個人山行 日帰り 白山 御前峰

【日 時】 2021年6月26日(土) 曇り時々晴れ

【報告者】  T中政(CL)、I 野(記録) (参加ほか1名)

【行程】

( 4:54)別当出会( 4:59)-( 5:36)中飯場( 5:50)-( 6:48)甚之助避
難小屋( 7:05)-( 7:19)南竜道分岐( 7:27)-( 7:57)黒ボコ岩( 8:15)-
( 8:35)室堂平 ( 8;55)-( 9:25)御前峰 -お池めぐり(10:15)-(11:02)室堂平 (11:33)-(11:51)黒ボコ岩 (11:56)-(12:30)殿ヶ池避難小屋(12:49)-(13:38)別当坂分岐(14:10)-(14:55)別当出合 

【報告】

 前夜、北岳天候不順の為、行き先を白山に変更した。コースタイム 9 時間程なので一泊してもよいが、この時期は,別当出合まで車で入れるので日帰りもできる。 
 前夜別当出合に到着し、駐車場で仮眠。朝起きると夜更け過ぎの雨は止んでいた。急斜面の残雪があるので、軽アイゼン(雪渓、少し楽しみ。)もザックに入れて装備を整えた。別当出合登山口からすぐに吊り橋を渡り、砂防新道を進む。道は整備され、石の階段が組まれる。 
 中飯場では不動滝方面の視界が開ける。 甚之助避難小屋で最初の休憩。別山方面の尾根筋が視界に広がり、 白山の大きさを実感できる。延命水の水場を通過して、黒ボコ岩に辿り着く。ここからは、開けた道を御前峰 を正面に見ながら、木道が設けられた弥陀ヶ原を開放感一杯でのんびり進んでいく。所々に残雪が出てくる。   室堂平到着。ここの施設の水道で顔を洗い身支度を整え、トイレ(水洗+ウォシュレット+協賛金)。段々と人が増えてくる。神社の鳥居を通り御前峰に向かう。 
 白山奥宮で手を合わせてから山頂標識へ。遠く槍、穂高連峰、剱岳、立山連峰も見渡せた。記念撮影、食事休憩後、「小池め
ぐり」へ。しだいにガスが湧いてきて、山頂にかかる。剣ヶ峰、大汝峰を感じながら油ヶ池、翠ヶ池、千蛇ヶ池へ。
湖面のブルーと残雪、山の映り込みが不思議な光景を作っていた。だんだん大きめの雪渓が現れる。キックステップで進む。アイゼンは装着せず(誰もつけてない)、私はストック、T中氏は腰に手を当てるクラシックスタイルで進む。 池を巻いて室堂平に到着。黒ボコ岩からは観光新道を下山する。殿ヶ池避難小屋までは何度も雪渓を渡る。残雪の合間の登山道の両側に高山植物が群生している。

 キヌガサソウ、サンカヨウ、コバイケイソウ、ミヤマキンポウゲ、ウズラバハクサンチドリ、モミジカラマツ、コケモツガカズラ、ムラサキヤシオツツジ、ハクサンタイゲキ等々が咲き、斜面ごとに各々黄色、白色、紫色にと彩りを添えている。 
 別当坂分岐で最後の休憩。後一時間ほどで終わってしまう。歩き出す。何時ものことだが、この時間が徐々に消失していくことが愛しく感じられる。そうして駐車場に着く…へばった。この後、白峰温泉総湯。さっぱりして、帰路についた。

 この時期の白山は、高山植物が咲き誇っている。前回は楽々新道からピストンしたが登山道に足の踏み場もない位に花々が溢れていた。

 

 昨年秋、I 野さんからアルプス等の山へ行きませんか、との連絡をもらい、火打・妙高へ登ってきた。アルプス(3000m 級の山)へ小屋泊ではなくて、テント泊となるとそれなりの重量になるので体力が必要だ。山の歩き方も軽装備と違ってペースとかの工夫も必要になってくる。今回北岳は、前夜、広河原にテントで泊まり、翌日日帰りの軽装で北岳を往復する計画を立てた。しかし、台風の影響で梅雨前線が刺激され悪天が予想されたので行先を白山に変更した。(T中政)