
【実施日】2022.2.2 曇り時々晴れ
【参加者】T本
【コース・タイム】
奥余野登山口(8:05)・・・油日岳(9:15)[5分休憩]
・・・ 三国岳(10:10)[10分休憩]・・・
那須が原山(11:45)[20分休憩]・・・三国岳(13:30)
・・・倉部山(14:00)[5分休憩]・・・ゾロ峠(14:20)
・・・奥余野登山口(14:45)
【報告】
まだ寒い季節ですが、これまで行ったことのない鈴鹿山系の南部に登ってみようと、油日岳から4
那須ヶ原山を歩いてきました。当日は8時前に駐車場に着きましたが他に人は居ませんでした。
(その後も一日中誰にも出会いませんでした)
三馬渓谷の登りは急登でしたが、距離は短かったのでそれほど大変さはありませんでした。
油日岳への尾根に出ると風が強く、登山道も凍り付いていたのでここでチェーンスパイクを
着装しました。新雪はほとんどなく、チェーンスパイクがよく効いて、三国岳から下山する途中まで
ずっと履いて行動しました。
油日岳は甲賀市方面が少し展望できますが、樹林の中の山頂。そこから三国岳へ向けて気持ちのいい
やせた稜線を歩きます。稜線の道には、リスかオコジョか?小動物の足跡やキジか?鳥の足跡なども
付いていて、動物たちが賑やかに行き交っている登山道だと思うと何やら楽しいものでした。
加茂岳、忍者岳と歩いて、望油峠からロープが張ってある崖登り(ここがキレットか)。
岩に雪が乗っているので、慎重に登ります。登り切ったところが三国岳で那須ヶ原山方面と
ぞろぞろ峠方面の分岐。しばらく休憩して、那須ヶ原山へ向かいます。
那須ヶ原山へは大小いくつものピークを越えていくのですが、どれも急登急降で体力を使います。
三国岳から5分ほど進んだところに大きな崖があり、このコースの核心部。
「ロープや木の根に頼りすぎないよう、三点確保」と注意書きの看板がありました。
バランスを崩さないようにここを越えて、ジェットコースターのようなアップダウンの稜線を
進んでいきます。稜線からは、三重県方面や滋賀県方面などがところどころで望むことができました。
那須ヶ原山は、杉の木々に囲まれたところで、北西の方向に展望が開けています。あいにく雲に隠れて
いましたが、綿向山や御在所岳方面を観ることができました。山頂の小屋の下で昼食をとり、もと来た
登山道を戻ります。三国岳からぞろぞろ峠へは歩きやすい道。
南面で雪があまりないので、ここでスパイクを外します。ところどころ凍っている箇所は氷の上を
踏まないように気をつけて歩きました。
雲が流れて時々日が出ると少し暖かく春の日差しを感じました。
ぞろぞろ峠からは、渓谷(案内板には坎霞渓)沿いに緩やかな道をたどって駐車場まで戻ります。
駐車場横に花の咲いている木があったので、見に行くと花ではなくて、木に絡んでいるツルの綿毛
でした。
立春間近の鈴鹿南部の山、登山道の変化が楽しい油日岳・那須ヶ原山の山行でした。