オールラウンド山行部例会報告  野坂山地 明王の禿~赤坂山

【日 時】2023年1月15日(日)曇り 一時 晴れ・青空

【参加者】A井・M幸・T本・T政・N裕・S口・H川・K口・K西・K原・N西・T田・K川・M内

【コースタイム】

駐車地—マキノ林道—明王の禿東尾根取り付き8:05—明王の禿11:00—赤坂山11:30—
粟柄越—ブナの木平13:30—483.4ピーク—南東の尾根—マキノ林道14:00—駐車地14:50

 

 

 

 

 

 【記録】
 久々のオールラウンド山行部例会「日帰り雪山ハイク」、参加者はなんと14名、11月の鈴鹿・釈迦ケ岳例会に次ぐ参加者の多さにリーダーは、準備の段階でちょっとパニック状態。しかし、当日はさすがリーダー。
曇りの中、8:05明王の禿東尾根、雪のない濡れ落ち葉の斜面に取り付き、150mの急登を登る。8:50 p480mのピークに乗る。一旦鞍部におり、そこから200m近く急登を登るが、ここで、リーダーが昨年11月の下見でぶち当たった岩壁を避けたルートを的確に指示。足元の雪は解けているし、濡れ落ち葉は滑るし、枝を掴んでと声かけながら悪戦苦闘の末、登りきる。10:30には、天気が青空に変わり、集合写真を急遽とることにした。その後650mを超えたところから緩やかな斜面になり、ワカン装着して雪山ハイクを楽しむ。時間的に周回できるかと心配もしたが、何とか予定通り赤坂山到着。風を避けられる場所で昼食タイム12:15出発。 そのころには、天気はホワイトアウトに近い状態であったが、尻シェードを楽しんだり、スノーシューでショートカットを楽しんだり、みんなが雪の感触を楽しんだ。p483.4ピークからのバリエーションルートは、下見で下りすぎて失敗したので、送電線をくぐるポイントに目印をしておいた。ここも難なくクリア(しっかりテープ回収) あとは、楽勝の巡視路歩きになり無事下山口に14:50着地できた。そのころには、雨がぽつぽつ降りはじめた。現地解散となり、4台の車で帰路についた。(記録・M内)

 

【感想】

オールラウンド部の冬の雪山例会。無謀にも初挑戦してみました!

ワカン、スノーシュー必須、と書いてあったので、無理やと諦めてましたが

貸してくださる方がいて今回参加いたしました!初日の出山行で雪を見て感激してあれから2週間。今回も思ったより雪は少なくて、でも登るにつれて深くなってきたので、ついにスノーシューかワカンの装着命令!私はスノーシューを履きました。初めての感触!ガニ股で歩くように、と言われましたが自分の足じゃないような感覚。歩くたびに体力だけが消耗していきます。慣れない歩き方で足の動きも鈍く、滑ったり、転倒したり、ずずずーーって、落ちかけたときはホントにビビリました。冬の空は変わりやすいのか 晴れた!と、思ったら、すぐに雲がかかったり、小雨が降ったり、頂上では真っ白でした。しかも足も何回か攣ってしまい68番を服用しても同じところが痛くなりました。足りなくなり分けてくださった北川さんありがとうございました。スノーシューの紐の締め方や、アイゼンの紐のくくり方を教えてくださったり、転倒してなかなか起き上がれなくて手を貸してくださったり、皆さんにご迷惑をおかけしてしまいました!スノーシュー初デビューは、少し苦い思い出になりました。でも楽しく登れたのでまた挑戦したいと思います。今日は本当にありがとうございました。 (T田)

 

気温が高くて前日が雨でしたが、ちゃんと雪は残っていて、初めての赤坂山雪山ハイキングはとっても楽しかったです。時折晴れ間もみられ、無雪期とは違った景色を楽しむことができました。安全に雪山ハイキングが楽しめるように、リーダーには常に配慮していただき、ありがとうございました。(N西)

 

当日は、幾分気温が高く、曇り空で前日までの雨はなく参加することができました。

「今年は雪山へ行きたい」との思いで1月のオールラウンド山行 明王の禿~赤坂山 に参加しました。雪山登山に必要な輪かん、スノーシューの正しい知識がなかったので、M内さんに相談し取り付け方を教えてもらったり、専門店でストックを購入したり体力づくりをしたりと準備をしました。

草津駅前午前6時に乗車させて頂くまでの間、同乗する方に今日のウェアの相談、アドバイスを頂き、オーバーパンツのはき替えとスパッツを着用することができました。途中トイレ休憩をしながらマキノ林道まで行くと、既に車で来ておられ、総勢15名の参加でした。登り始めは急斜面で、初めて使うストックを使いながらの急斜面の登りが続き、一息つきたいぐらいきつかったです。途中、小休憩、衣服調整の時間を取って頂き助かりました。登り続けスノーシューをつける時が来ると、今まで登山靴が雪の中へ入って歩きにくかったことが嘘のように雪の上をスイスイ歩くことができました。「なるほど」と思いながら歩きましたが、斜面にかかると滑ることも転ぶこともありました。「スノーシューは人が歩いた後を歩くより新雪のところを歩く方がいいよ。」との言葉かけをいただきその通りに新雪の上を歩くと「なるほど」歩きやすかったです。輪かんとスノーシューの違いも体験を通して教えていただきました。

「ハアハア」「フーフー」と言いながらも頂上に近づくと「明王の禿」が見えてきました。その付近ではガスがかかり景色は見えませんでしたが、積雪の間から岩肌がいくつも見え素晴らしい景色でした。その後も雪景色とスノーシューを満喫しながら、時には小枝に顔面を叩かれながら雪景色三昧でした。先頭リーダーに続いて、スノーシューで雪山の赤坂山の頂上に着きました。「ヤッター 」との思いで会員でしか来られない雪山登山の醍醐味を感じ大喜びでした。そしてもう少し歩いた緩やかな斜面で昼食でした。

下りもスノーシューを着け下山しました。疲れを感じているので一歩一歩足もとに注意しながら気を抜かないで歩きました。途中スノーシューや輪かんを外し、アイゼンに替え下りました。下りの後半は「足が疲れヨタヨタヤ」と思った途端、リーダーから「あと100m気を抜かずに下りてください。」と声をかけて頂き、改めて気を引き締めるよう自分に言い聞かせながらマキノ林道まで無事下山できました。あと100mがいかに大切か改めて痛感させられました。この言葉を肝に銘じながらこれからも参加したいと思います。

ありがとうございました。(Mり)

 

この日の天気予報は微妙でした。前日午後まで降水確率が40~50%で実施できるか微妙です。この山行ルートで私が期待していた点は ①無雪期に登った踏み跡がほとんど無い登りルートを積雪期に登ること。 ②ブナノキ平からの東尾根ルートを雪が積もっている状況で正確にたどること。どちらも雪が降っていたり、ガスがかかっていたら、ルートファインディングが困難です。③登りルートが一般道に出たところでできれば青空をバックに「雪の明王ノ禿」を見ること。これもお天気次第です。結果はすべて期待通りでした。特に③については写真を見てください。車の所に着いて雨が降ってきたのもラッキーでした。15人の参加者が協力しながら問題なく山行できたことがありがたいことでした。少し残念だったのは、赤坂山山頂近くのスロープを尻セードで遊ぶ時間が無かったことでした。(K原)