近畿ブロック搬出技術講習会に参加して

【日 時】 2023年4月2日(日)晴れ9時~15時

【場所】大文字山安祥寺林道入り口周辺

 

(サブ講師)T永、K原、K口、H川

(受講生)M内、T中政、N掘、T田、N西(感想)

※全体の参加者:約70名程度(講師:約20名 受講生:約50名)

 

 

 

 

 初級グループのA班は、装備の名称と使い方を基本からとても丁寧に教えていただいた。簡易ハーネスの結び方、クローブヒッチ(インクノット)、8の字結び、カラビナの掛け方など、テキストを見ているだけではよくわからなかった。実際に目の前でやっていただいても、簡単そうに見えても、いざ自分がやってみると何かが違ったりする。安全を確保しなければならないのに、そのちょっとした間違いで全く意味のないものになってしまう。昔に比べると、今は誰でもが覚えやすいように、易しい結び方もあるようだ。自分がやりやすいやり方で、速く正確にすることが大事だ。必要な状況にならないことが一番だが、いざという時に使えなくては全く意味がない。受講したら終わりではなく、今日の講習をきっかけに日頃から装備に触れるようにして、忘れないようにしなければいけない。

 今までは、クライミングもしないし、自分にはあまり必要ないかなと思っていたが、普通のハイキングでも必要な状況になることはあるだろうし、怖いと思う場所に遭遇することはある。安全に登山を楽しむために、正しい知識を身につけておくことが大事だ。それが、落ち着いた行動と安心感に繋がるのだと思う。全く知らないのと、少しでも知っておくことの差はとても大きい。最後に滋賀山友会の友永氏が話された、「0と0.1の差は大きい。」という言葉はとても心に響いた。

 事前に送っていただいたテキストをさらっと読んだだけでは初心者の私はイマイチ理解ができなかったが、受講後にテキストを読み返してみると、「なるほど!そういうことだったのか。」と思うことが多く、理解が深まり、改めてテキストが丁寧に作られていることに気づかされた。今回、このような講習に参加させていただきありがとうございました。講師スタッフの方におかれましては、指導するにあたり、事前訓練も実施していただきありがとうございました。とても有意義な講習会でした。