八ヶ岳 編笠山~西岳周回

日   程: 2014年6月28日(土)夜発~29日(日)
参 加 者: Y森(CL)、N野(SL)、M田(記録)

コースタイム: 

6/28 19:00瀬田東IC→22:50小淵沢IC→22:55道の駅「小淵沢」(仮眠)

6/29 5:40道の駅→5:50富士見高原ゴルフ場P6:10→6:40五叉路分岐→6:50盃流し→10:30編笠山頂上11:00→11:25青年小屋11:45→12:45西岳→14:45不動清水→15:00五叉路分岐→15:05登山口→15:15富士見高原ゴルフ場P→鹿の湯(入浴)16:30→16:40小淵沢IC→20:50瀬田東IC

 

記   録

 晴れた! 今回の山行は今年の夏山集中で行く八ヶ岳連峰の南端、編笠山だ。雨天予報のため、予定を一日繰り下げての出発となった。時折降りだす雨の中を走り、道の駅「小淵沢」に到着した。ICからすぐのところだった。広い駐車場にはすでに多くの車が停まっていて、みなさん仮眠中らしく静かだった。夜中もかなり強い雨が降り、朝になってもまだ小雨がやみそうになく、少し出発を遅らせることにする。少し空が明るくなって、富士見高原へ移動することにする。ゴルフ場の駐車場に着き準備をしていると、嬉しいことにすっかり雨は上がり、陽がさしてきた。登山口を進むと気持ちのよい樹林帯が続く。今回は周回コースなので、帰りに出てくる五叉路分岐を確認し、盃流しへとゆるやかな傾斜を登っていく。盃流しは大きな一枚岩の窪みに八ヶ岳からの清流が流れ込んでいるところだ。標高1500mくらいから樹林帯の中に大きな岩が現れてくるが登山道は整備されていて歩きやすい。

 

 富士山が! 山頂に近付くにつれ次第に急斜面になってくる。踏ん張って登り進むと、突然樹林帯を抜け、視界が広がった。振り返ると、目の前にドンと富士山、眼下には緑の高原が広がり、その向こうには南アルプスの山々が連なる。

 

森林限界を抜けると富士山が
森林限界を抜けると富士山が
頂上直下は岩登り
頂上直下は岩登り

編笠山山頂
編笠山山頂
権現岳 阿弥陀岳 下には青年小屋
権現岳 阿弥陀岳 下には青年小屋

 

 ゆっくりと景色を楽しんだ後は頂上までずっと岩ばかりの登りだ。ようやく頂上に立つと、目の前に権現岳、そしてその向こうに阿弥陀岳がそびえたっている。360度の大パノラマが広がる。手の届きそうな所にある権現岳まで行ってみたくなるが、一息入れたら出発。またまた大きな岩の急斜面を下りきると青年小屋に到着だ。古びたトタン作りの小屋の入口には赤ちょうちんが・・・。

やって来ました 遠い飲み屋
やって来ました 遠い飲み屋

やっとたどり着いた「遠い飲み屋」だもの、やっぱり飲まなくちゃあ。ビールで喉を潤し、次は西岳へ向かう。緩やかな登りを進み、振り返ると本当に編み笠を伏せたような編笠山の山容が美しい。小一時間程で西岳に到着する。少し休憩していると見る間に雲に覆われ、雨が降り始めた。傘でしのいでいるうちにすぐに雨もやんで、下りにかかる。樹林におおわれ、ほとんど展望のない下りをひたすら歩いて、不動清水、そして朝に通った五叉路分岐にたどり着いた。駐車場まで帰ると朝にはなかった車がいっぱい停まっていた。辺りにはゴルフ場やスキー場、別荘が点在する高級リゾート地といったところだった。

 今回の山行は、急遽日程の変更で参加者が少なくなったが、不安定な天候の合間をうまくかわして、最高の一日だった。次は夏山集中の行者小屋が楽しみです。

 

盃流し
盃流し
明るい樹林帯を歩く
明るい樹林帯を歩く

やっぱり富士山!
やっぱり富士山!
青年小屋へ下りる
青年小屋へ下りる

遠い飲み屋で寛ぐ
遠い飲み屋で寛ぐ
なだらかな山容 編笠山
なだらかな山容 編笠山