個人山行 音羽山 10年前に歩いた道を確かめるために

【実施日】2022年3月5日(土) 晴れ

【参加者】Y森(L)、N西(感想)

 

【コース・タイム】

 7:00膳所駅―7:30日本電気硝子保養所裏―8:45音羽山山頂―9:20ピーク363に下る分岐(417m)―9:40折り返し地点(未知ルート開始)―10:40音羽山山頂―11:30日本電気硝子保養所裏―12:00膳所駅  

距離13.8km(膳所駅より) 登り990m 下り985m

 

 

 2月23日(水・祝)に音羽山を登ったときに見つけた新たなルートを行ってみることにした。Y森さんが10年程前に歩かれたときには道があったが、その後、台風等の影響でその道がどうなっているのか確かめてみる。

 とてもいい天気だ。登山口で早速衣服調整。さて登山開始と思った矢先、Y森さんのストックが壊れている。ストッパーが外れたようだ。直らなさそうなので諦めて枝を探すとしよう。短かったり折れやすかったりで、意外にいい枝が見つからない。お喋りしながら歩いていると、前からマウンテンバイクが・・・。向かいからマウンテンバイクが下ってきたら怖いね。鉄塔からの眺めはまずまず。黄砂も飛んでいるようで、比良山もあまりきれいには見えない。

 8:45本日1回目の音羽山山頂到着。本当にいい天気で気持ちがいい。こんな日は近場でも山にきてよかったと思う。先週までの天気とは大違いだ。しかし風が強い。風が鉄塔にあたり“ゴー”と大きな音が響いている。ここからピーク363手前まで登ってきた道を下る。9:20ピーク363手前の分岐に到着。ここから水車谷不動尊方面に向かって降りていくが、今日は水車谷不動尊までは行かずに、途中の折り返し地点で未知ルートに入る予定。音羽山と言えど侮るなかれ。急坂の下りは滑りやすく、道幅も狭く崩れやすいので注意が必要。20分程で折り返し地点に到着。さて、ここからが未知ルート。男性が1名おられる。私たちとは違う道を歩いていくようだ。巡視路を歩いて行かれるのか。そっちも行けるのか?私たちは計画通り谷沿いを登っていく。倒木が多く、山が削られていて道幅は狭く、決していい道とは言えないが、色褪せた古いピンクテープがある。ピンクテープを辿って登っていく。Y森さん曰く、昔に比べて谷も大きくなっているよう。この道は雨が降るたびにコースが変わるのかもしれない。何度か渡渉を繰り返しながら登っていく。黄緑色の苔が春を告げているようだ。雨が降った後は歩けない道だ。夏場はダニやヒルが出そうだ。この道を歩くには今の時期がちょうどいいのだろう。ピンクテープがなくなると、本当にこの先歩けるのか心配になる。道がなくなったら引き返せばいいのだが、何とか10年前に歩いた道が歩けることを確かめたい。最近付けられたようなピンクテープがある。見ると『HTトレッキングクラブ』と書いてる。この道がなくなってしまわないようにしてくださっているのか。ウォーリーを探せの如く、“ピンクテープを探せ”と言いながら進んでいく。

 陽が射してきて10:20登山道に出た。Y森さんが“この辺りに出てくるだろう”と言っておられた場所だ。10年前に歩かれた道は、その後、台風等の影響を受けながらも健在していた。なんだか嬉しくなる。その後、本日2回目の音羽山山頂へ向かう。歩きやすい道だ。登山道の歩きやすさをしみじみ感じる。陽の光を浴びて葉っぱが白く見える。同じ道でも時間の経過とともに見える景色が違う。11:40本日2回目の音羽山山頂到着。計画書通りの時間に到着。Y森さんは下見山行をされたのか?そんなはずはない。だとしたら何と正確な読みなのだろう。朝に比べるとすっきり見える。朝より人が多い。気持ちがいいな~。山頂で分岐地点におられた男性と遭遇。尋ねると、地図では点線になっているが、登り初め10mくらいは道がなかったとのこと。その後はちゃんと道があるようだ。たぶん大谷方面からの道に合流されたのだろう。次回はそこを歩いてみよう。また新たなルートが楽しめる。日本電気硝子保養所裏まで登ってきた道をおりていく。実に楽しい音羽山未知ルートであった。