個人山行 雲一つない大晴天 西穂高岳から絶景を満喫

 2022年10月20日(木)大晴天

K口(L)、S口、N西(記録)

 

※鍋平駐車場で仮眠

8:45しらかば平駅―9:00西穂高口―10:00西穂山荘10:20―10:30丸山―

11:10西穂独標11:30―11:45ピラミッドピーク―12:00チャンピョンピーク―

12:30西穂高岳13:10―13:30チャンピョンピーク―13:45ピラミッドピーク―

14:15西穂独標―13:45丸山―14:55西穂山荘―15:45西穂高口ロープウェイ乗り場

 

 

 

 

 

 

 

  いくつかの岩稜からなる穂高岳。最高は3190mの奥穂高岳。日本第3位の高峰だ。今日は穂高岳の峰々の中でも短時間でピークに立てる西穂高岳を目指す。自分の実力を確認するためと、ジャンダルムに続くルートをこの目で見るために。西穂高岳へのタイムリミットは13:15。最終のロープウェイに間に合わなければボッカ道を歩いて下山しなければならない。リーダーの「丁寧に歩けば大丈夫!」という言葉を信じて参加した。

 寒い。外気は1度あるだろうか。深夜、鍋平駐車場到着。2台駐車している。見上げると濃い青の満天の星空。K口さんはテントで、女性2名は車で仮眠。目覚めると霜が降りている。夜中は氷点下だったのかもしれない。今日はザックが軽い。いつものハイキング装備にヘルメットをプラスして、紅葉を愛でながらロープウェイ乗り場に向かうと、既に列ができていた。おにぎりを車に置き忘れたことに気づき慌てて取りに戻る。すると次はK口さんがスマホを忘れたことに気づき車に取りに戻られた。ウォーミングアップもしっかりできた(^^;)朝は寒かったが、この時間になると日差しが出て暖かくなってきた。

 10月19日にリニューアルしたできたてほやほやのロープウェイ乗り場はとってもお洒落で、車窓から見える絶景にテンションがあがる。ロープウェイでいっきに2000m越えの世界へ。降りるときれいに整備された広場があり、大パノラマが楽しめる展望台もある。

 9:10登山開始。雲一つない秋晴れで1時間ほど山道を登ると山荘に到着。山荘前には荷揚げ物が準備されている。笠ケ岳、焼岳、槍ヶ岳もはっきり見える。空気がとても美味しい。大小の丸石が転がっているゾーンに入り、森林限界を過ぎると穏やかな道になりすぐに丸山に着く。独標にいる人の姿もはっきり見える。西穂独標近くまでくると岩場がありいっきに高度感を感じた。富士山もはっきりと見える。眼下には上高地のバス乗り場、青い梓川。ここから先は険しい岩稜になるのでヘルメットを装着し、矢印に沿って進んでいく。まずは下る。足の置き場を確認しながら丁寧に進む。アップダウンを繰り返しながらチャンピョンピークとピラミッドピークを通過する。時間は12:00。多くの登山者が登っているからだろうか、石に凹凸がなく、ナイフでカットされたような岩場が続く。タイムリミットまでに西穂高岳に辿り着きたい一心で登っていく。西穂高岳にどんどん近づいていく。山頂手前は少し逆層スラブになっているので、三点確保で慎重に登る。

 12:30西穂高岳山頂に到着。大晴天で360度大パノラマを堪能しながら昼休憩とする。腰掛けた石も暖かくポカポカ陽気だ。なんとも贅沢な時間だ。すぐに下山しなければいけないのが勿体ない。荷運びのヘリが何度も通過する。週末に向けて準備しているのだろうか。怖いと感じたら西穂独標で待っているつもりだったが、ここまで歩けてよかった。少しでも岩が濡れていたら怖くて歩けないだろう。

 40分程山頂に滞在し下山する。絶景にテンションが上がるが、慌てず焦らず足元を確認しながら歩く。振り返ると西穂高岳は既に遠かった。どんどん下っていく。疲れた足に大小の丸石ゾーンはしんどくて、思った以上に長く感じる。3時間程で山荘に到着。ちょうど荷揚げのヘリが来る時間とのことで、山荘での休憩も早々にロープウェイ乗り場を目指す。登り初めから下山まで雲一つない大晴天であった。山の神様に感謝。リーダーに感謝。ありがとうございました。