった。しかし夜中 強風でトタン屋根の騒音に悩まされ、何度も目を覚まし、音を聞いている内に、いつの間にか寝ていたようであるが・・・熟睡はできなかった。翌日は、雨予報であったので、早く下山できるように4時起きで身支度をして、5時40分にスタートした。避難小屋から分岐まで昨日の半分の時間(30分)で着いた。分岐からは、笹薮である。強風に耐えながら、足元の踏み跡を確認しながら、ルートファイティング。急坂も厳しかった。コースタイムでは、1時間とあるが、何の何の越前甲(p1319)まで2時間もかかってしまった。越前甲からは、大日峠の先のピークP955までも笹薮と急坂であった。2時間とてこずったことになる。P955からすぐのところに鉄塔があり、鉄塔尾根に入る。巡視路なので、階段状のコースになり、国道416号に12時に着地、木地小屋までの舗装道をゆっくり歩いて駐車地12時30分着 装備解除して車に乗り込むと同時に雨が降りだし間一髪セーフ。雨はすぐに上がったが・・・・山間を抜けて、高速に入り、渋滞もなく、唐橋の青年会館に16時着。

一口感想

 今回のテント泊では、笹薮のわかりにくい場所をリーダーが小まめに地図でルートを確認し、皆で確認納得しながら進んだことで、ルートから外れることがなかった。背の高い笹薮は手強かったけれど、身長の低い私は視点が低いので、笹の葉が上に生い茂るその下の道筋を見やすいということもあり、低身長が役に立つこともあるんだ、と気分良く歩けた。また、食担の仕事を遂行する中で、テント泊の食材の扱い方を知り得るという嬉しいことがあり、本当に有意義なテント泊となりました。(S藤)

 

 道の両側にカタクリが咲き、さながらカタクリロードが楽しい。時間に余裕をもたせたゆっくり登山が楽しい。どこからも白山や縦走路が見える周回コースが楽しい。テントを担いでるのに、わざわざ「避難小屋」なるものに初めて泊まるスリルが楽しい。地味な山かもという予想とは裏腹に超楽しい山行でした。笹薮のある区間は登山サイトにあるコースタイム通りには到底いかなくて、そこはいい経験になりました。(M野)