個人山行 京都トレイル東山4(浄土橋~ケーブル比叡駅) 

 訪れる人も少なく、落ち葉をサクサク踏みしめ、静かな山歩きを満喫 

 

【日 時】2022年(令和4年)12月20日(火)【天気】晴れのち曇り   

【参加者】Y森(CL記録) K澤 Y田比朗子 T田 S口 O本紀代美の6人   

【データ】距離8.5K  累積標高差1,061m  行動時間5時間30分

【コースタイム】8:52銀閣寺道バス停(73m)→8:59浄土橋(75m)→9:13№53東山(トイレ休憩)9:22→

   9:31大山祇神社(112m)→10:12白幽子旧宅(210ⅿ)→10:20清沢口石切場(227ⅿ)→10:33瓜生山頂

   (301ⅿ)10:42→11:03白鳥山山頂(310ⅿ) 11:05→12:00てんこ山(442.2ⅿ) 12:05→12:22石鳥居 

  (421ⅿ)昼食12:50→13:17水飲対陣之跡の碑(400ⅿ)→13:55千草忠顕碑(620ⅿ)→

  14:10比叡ビュースポット(690ⅿ)14:18→14:21ケーブル比叡駅(692ⅿ)   ↑ 

 

【報 告】

 今日は、京都トレイルの4回目です。冷え込んだ朝ですが、天気は良いようです。今回は6人で今日のルートの終点、ケーブル比叡駅を目指します。

 まずは、銀閣寺道でバスを降り、浄土橋をわたって住宅街を進みます。京都トレイル№53近くの市バス誘導員詰所でトイレをおかりします。(ガイドブック記載)

 その後は、ケーブル比叡駅までありません。そして病院の駐車場を抜けて細い川沿いを登っていくと、徐々に山の中へと入っていきます。

トレイルの雰囲気が出てきました。まもなく左手に大山祇神社があり、そのまま進んで尾根に取り付きます。今日は人も少なく天気も良く、枯れ葉を踏めばカサカサと

 音がし、良い感じのトレイル歩きです。

 

 道を間違えて分岐まで戻るとそこは、白幽子(江戸時代の書家)の旧宅跡でした。このあたりには、白川石を切り出した石切場跡が多く、京都の建造物や石灯篭などに

  広く使われていたようです。白いのが特徴です。

 そして道は続きます。狸谷不動の巡礼道と合流すると、道沿いには数体の童子像が安置されて見ながら行くとまもなく瓜生山山頂に着きました。

山頂には、「奥之院・辛龍大権現」の社殿が建っています。景色は、少し見える程度です。休憩後進みます。

 次は、白鳥山への分岐点です。しばらく左の道を進んだのですが、途中で白鳥山山頂には、行かないことに気づき、そこから直登。急登だったので、

すぐに山頂に到着。京都市内方行だけ眺望があります。ここも瓜生山も室町時代の城跡で瓜生山が北白川城本丸。白鳥山が北白川城出丸です。堀切もあり、城跡の様子も残っています。

 

 この先トレイルは面白く、動物のあばら骨のような根っこや、キツネに見える木等などがありしっかり楽しめました。やがて64で林道に下りると、緩やかな広い道となります。かなり進んで、「てんこ山」近くまで来ると入る道が曖昧でK澤さんが様子見にと直登。私たちは、荒れた林道を入って途中でK澤さんと合流。最後は、直登して山頂へ。ここには、三等三角点がありました。調べると、ここも城跡とのこと。眺望はありません。下りは緩やかな道を見つけ、元の道へと戻りました。

 

 まもなく石鳥居に着き、お昼にします。太陽は出ているものの風が強く少し寒い昼食でした。昼食後は、下りから始まり、やがて小さな川を渡り、登り返して水飲対陣之跡の碑に到着です。ここは、南北朝時代、北朝方の足利軍と南朝方の千草忠顕軍が対陣した場所です。

 

 さてこのあと、登りの始まりです。緩やかに見えますが、階段も多く私には、きつい登りと感じました。開けた場所で一回休憩を入れ、そのあと千草忠顕碑で一息入れ、また比叡ビュースポットまで登ります。その間の標高差約300ⅿ。頑張りました。比叡ビュースポットでは、琵琶湖南部から、大阪あべのハルカス、京都タワー、愛宕山など、京都市街~大阪方面が見渡せます。今日は、登りばかりのトレイルと覚悟はしていましたが、階段とは、想定外でした。でも最後に絶景が見られて良かった~。そこから3分でケーブル比叡駅に到着です。道脇には、雪が残っていて、やはり比叡山は寒いんだと実感。今日も無事終了。思えば今日は、ピークハントばかり、でも山頂は城跡、「ピークの裏には、歴史あり」でした。さすが京都、どこにも歴史が転がってる。

 

 そして14:45のケーブルに乗って下山、その後、叡電で帰るつもりでしたが、国道367(鯖街道)に出たら京都バスの京都駅行きが丁度来たので乗車。約1時間(400円)で京都駅に到着しました。皆様、今日もありがとうございました。(記 Y森)