安曇川水系「明王谷~白滝谷」沢遡行

日   程: 2014年8月31日(日)
天   候: 曇り時々晴れ
参 加 者: T平(CL)、A井、Y永、K村(記録) 
コースタイム: 8:00堅田駅 = 8:30葛川明王院(駐車地)8:45 … 9:00 入渓地点 … 9:53 三の滝(高巻き) … 11:05白滝谷出合 … 11:45 昼食休憩 12:00 … 13:00 白滝(高巻き) … 13:45夫婦滝 (遡行終了・着替え) … 14:20下山開始(白滝谷コース)…15:25 牛コバ … 16:22 明王院(駐車地)


記   録
 今年の夏は、天候不順で、特に8月の土日の天候が安定せず、夏の楽しみの沢遡行になかなか行けなかった。そんなときにこの計画のお誘いがあり、今年最後のチャンスになるかもしれない…という思いで、この沢遡行に参加した。
 天気予報では、曇りのち雨。雨を覚悟で、4人で現地に向かう。明王院の近くの駐車スペースに車を停め、装備の準備。
 入渓地点までは、徒歩5分。9:00明王谷の沢遡行開始。この8月は雨の日が多かったので、水量は豊富、しかも水はきれい。さらに、天気予報に反し、木漏れ日が沢に届き、美しい景観。久々の沢遡行でもあり、期待感で心が弾み、足どりが軽い。
 水量が多く、流れに勢いがあるので、ゴルジュでのへつりはスリリング。次々と現れるアトラクションをクリアーしていくと、大きな滝壺に行き着く。三の滝のようだ。勢いよく流れ落ちる滝によって滝壺には水煙があがり、向こう岸まで泳ぎ着くには、あまりにも流れが速い。 滝横直登は諦め、滝の左を大きく高巻く。水量の多い明王谷は少し難易度が高いところがある。Y永氏によると、2級ぐらいかな…ということであった。
 遡行開始から2時間かかって、白滝谷出合いに到達。
 ここからは、次々とナメ滝、斜滝が現れ、変化に富んでいる。岩が白いので、少し小雨の時もあったが、沢は明るく感じた。滝壺があるような大きな滝は少なく、歩きやすい。しかし白滝は直登困難なため左岸を高巻く。その上もさらに、ゴルジュ帯やナメ滝、斜滝などがこれでもか…と続くが、変化に富んでいて飽きることがない。2段2条18mの滝の直登はむずかしそうに見えたが、中央の凸部を快適に直登することができた。さらに進むと大きく深い滝壺に水煙が見えてきた。夫婦滝に到達した。ここで遡行終了。5時間近くの遡行であったが、終始飽きることなく今期最後になるかもしれない沢を楽しむことができた。
 下山は、遡上してきた沢沿いの山道を下った。途中休憩もあったが下山には約2時間かかった。
 8月最後の1日を、自然の醍醐味を味わいながら過ごすことができ、充実感に浸りながら帰路についた。


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