鈴鹿の奥座敷 銚子ケ口を要に8の字ループ イブネ台地周回1泊2日ロングトレイル

日   程: 2017年5月20日(土)~21日(日)

天   候: 快晴

参 加 者: H江(CL)・K澤(SL)・M本・M内・K西・K枝

コースタイム

5/20 快晴 (行動時間 8時40分 休憩時間含む) 距離13.7km 累積標高差2376m
スタート 神崎橋・神崎川林道ゲート出発7:50⇒9:00風越谷林道モノレール軌道起点⇒10:25銚子ケ口東峰⇒11:25大峠⇒12:05船窪⇒13:05イブネ台地東端⇒13:20佐目小泉⇒13:50イブネ北端⇒14:00クラシ⇒14:25 イブネ⇒佐目峠⇒15:50高昌小学校跡⇒16:30秘密のテント場(テント泊)


5/21 快晴 (行動時間 11時間45分 休憩時間含む) 距離16.2km 累積標高差2925m
秘密のテント場6:00⇒6:46上水晶谷出合⇒7:40オゾ谷出合⇒8:25オゾ谷二又⇒8:50ワサビ峠⇒10:00クラシ分岐10:24⇒11:15ワサビ峠11:28⇒12:10お金峠⇒12:20お金明神⇒12:44お金峠⇒13:10コリカキ場13:30⇒14:10北谷尻谷二又⇒15:15銚子ケ口東峰15:50⇒17:45銚子ケ口一般ルート登山口⇒17:55神崎川林道ゲート ゴール

 

イブネ周回
イブネ周回

記録

 目に優しい新緑の山の谷筋ではオオルリ・ミソサザイが、尾根ではコルリやコマドリが盛んにさえずり。シャクナゲ、ハルリンドウなどが咲き、ヤマシャクヤクの群落が歓迎してくれました。今回のルートは鈴鹿の奥座敷と称される山深い場所だが、甲津畑~杉峠~根の平峠の旧千種街道沿いには鉱山跡があり昔は近江商人や大八車が通ったそうだ。盛沢山なコースで疲労は残ったが、又、訪れたい山である。

 

1日目 神崎川林道ゲートに駐車し、舗装された道を歩く。急坂の風越谷林道から、林業用のモノレール軌道に沿った登山道になり銚子ケ口東峰まで一気に登る。1泊装備で11kから17kの重荷には油の付いたレールと狭い道はハードだ。銚子ケ口東峰から目指すイブネ台地が展望できる。ここからイブネまでは尾根道を歩く。大峠から水舟ノ池が近いが今日はパスすることに。縦走路の西側は大ガㇾが道を阻み緊張させられる。小さいアップダウンを繰り返した後、南東方向に御池岳にも負けないような広大な台地状のイブネへの標高差200mの登りにかかる。佐目小泉により次回山行のテン場候補地の下見をする。
 イブネ台地は雪解けから間がなく乾燥しているが、雨期の後は見事な苔に覆われる。ザックを置きクラシまで往復する。新緑の登山日和、テントを張る人がいるなど登山者が多い。イブネを越えれば後はらくちん、佐目峠からは杉峠を通らず、下重谷から杉峠からの道に合流し高昌小跡にでる。御池鉱山跡があり、あちこちにそれらしい広場がある。高度を下げ、川幅が広くなった台地が今夜の秘密のテン場だ。個人テント3張、ツェルト1張、毬栗を慎重にどけ整地して設営する。今夜も豪華なディナータイムを楽しむ。

 

2日目 渡って来た夏鳥のジュウイチが一晩中「ジュウイチイー」と子守唄代わりに鳴いていた。4時に起床して豪華なモーニング。新緑の神崎川渓谷をオゾ谷出合向け出発する。三重の朝明渓谷から入山する登山者が多く根の平峠から下った平場は鈴鹿の上高地と言われる。オゾ谷出合からは昔の鉱山と炭焼き道を辿り、二又からは急登になりワサビ峠に達する。サブザックでクラシ北尾根をクラシまで往復する。厳しい痩せ尾根の岩稜で転落すれば大ケガ間違いなし。補助ロープが欲しい所だ。無事ワサビ峠に戻りほっとする。今度は平凡な尾根を結構アップダウンを繰り返しお金峠に向かう。お金峠からは谷尻谷のコリカキ場まで降り、銚子ケ口東峰まで350mの楽しい登りがまっている。その前に話の種になる「お金明神」を拝みに往復する。岩壁に天狗の大岩頭が東を向いている。コリカキ場から北谷尻谷を遡り、銚子ケ口東峰直下に突き上げる急な谷を喘ぎ登ると最後は桃源郷に。最後まで水は切れなかった。尾根を少し登ると銚子ケ口東峰。お茶をしていて南を振り返ると雄大なイブネ台地が見え感激。下山は北尾根一般道を疲れた足を労わりながら慎重に下る。

(記:K枝)

 

 

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