個人山行 鈴鹿 五僧~谷山~霊仙山~権現谷~五僧

 

 2022年5月10日(晴れ)    参加者:T本、K澤(報告)

 

集合 高室山登山口 7:00 駐車地 7:40 五僧

【コースタイム】

7:50五僧⇒9:45 P746⇒11:30谷山(昼食)11:55⇒12:55霊仙山⇒15:27権現谷出合⇒16:30五僧

 

 

 

 3連チャンの(8日9日が御池岳と今日)最終日、鈴鹿山脈のなかで「最も行きにくい地域」の「五僧~谷山」へ行きました。MLで募集したところ、T本さんが応募されました。「地図で見たら、行ってみたい」と思ったとのこと。クルマを回収するため、今日は霊仙山から「普通の人は行かない」下山ルートを選びました。

 五僧まではクルマで高室山登山口Pから大君ヶ畑を越えて、権現谷林道で入ります。毎日、落石があるような林道で、岩をどけながら約20km/hで進みます。五僧の駐車スペースは広く、10台以上可能ですが、せいぜい2台しか見たことがありません。登山ルートは明白でテープも随所に有り「どうして山と高原の地図のここに赤線の記載がないのか」不思議に思います。出発して間もなく急な登り下りがありますが、それを過ぎれば谷山まで緩やかに登り、とても歩きやすい道です。右にソノド、左に霊仙山が徐々に大きくなる姿を眺めつつ、木陰で涼しく登れます。

谷山で予想外の発見!今まで見たこともないヤマシャクヤクの大群落です。「女性が一緒だったら、さぞ喜ばれただろうに。」と残念でした。来年、案内したいと思います。一旦下り、霊仙山までは最後の登りです。お天気が良く頂上からはびわ湖が一望でき、御池岳・伊吹山・養老山地・白山まで遠望できます。

 最高点へ行きT本さんが「どこに降りる道が有るのか?」という断崖絶壁を見ながら私は迷うことなく進み「降り口」にたどり着きます。ここを見つけられなければ、決して降りることができません。ここも「山と高原地図」には記載が無いからです。この下山ルートにもヤマシャクヤクが咲いていました。しばらく尾根を進み白谷林道に出合い、さらに南西に方向を変え、行者谷に降ります。行者谷は最初の内こそ水が有りますがカルストのため、やがて伏流になります。しばらくは古い林道跡を進み、林道が谷を離れるので、枯れた谷の中を下ります。T本さんは「足に堪える」とのことでした。最後には「残置ロープを使って懸垂下降」が2箇所あります。(女性でも大丈夫です)

権現谷出合いには「鷹撮影」に来ていた人が居ました。そこから、林道を五僧に戻るのですが、巨大な落石や樹木が何カ所も道を塞ぎ、バイクなら通れますが、クルマは絶対に無理な状況でした。