笛吹川東沢釜ノ沢

日   程: 2013年10月19日(土)~20日(日)

参 加 者: T平、O井

天   候: 曇りのち終日雨

魚留ノ滝を登るTさん
魚留ノ滝を登るTさん

記   録

 全国的に雨予報の週末であったが、東沢に行くのは紅葉の頃と決めていたので現地判断とした。道の駅みとみを沢装備で7時に出発。時々小雨が降る中、引き返すことが出来るとわかっている両門の滝まではとりあえず行くことにする。西沢渓谷でハイキングをする人はいたが沢人はいない様子で、入渓地点を確認してゆっくり歩くことにする。最初のポイントホラ貝のゴルジュを大きく高巻いて、尾根を越え山の神に着いた。要所に赤リボンが有り、針金でトラロープ?もあるが思ったより足元が悪い。河原歩きで紅葉を楽しみ、冬ならアイスクライミングが出来る落差40㍍の乙女ノ滝を見ながら休憩。落差300㍍の東ノナメ沢はダイナミックなスラブ滝、続いて落差30㍍西ノナメ沢と目を楽しませてくれる。傾斜がある川床のナメは夏なら落ちて楽しめるが、今日はどうしても浸かりたくない。釜ノ沢出合いには赤ペンキで矢印があり、すぐに今回沢の核心でありそうな魚留ノ滝。竹さんが右岸のスラブをさっさと登ったので、私も焦りながら登るとズルズルドボンで携帯濡らし、仕切り直してもっと左手を登った。そこから先は100メートル続く千畳ノナメで、晴れていれば夢見心地で歩ける場所だ。やがて西俣との二俣である両門ノ滝では中間を巻いて行く。右手に樹林が広がり、焚き火跡やテンバが点在する。小屋テンバまで行くか考えながら足を進めると、広河原上部に高台で地面はふかふかで近くに焚き火跡と川がある最高のテンバを発見して、14時50分にテント設営。焚き火横で豚鍋うどん入りを食べて暖まるが夕方から雨が降りだす。

 翌朝6時過ぎに雨の中出発。テープは100メートルおきについているが、出来るだけ水の中を歩きたくないので時間がかかるし寒さもかなりなものになってきた。やっとポンプ小屋が見えてきた時は、早く小屋で温かい物を食べて暖まりたいとしか思わなかった。小屋でおでんやカップ麺を食べて、展望のない甲武信ケ岳をピストンしてまた小屋でコーヒーを飲み、10時40分下山開始。台風後で倒木多い戸渡尾根~徳ちゃん新道を下り、道の駅みとみ14時40分着。小屋のご主人曰く、今年の紅葉は今一つだったそうであるが、東沢を貸し切り?で登れて満足の2日間であった。しかし、寒かった!この日近辺の山では初雪が降ったそうな。来年の紅葉時期は両門ノ滝から西俣に入ってみたい。

微妙な傾斜のナメをバランスを取りながら歩く
微妙な傾斜のナメをバランスを取りながら歩く