石川県 鳴谷山

山 行 日: 2011年6月11日(土)

天   候: 曇り時々ガス

参 加 者: Y森(CL)、T中博子(SL) の2人

コースタイム

T中博子さん宅6時集合 名神北陸道福井北で下りる

10:05鳴谷山登山口(980m)発 →10:45 1,170m地点尾根途中で休憩10:53 → 11:10鎧壁(1,180m) →12:00 1,275mで休憩12:10 → 13:15鳴谷山山頂(1,596.6m)昼食14:08→15:04 1,280mで休憩 → 15:30鎧壁(1,180m)  → 16:15鳴谷山登山口(980m)着

 

記   録

 「山あっとらんだむ」さんから鳴谷山に行く林道の縦溝が整備されてきれいになっているとの情報を得て鳴谷山に行くことに決める。

 滋賀から3時間あまり、白峰温泉、手取湖、桑島温泉を通り過ぎ、林道百合谷線に入る。大嵐山との分岐を右に入るとダート道になり、確かに深い溝はなく車のお腹をすることなく登山口駐車場に着く。地元では、お花で人気の山だが、今日は、雨あがりで駐車場には一台も来ていなかった。二人っきりの貸切状態、でもちょっと恐い。熊は大丈夫かな?(-_-;)

水 芭 蕉
水 芭 蕉
リュウキンカ
リュウキンカ

 駐車場端から緩やかな登山道を進むとチゴユリが迎えてくれる。そしてしばらく進むと葉っぱが大きくなった水芭蕉が現れたが、花は終わっていた。今日は、雨上がりで道はぬかるんでいて歩きにくい。沢の音が大きくなってくると右手に小さな滝が現れる。さらに進むと歩き始めて1時間ほどで鎧壁に着く。今日は、ガスがかかり、上まで見ることができない。一枚岩の崖でその中腹に一本の登山道が切られ、そこを通っていく。雪もまだある。通り過ぎるとすぐに水芭蕉とリュウキンカが咲く群生地に到着。

 もうピークは過ぎている水芭蕉もまだまだ元気、リュウキンカは今が旬とかわいい黄色の花に水滴がついていて水みずしい。写真を撮り先へ進む。今日は、この時期にはありえない薄ピンクのホンシャクナゲがまだ咲いていた。この冬は相当雪が多かったのでしょう。

 この他にもショウジョウバカマ、ユキザサ、タムシバ、ムラサキヤシオツツジ、ツクバネソウ、エンレイソウ、ザゼンソウ、サンカヨウ、マイズルソウ、ミツバオウレン、ミツバノバイカオウレン、コイワカガミ、ゴゼンタチバナ、イワナシ等が花を咲かせていました。さすがはお花で有名な山です。

まるでオブジェのようなサンカン杉
まるでオブジェのようなサンカン杉
ホンシャクナゲ
ホンシャクナゲ

 砂御前山への分岐を越えるとサンカン杉と呼ばれる大きく特異な形の杉が目立ってきます。次にブナの林が出てきて、どれもガスがかかって、尚一層きれいで幻想的です。そして最後の水芭蕉群生地を過ぎると木々もなくなり、山頂近くの平地に出たら思いもよらず白山が正面に見えました。少し雲はかかっていたけれど、それでも今までガスの中だったので、今日は、無理とあきらめていただけに白山が見えてラッキーでした。

鳴谷山山頂でT中博子さんと
鳴谷山山頂でT中博子さんと
鳴谷山山頂から白山
鳴谷山山頂から白山

 登りはじめて3時間あまりで鳴谷山山頂(1,596.6m)に到着。まずは三角点さがしへ、事前に最近、三角点への道がつけられているとの情報でリボンを追っていくと三角点はありました。前回来た時よりまだまだ、奥へ行ったところでした。見つからないはずです。広場へ戻って再び山頂が見えることを期待しながら、二人で昼食タイム。でも食べ終えても雲は取れず14時過ぎにあきらめて下山することにしました。駐車場についても私達の車だけで、この季節には、ありえないことです。天気が良いと駐車場には入りきれない程の車がならんでいるはずです。今日は、早く帰るため、温泉に入らず、夕食も取らずに帰宅しました。

 鳴谷山は滋賀からだと、ちょっと遠いのが難点ですが、花、鎧壁、サンカン杉、ブナ、そして山頂から見える白山と見所の多い山です。また、今度は秋に訪れてみたいものです。

鳴谷山山頂の標識
鳴谷山山頂の標識
鳴谷山山頂の三等三角点
鳴谷山山頂の三等三角点