「歴史の里から桜の山を散策する“青根が峰”」吉野山

日   程: 2017年4月15日(土)

天   候: 晴れのち曇り

参 加 者: O田(案内人・元会員・現在会友)、B場(CL)、I田(SL)、M内、M田、T岡、K間、S山、Y本(T慎・M子)、I本、S井、I田、H井  

アクセス

【行き】京都発・橿原神宮行7:14→橿原神宮前駅8:23→吉野行8:30→大和上市駅9:18着→杉の湯業務バスに乗換・上市駅9:25発→大滝9:43
【帰り】近鉄吉野線・吉野駅16:47→京都駅19:00着

コースタイム

大滝10:00→蜻蛉滝10:23→トビロ谷出会11:30→青根ケ峰12:30(昼食)→西行庵13:30→金峰神社14:00→高城山展望台14:27→吉野水分神社14:54→金峯山寺16:10


記録

 大和上市駅を降りて、予定していた川上村やまぶきバスではなく「杉の湯バス」と書かれた業務用のバスに乗り込みました。一人200円で行ってくれるという。都会では考えられないのどかな情景。途中バスから見る吉野の里はあちこち桜が満開でした。9時25分頃に出発したバスは20分ぐらいで大滝に着きました。
 トイレを済ませた後、体操をして出発前の記念撮影をして丁度10時に大滝を出発しました。遅咲きの白梅や枝垂桜等を写真撮影しながらアスファルトの山道を歩いていきますと標識に「蜻蛉滝へ〇㍍」と書かれています。大滝を出発してから丁度23分ぐらいで蜻蛉滝に着きました。ちなみに蜻蛉とはトンボのことだそうです。説明の掲示板に書いていました。
 滝を鑑賞して後に引き続きアスファルトの道を30分ほど行くとやがて本格的な山道に入ります。檜の枝の伐採された道を30分ほど行くとトピロ谷出会を経ていよいよ858メートルの青根ケ峰の登り口です。傾斜のかなりキツイ登山道に入りおおよそ1時間ほど黙々と歩きます。そして、青根ケ峰の山頂に着いたのは丁度12時30分でした。ここで記念撮影して昼食をとるこことなりました。
 13時に青根ケ峰の山頂を出発し金峰神社へ向かうが途中、西行庵に寄りました。 この辺りはいわゆる奥千本と言われ満開の桜を期待しましたが、期待に反して桜の木々はカチカチの蕾でした。丁度今から5年前の2012年の同じ日に西行庵に来たときは満開の桜であったという声が聞かれました。それと、奥千本の辺りは檜の伐採と桜の植樹がされたばかりで裸の山に等しい状態でした。素人の私たちは吉野の千本桜が自然発生的になるものと思っているが本当は植木職人たちの涙ぐましい努力が背景にあるこことを知りました。西行庵の前で記念撮影して、金峰神社→高城山展望台と道を下っていくが桜は依然として蕾の状態でした。
 吉野水分神社まで降りてきてようやく桜の開花に出会いました。特に、吉野水分神社の境内のしだれ桜は開花したばかりの風情でした。吉野水分神社を通り過ぎた辺りからは人も多くなり満開の桜並木をどんどん降りていきます。この辺りを上千本そして中千本といいます。小高い丘から眼下を見下ろすと金峯山寺を中心に桜の回廊です。まさに絶景です。
 途中に小休止を入れて、金峯山寺まで降りてきた時には4時を過ぎていました。金峯山寺をバックに記念撮影して足早に近鉄吉野線・吉野駅まできました。駅前は桜吹雪の様相でした。
 今回のハイキングで桜、とりわけソメイヨシノの品種は気温の微妙な差で開花が違うということを改めて実感したことと、吉野の千本桜を維持していくために陰で大きな努力がされていることを知ったハイキングでした。

報告 I田

 

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