個人山行 氷瀑を求めて武奈ヶ岳行雪山ハイキング

 

【山行日】  2023年2月18日(土)曇りのち一時雨

【メンバー】 K原(L)、H川、M田、N西(記録)

【コースタイム】

7:00正面谷駐車場

7:20イン谷口―9:15金糞峠―9:40上林新道四辻―10:30コヤマノ岳―11:05武奈ヶ岳―

11:30昼食11:55―12:10八雲ヶ原―12:35北比良峠―13:15カモシカ台―14:00大山口―

14:15イン谷口

 

※当初の予定は欲張ってこんな感じでした(^^)

イン谷口―金糞峠―上林尾根―コヤマノ岳―武奈ヶ岳―八雲ヶ原―釈迦岳―神璽ノ滝―イン谷

 

【雪山を歩く時の注意】

 雪道を歩く前には、無雪期にそのコースを歩いておきましょう。

夏道を冬に歩くと滑ったら非常に危険な場所もありますし、分かりにくく迷う恐れもあります。

そのルートが斜面をトラバースしているかなど、しっかり確認しておきましょう。

夏道は起伏が少ないのに冬道は尾根の上で起伏が多いことがあります。

溝のような道で雪が深くなるところなどは注意しないといけません。

 

 比良で雪山ハイキングをしたいな~。氷瀑も見れたらいいな~と思って予定のコースを提案してもらった。それまでの気温が零下であれば氷瀑が見れるかもしれない。見れたらラッキー。このコースで見れる滝は3つ。カクレ滝、金糞滝、神璽ノ滝。雪の量、コースの状況をみてルート変更する予定で計画していた。雪道にしてはちょっと長めだが歩く気満々であった。しかし直前に天気予報が変わり、15:00頃から雨か雪が降る予報に。なので、当日の朝に釈迦岳・神璽ノ滝はカットして、北比良峠からダケ道で下山することに変更した。

 7:00正面谷駐車場着。天気が下り坂のせいか、既に多くの車が駐車している。スノーシューを持参したが、不要だろうとの判断でアイゼンのみ持参する。装備を整え7:20登山開始。開始早々は雪はほどんどない。登り始めてすぐに1つ目の滝「カクレ滝」へ。その名前のとおり、登山道からは滝は見えない。登山道を渡渉して少し入ると立派な滝がある。滝は勢いよく流れているがその脇が氷結してる。氷瀑とまではいかないにしても、凍った滝が見れたのでラッキー!ここからアイゼンを装着する。すぐに堂満ルンゼの分岐がある。ネーミングが可愛くて気になるが、私のような者が行く場所ではないのだろう。金糞峠まで登りが続く。雲り空だが風がなく穏やかな天気で気持ちがよく、片栗粉のような雪は締まって歩きやすくてとても楽しい。振り返ると琵琶湖を挟んで鈴鹿山脈の向こうの三重県は晴れているのだろう、陽が射して山並みがとても美しい。既に十分満足感を味わっている。金糞滝手前の堰堤を流れる水が凍ってなかったので、金糞滝も凍ってないだろうとのことで、金糞滝はパスした。

 金糞峠を少し過ぎて、手作りの木の橋をいくつか渡り、上林新道からコヤマノ岳に向かう。トレースがしっかりあるので歩きやすいが、1人なら間違いなく道迷いするだろう。冬枯れの美しいブナ林がとても美しく絶景だ。振り返ると蓬莱山もとってもきれいで、まるで水墨画のようだ。静かでなんとも贅沢な時間だ。琵琶湖に浮かぶ4つの島もちゃんと見え、横山岳、金糞岳、伊吹山、霊仙山、鈴鹿の山々を見渡せる。ここまで来たら武奈ヶ岳はもうすぐだ。小さく山頂にいる人が見える。天気がよければもっと多くの人がいるのだろう。武奈ヶ岳のNewプレートも確認したい。

 11:00武奈ヶ岳到着。山頂は風がきついが、すぐに下山しなければいけないほどの寒さではない。Newプレートも確認できた。昼休憩を八雲ヶ原手前でとるため武奈ヶ岳をあとにする。夏道にも冬道にもトレースがしっかりある。ザクザク気持ちよく降りていく。昼休憩を終えて歩き始めると、予報より早く小雨が降り始めたが、大雨ではないので雪山ハイクを楽しむことができた。途中、テント跡もいくつか残っていた。風がなくても、雪の状態から風の通り道を確認し、テントを張る場所を決めるようだ。

 カモシカ台で小休止。降っているのか止んだのかわからない程度の雨だ。登山道にはまだ雪はあるが、暫く歩くと土が見えてきたのでアイゼンを外す。しかしドロドロの登山道ではなので歩きやすい。14:00大山口到着。最後まで気持ちよく歩けた。その頃には雨はすっかりやんでいた。絶景を堪能でき、雪道を歩くのが最高に楽しかった。