個人山行 初冬の天狗岳(八ヶ岳)周回

【日  時】2022年11月27日(日) 晴れ

【参加者】T本

【コースタイム】

唐沢鉱泉(05:50)・・・枯尾ノ峰分岐(06:50)[休憩5分]・・・第一展望台(07:45)・・・第二展望台(08:15)・・・西天狗(09:00)・・・東天狗(09:25)[休憩 5分]・・・標高2500m付近(10:00)[休憩15分]・・・中山峠(10:35)・・・にゅう分岐(10:55)・・・にゅう(11:50)[休憩20分]・・・にゅう分岐(13:00)・・・中山峠(13:15)・・・黒百合平(13:20)[休憩35分]・・・唐沢鉱泉分岐(14:40)・・・唐沢鉱泉(15:30)

 

 

 

 

 

【報 告】

 本格的な冬山になる前に日帰りで天狗岳を周回してきた。日曜日なので駐車場が一杯になる前に着こうと、近くのペンションで前泊。朝暗いうちに林道を走らせていると道の真ん中に何かが立っている。近くまで寄ると2メートル近くある雄鹿が逃げずにこちらをじっと見ている。しばらくしてゆっくりと立ち去った。何やら幸先のよい出合いかと勝手に思い込む?5時半過ぎに駐車場に着くと車はまだ10台程度だったが、次々と到着してくる。

 身支度をして6時前にライトをつけて出発。それほど寒さを感じないで枯尾の峰分岐から第1展望台まで順調に高度を上げていく。第一展望台からは遠くの北アルプスや中央アルプス目の前の八ヶ岳南部など見事な景色に感動。稜線を進むにつれて雪をまとった天狗岳が近くに迫ってくる。

 稜線の登山道には雪が積もっていたが、それほど滑らないので、西天狗岳の手前の鞍部までつぼ足で歩いた。西天狗の最後の登りは、ゴロゴロとした大岩に雪の着いた急登。このあたりは20~30㎝ほどの積雪で、適度に足の踏み場もあるのだが、強風にもあおられてなかなか登りづらい。出発して3時間あまりでようやく西天狗岳の山頂に着いた。青空のもとの日差しに硫黄岳や赤岳、阿弥陀岳などの峰が輝いている。遠くには浅間山、北アルプスから乗鞍、御嶽、中央・南アルプスなどもくっきりと見える。しばし景色に見とれながらも強風に追い立てられて東天狗へ。東天狗からは硫黄岳の爆裂火口がより大きく見える。

 近くの二人連れが「寒いー、何度くらいかな?」と話しているので、ザックの温度計に目をやると-5度、強風は10メートルぐらいはありそうなので、体感温度はかなり低い。ゴロゴロの岩場をほどよく雪が埋めて歩きやすくなった北向きの登山道を30分ほど下って、風をしのげる陽当たりのよい岩陰でおにぎりとお茶で昼食休憩。見渡すと小海線沿線が佐久の方までよく見えた。

 中山峠を通り過ぎて、にゅうに向かう。標高は下がってきているが林の中の登山道は溶けた雪が凍り付いてつるつる-チェーンスパイクがよく効く。にゅうに近づくと、岩に氷がコーティングされた「ベルグラ」状態のルート通過に神経を使う。

 珍しい名前の響きとは異なり、にゅうは岩岩の小ピーク。しかし、ここからはそれまで硫黄岳に隠されていた富士山をきれいに観ることができた。陽が高くなり暖かくなってきたにゅうで白駒池などの眺めを楽しんだあと、また、つるつるの登山道を戻って黒百合ヒュッテへ。

 黒百合ヒュッテでは、名物のビーフシチュー1,300円を奮発。あっという間に食べ終えて、おにぎりで皿に残ったシチューをさらえる。ここからの下山道もゴロゴロの岩に雪の着いた滑りやすい道。チェーンスパイクを使いかなり下の方まで下って、もう大丈夫かなというところで外したのだが、その後もちょっとした雪着きの所で少し滑り焦る。

 なんとか無事に唐沢鉱泉まで下山、鉱泉の源泉は神秘的なブルー。改修休業のため入浴はできなかったが、また次の機会の楽しみにしておく。安定した晴天のもとでの景色と初冬の雪山歩きを満喫することができた天狗岳山行だった。