個人山行 坊村から江賀谷・峰床山・八丁平・鎌倉山周回

【日 時】 2023年4月8日(土)

曇り空から雨、強風、まさかの雪のあとは青空。山の天気の変化も楽しんで(*^^*)

 

【メンバー】T田(L)、N西(感想)、その他1名

【コース・タイム】

曙橋8:00―8:25葛川中学校―江賀谷―10:40中村乗越―10:45八丁平―11:35峰床山(昼休憩)―12:10オグロ峠―13:27鎌倉山―14:25モミジ平―14:50鎌倉山登山口―14:55曙橋

※距離14.69km 登り1174m 下り1158m

 

 

  とってもいいコースで是非歩いてみたいと思い参加させてもらった。前日は終日雨だったが、てっきり今日はいいお天気だと思っていたら、まさかの雪まで降ってびっくりした。山の天気がとっても変わりやすいことを身に染みて知ることができた。

 事前に何回か渡渉があると聞いていたので、渡渉が苦手な私は長靴で行った。登山口周辺は桜が満開で、いろんな種類の桜を楽しむことができた。葛川中学校を過ぎると、勢いよく流れる川のせせらぎと、前日の雨で苔が活き活きし、瑞々しい木々がとってもいい雰囲気だ。この勢いよく流れている川を渡渉するのか。いつもなら不安になるところだが、今日は長靴なので安心。それでも深そうだ。30cm以上の深さがあれば長靴でも濡れてしまう。数年前の台風による倒木を跨いだり潜ったりから始まる。リーダーが渡渉しやすそうな場所を探してくれる。いざ渡渉。石も滑りやすく、渡渉中に倒木も潜らなければならないので、なかなかの難所だ。渡渉場所が1~2m違うと更に深いだろうし、水の勢いも強いだろう。渡渉後は崩れやすい斜面をトラバースして再び渡渉。最初の渡渉に比べると、その後に続くいくつかの渡渉の幅は狭いが油断はできない。谷の雰囲気はとてもいい。最後の渡渉が終わると植林地帯の登山道に続く。登山道はたっぷりの落ち葉に覆われているが、落ち葉は雨に濡れているので滑ることはなく歩きやすい。

 中村乗越の稜線に出ると風が強くなる。峰床山辺りで救助ヘリが飛んでいる。目立つことなく周りの景色に調和して咲くタムシバがとってもきれいだ。青空になってほしいなと願いながら八丁平を目指すが、なかなか期待には答えてくれず、逆に小雨が降り出してきた。八丁平に着いた頃にはしっとりと雨模様になった。霞みがかった樹々の緑が幻想的で、雨のしたたる八丁平もいとよろし。最近まで雪が残っていたのだろう、水がとってもきれいだ。やはり天気のせいなのか、傘をさして歩いている1名に会うのみであった。

 峰床山に向かう登山道もとてもいい雰囲気だ。タムシバは今が見頃なのか。至る所に可憐に咲いているタムシバの花はまるでウエディングドレスのようだ。タムシバの名前の由来は知らないが、もっと可愛い名前はなかったのだろうか。峰床山に着く頃にちょうど陽が射してきて冷えた体を温めてくれる。山の水も一気に蒸発していく。ここでお昼休憩とする。オグロ峠に向かう稜線もとってもいいコースだが、その頃には再び雨がちらついてきた。強風でいっき体が冷える。雨ではなくまさかの雪のようだ。寒いはずだ。道標もありオグロ峠は立派な峠道だ。自然林のいいコースだ。

 鎌倉山の方向を確認して歩いていくと、「鎌倉山山頂」の表示が。「あれ?ここが鎌倉山なのか?」とGPSを確認するが鎌倉山の山頂ではない。「鎌倉山山頂」の表示は鎌倉山山頂の方向を示す表示であった(^^;)少し登るとイワウチワがいっぱいでお花に癒され、鎌倉山山頂にもすぐに着いた。展望はないが開けているが、この辺りはもう少しすると藪でいっぱいになりそうだ。今がちょうどいい時期なのかもしれない。その頃に再び陽が射してきて青空も見える。小休止して登山口に向かう。

 林道まで自然林の中を歩き始めると、また小雨が降ってきた。林道を渡り「城の鼻」から鎌倉山登山口に下山する。濡れて滑りやすい丸太や木の枝、岩に注意しながら下山し、15:00前に登山口に到着。アドベンチャー感のある江賀谷から始まり、いろんな景色を楽しむことができ、最高にいいコースだと思う。雨、強風、雪からの青空と目まぐるしく変わる天気も何だかよかった。ありがとうございました。