個人山行 瑞牆山と金峰山縦走

 【実施日】2022年5月18日(水)晴れ、19日(木)晴れ

 

【参 加】T本、I野

 

【コースタイム】

〔1日目〕

瑞牆山荘(10:50)・・・富士見平小屋(11:40)[休憩50分]・・・桃太郎岩(13:00)・・・瑞牆山(14:30)[休憩10分]・・・桃太郎岩(16:00)・・・富士見平小屋(16:30)テント泊

〔2日目〕

富士見平小屋(05:25)・・・大日小屋(06:20)・・・大日岩(06:50)[休憩 5分]・・・砂払ノ頭(07:55)[10分休憩]・・・金峰山小屋分岐(8:25)・・・金峰山(09:00)[休憩30分]・・・金峰山小屋分岐(09:50)・・・砂払ノ頭(10:15)・・・大日岩(11:15)[休憩 10分]・・・大日小屋(11:50)・・・富士見平小屋(12:25)[休憩 40分]・・・瑞牆山荘(13:55)

 

 

 

【報告】

 梅雨の走りの不安定な天気の合間の晴天に瑞牆山と金峰山を縦走しました。午前11時前に駐車場に着きましたが、すでに半分近く停まっていて、関東を中心に東海、関西ナンバーもあり、さすがに百名山は人気が高いと実感しました。

 瑞牆山荘前登山口からの登り始めは、よく整備されていて歩きやすい登山道。途中瑞牆山がよく見える展望ベンチを経て、50分ほどで富士見平小屋に到着します。小屋は閉まっていたので、テント利用料金を戸口に投入して、テント設営、昼食をとって瑞牆山に向かいます。

 登山道はガラガラとした板状の石がたくさんあり、少し歩きにくい感じでした。やがて小川山への分岐から少し下って、沢を渡ると桃太郎岩に到着。こんな大岩がどうして割れたのかと不思議な感じがしました。そういう意味でパワースポットなのかもしれません。そこから瑞牆山への登りは、林の中に大岩がゴロゴロしている所を激登り。ところどころに鎖も付いていますが、注意して登ればそれほど大変ではありません。大ヤスリ岩など特徴的な岩を眺めながら山頂に着きました。

 山頂からはすぐ近くに金峰山とそこへの稜線が見渡すことができ、明日はあそこを歩くのかとテンションが上がります。また、雲や霞に隠れた富士山、南アルプスや八ヶ岳など間近に眺めながら山頂でまったりと過ごしました。下りは足を踏み外さないように慎重に歩きます。富士見平小屋に戻ると小屋が開けられていたので、飲み物やカップ麺などを購入します。夕食は小屋の前の備え付けのテーブルで、ビールを飲みながらゆっくりと味わいました。テント場は20張りほどあって、平日にもかかわらず盛況でした。

 翌朝は4時過ぎに起きて小屋の前のテーブルでカップラーメンの朝食、5時半頃出発しました。小屋の右側から金峰山をめざします。一時間弱で大日小屋に到着。少し休憩をして大日岩まで登ります。大日岩自体に登ることはできませんでしたが、富士山や南アルプス、八ヶ岳などを間近に見ることができました。

 大日岩からしばらく森の中の稜線を歩くと急に展望が開け、砂払いの頭に出ます。ここでもしばらく休憩、展望を満喫したあと、岩がゴツゴツとした稜線歩きが始まります。右手は断崖が切れ落ちていて、のぞき込むと下から風が吹き上げてきてヒヤッとします。大きな岩やピークを越えて少しずつ高度を上げていくと左手に見えていた五丈岩がだんだんと正面に見えてきて、やがて金峰山山頂へ。申し分のない晴天の中、奥秩父方面の山や富士山、南アルプスの白根三山や鳳凰三山、甲斐駒千丈、八ヶ岳などなど最高のパノラマを楽しみました。五丈岩はその大きさに圧倒されましたが、上の方に落書きがしてあってこれは本当に残念でした。

 下山は往路をピストン。だんだん高度を下げてくると見える景色が変わってきて、それもまた楽しいものです。大日岩の横で昼食。山頂方面を眺めると五丈岩が首をかしげているように見えます。山頂付近に雪を残している南アルプスは少しずつ雲がかかってきます。どの景色も昼食のお供に最高でした。

 富士見平小屋まで戻り、テントを撤収。重い荷物を背負いながらザレた登山道を滑らないように慎重に下ります。2時頃に瑞牆山荘に下山して、増富ラジウム温泉に立ち寄り帰路につきました。

何より晴天の2日間で新緑や奇岩の風景、5月の薫風の中、アルプスや富士山の展望を十分に楽しむことができた山行でした。