「東 近 江 ト レ イ ル 後 半」 箕 作 山 コ ー ス  ~低山ハイクを楽しもう~ 

【日 時】 2021年(令和3年)5月12日(水)  
【天 気】 曇り後小雨 午後風やや強し
【参加者】 Y森(CL) K間(SL) N野達 H井 S口(会計) I田 S井(救急) Y村 A部の9人+ 東近江トレイル実行委員会より(I田さん、Y川さん) 
【データ】距離9K 累積標高差 660m 行動時間5時間50分
【コースタイム】     
 8:45八日市駅(120m)資料配布ストレッチ後出発8:55→9:00登山口(延命公園入口120m)→10:00太郎坊阿賀
神社(最高地点260m)10:20→10:48赤神山(357m)山頂10:57→11:25箕作山山頂(372m)11:30 →11:45瓦屋
禅寺(最高地点305m)昼食12:40→13:12腰越峠(205m) →13:38北箕作山山頂(324.8m) 13:45→14:15貴船
神社(135m)13:40→14:35清水鼻の名水(110m)→14:57観音寺口バス停 →(バス)→ 15:24能登川駅着

【内容】

今回は東近江トレイルの後半部分「箕作山」コースです。繖山と違って、一歩滋賀の内陸に入るためか、私は太郎坊しか訪れたことがありません。まずは、近江八幡駅で近江鉄道に乗り換え八日市駅へ。イコカが使えなくってビックリでした。電車に乗るとカラオケの宣伝、あの手この手で営業利益を上げる努力を感じました。
 八日市駅で東近江トレイル実行委員会のお二人と合流しました。挨拶を交わし、ストレッジ、資料配布を終えて出発です。まずは、綺麗に掃除された小川の横を通って延命公園入口へ、ここには、大正時代の飛行操縦士、荻田常三郎さんの顕彰碑がひっそりと建っていました。その横の階段を登って行くと延命公園です。この公園の木々は「もみじ」がたくさん植えられていて、秋には、紅葉できれいだろうなと思いながら登りました。
 さて次は、太郎坊さんです。この道を進んで行くと丁度中腹の第三鳥居あたりに出ます。前に訪れた時は下から登ったせいか、ひどくしんどかった覚えがあります。今回は横入りです。少し楽です。(^^ゞ ここは、勝運の神様とかでスポーツ選手の参拝もあるようです。さて私達は最高地点にある夫婦岩と本殿に向かいます。この夫婦岩は湖東流紋岩という岩、節理でスパッと幅50~60㎝くらい割れています。そこを通り本殿に参拝。眺めも最高です。少し戻って、いよいよ山中に入り赤神山へ向かいます。約30分で赤神山(357m)山頂到着です。山頂は、大きな岩があり、その上からは、これから向かう箕作山が見えます。トレイルに戻り、後半は里山の木と花、またアカガシやツブラジイの巨木と植物好きの方には、嬉しいです。大きなカタツムリもいました。箕作山山頂に到着。少し草や樹々が多いですが、山頂標識で記念写真を撮って下ります。戦国時代には、城(北箕作山も含めて)が築かれていたようですが、現在は、堀も石垣も曖昧になっていて、残念です。さて、一旦瓦屋禅寺まで下り、お寺の境内でお昼としました。このお寺は今、屋根を修復中で終わる頃の令和5年にご本尊の御開帳があるようです。
 午後は、まずは一旦腰越峠まで下ります。途中ウラジロの群生地があり、ウラジロの葉は2年分、それより古いのは枯れてしまうようです。世代交代ですね。新芽の勢いは見応えがあります。そして峠を越え急登が終わると、北箕作山山頂(324.8m)に到着。と同時に箕作城址です。鉄塔が邪魔です。ここは主郭らしいのですが、鉄塔建設時に壊されたのか、城の遺構なのか?わかりません。しかし主郭の西側に石垣が少し残っているのは、その当時の城郭の痕跡である可能性が高いとのことでした。織田信長が六角佐々木を攻めた時(観音寺城攻め)に際しこの城を最初に陥落させて戦勝。六角氏は甲賀に落ち延びたと。そうこうしていると雨がポツポツと降ってきたので下山します。貴船神社まで下山し、ここでしっかりと雨対策をして、ここからは、舗装道路を歩きです。湖東三名水の「清水鼻の名水」に寄り、そして東近江トレイル前半と繋ぐべく結神社の道に出て、漸く前後半のトレイルが繋がり
ました。
 今回この東近江トレイルを2回に分けて歩かせて頂きましたが、私達には丁度良い距離、行動時間となっていて、企画しやすい良いトレイルだと思いました。歴史遺産もあり、お花もあって楽しい一日でした。季節を変えれば紅葉も楽しめますね。できれば駅等に、お土産等が購入できる場所があれば、嬉しいかと思いました。
 東近江実行委員の皆様、良く整備して下さり、またご案内頂きありがとうございました。これから、たくさんの方々がここを訪れ、湖東の歴史や里山を楽しんで下さるように願っています。皆様お疲れ様でした。お陰様で見事、完歩です。

                                                    (記 Y森)