【実施日】2024年3月31日(日) 快晴
【メンバー】N西、他1名
【コースタイム】
7:50余呉湖観光駐車場―8:20大岩山(280m)―首洗いの池―9:10賤ヶ岳(420m)―9:50大岩山―10:10岩崎山(204m)―10:20江土登山口 距離9.2km 標高差410m
【感想】
帰省ついでのプチ登山。満開の菜の花がとてもきれいだ。余呉湖観光館に駐車して、岩崎山から大岩山、賤ケ岳へと歩いて余呉湖岸に下りて駐車場まで時計回りに周回する予定だったが、江土登山口とは逆方向に歩いてしまったためルートを変更した。余呉湖添いを少し歩くと登山口があったので、そこから登り始めた。
賤ケ岳より北のこの山はあまり歩かれていないと思っていたので、獣道のような登山道を想像していたが、登山道は整備されていて、緩やかな登坂でとても歩きやすい。随所に案内版があるのでコースもわかりやすい。大岩山山頂には賤ケ岳合戦で討ち死した中川清秀の立派なお墓がある。山頂から少し歩くと、中川清秀の首を洗ったとされる「首洗いの池」の表示があり、50m程下がったところに小さな池があった。首洗い池を少し過ぎた辺りから賤ケ岳への登坂になり、30分程で賤ヶ岳山頂に到着。琵琶湖と比良山系、竹生島と余呉湖が一望できる山頂は気持ちがいいが、残念ながら黄砂で霞んでいる。
ルートを変更したためピストンで岩崎山を目指す。向かいからぞくぞくとハイカーがやってくる。地元の人のハイキングコースなのだろう。子供から高齢者まで手軽にハイキングが楽しめる山だ。正直こんなにハイカーが多い山だとは思っていなかった。標高209mの岩崎山は戦国時代には砦があったようだ。熊に遭遇する心配さえなければ、余呉湖周辺の山を周回してみたいものだ。
賤ヶ岳の合戦は天正11年(1583年)にその幕が切って落とされました。羽柴秀吉側の武将である中川清秀は大岩山で砦を守っていました。大岩山は、左に賤ヶ岳、右に岩崎山、前方に神明山と味方の軍に囲まれた砦でしたが、柴田勝家側の武将佐久間盛政がここに奇襲をかけたのです。不意をつかれた中川清秀はすぐに応戦したのですが、最後は力尽き配下の兵士とともに討ち死にをとげたようです。