個人山行 後立山 鹿島槍ヶ岳 赤岩尾根

鹿島槍ヶ岳 双耳峰
鹿島槍ヶ岳 双耳峰

【日 時】2022年10月1日(土) 【天候】快晴 

【参加者】K本

【データ】標高差約1810m, 水平距離約18km, 所要時間約10:40

【コースタイム】

S大谷原 登山口05:10 → 05:51西俣出合05:54 → 07:18高千穂平07:22 → 08:27冷乗越08:32 → 08:43冷池山荘08:43 → 08:51冷池山荘テント場08:51 → 09:39布引山09:49 → 10:35鹿島槍ヶ岳11:25 → 12:05布引山12:05 → 12:40冷池山荘テント場12:40 → 12:47冷池山荘13:08 → 13:26冷乗越13:26 → 14:15高千穂平14:15 → 15:13西俣出合15:16 → 15:56大谷原 登山口 G

 この付近では、昨年爺ヶ岳へ柏原新道を行き、霧が立って雷鳥に遭遇して以来。鹿島槍ヶ岳には別の大谷原を行くことにした。

普通のタイムで12時間を要するため、夜明け近くに出発。他の登山者1人も後から動き出しており、先発者2人のチャリが西俣出合に置いてあった。暗闇の中、前方に誰もいないので、足早に熊鈴を鳴らす。大谷原も熊の目撃情報があり、大きな心意気が要る。ある友人は暗闇で後ろも確認したと言うが、こちらは気配を察するに徹した。

西俣出合で朝を迎えた。堰堤ダムの暗いトンネルを通過して、ちょっとした窓枠の滝風景にワクワク。高千穂平の開けた展望台に差し掛かり、鹿島槍ヶ岳の双耳峰が現れて、圧巻である。

さあ、次はトラバース。ガレ場の細い道、落石という要の場所。ストックはどうしても慣れないもので、お荷物になるかもと置いてきた。岩があるところは三点支持、ストックは引っ掻ける恐れがあり使わない方が良いと思うけどなぁ。このトラバースは帰り道に下るのでかなり冷や冷やします。

トラバースで冷や冷やしながら尾根に出ると、立山連峰、後立山連峰が絶景であった。多くの登山者がいる冷池山荘を通り過ぎ、布引山へまっしぐら、そこでスピードが落ちてしまった。多忙の合間に移動してきたせいか疲労がきてしまったかと思った。布引山で手作りのおにぎりなどを食べておくことにした。体力はそこそこ残っており、稜線沿いに鹿島槍ヶ岳へ黙々と歩いた。南峰の山頂にたどり着き、必要以上に休憩することにした。おにぎりを再び頬張りながら、爺ヶ岳、立山、剱岳、五竜岳を眺めた‥。山頂にいる登山者は、定番の柏原から来る人が多く、赤岩尾根をたどる人はわずか。ヘルメットを被り、大キレットに行く人もいるようです。

赤岩尾根は鎖や梯子が複数整備されているが、錆びている、壊れかけている、滑りやすいなどと使える範囲にした。急勾配でもトラバース以外は歩きやすく、富士山がはるか遠くに見られ、シナノキンバイ、リンドウの花が咲いていました。

北峰の下方にカクネ里カールに国内四つ目氷河の雪渓が残っているそうです。次回の楽しみにとっておき、別のルートで行って見てみたいものです。


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