個人山行 比良・坂下から小女郎ケ池

 【実施日】2022.1.27(木) 曇り時々小雪

 【参加者】M内、K川、K西、A井、K内(記録)

 【コース・タイム】

6:35大津京駅前→7:00坂本大宮川観光駐車場→7:40坂下・452付近P

8:00発~鮎屋山椒園跡~9:20標高850m付近~11:40小女郎ケ池 南のピーク12:00

~13:00・762~14:00鞍部~14:30林道~15:00車着→16:00大宮川観光駐車場(解散)

 

 

 スノーシュー2人、ワカン3人。女性ばかりの最強軍団。このメンバーなら他人のラッセルをあてにすることもない。早々と8時には歩行開始。このコースは雪の小女郎ケ池を楽しみに何度か歩いているが、今年は特に積雪が多い。新雪のふわふわ雪だと、ラッセルもきつかったと思うが、程よく閉まっていて雪の量の割には歩き易い。ずっと植林地内の尾根が続く。もうすぐ広葉樹の林になるからね・・といいながら登り続けること3時間余り・・やっとたどり着いた霧氷の尾根は今までの登行の苦労を十分報いてくれるものだった。寒いが風はない。ワカンでも踏み込むことなく楽に歩ける。何度も後続を待ってくれていたスノーシューの2人には申し訳なかったが、写真も思う存分撮れた。

 霧の小女郎ケ池もゆっくり撮影。震えながら昼食中「人の声がする??」と誰かが呟いた。人影は見えず、まさかねと笑い飛ばし食事続行。帰宅後Facebookでのやり取りで、写真家の草川さんが知人と権現経由で小女郎ケ池に来られたらしいと聞いた。実はA井さんも私も草川さんのファン。こちらも大声叫べばよかった、とちょっと残念な気分です・・笑。

 登りに使ったコースは余りにも急斜面が多い。別ルートで下りたい、という全員の合意で・762経由での下山となった。地図読みポイントも何か所かあるが、無事クリア。最後の急傾斜も終わって本当なら林道に下って終了のはずなのだが、何年か前の台風の倒木で、登山道は大荒れの状態。雪が乗っているとどこが踏み込むのか分からない恐ろしい状態になっている。ならばあと少しなので谷に降りるか‥ということになり、A井さんが先行してくれた。1mの小滝、鹿の頭骸骨、最後も急な一下り。林道に辿り着いた時は心底ほっとした。

 

K川さんの感想

急登、はぁはぁ 急斜面、冷や汗 沢、ドロドロ 緩い下り、綺麗な雪面、ザックザック 幻想的な小女郎池 年に一度の冬の小女郎詣で 緊張したけどめちゃくちゃ楽しかったです。来年も行けますように。

 

余談:この時期、除雪の雪に塞がれて車を停める場所を探すのに苦労する。工事車両以外の駐車を防ぐために置かれているコーンをそっと移動し、ガードレールぎりぎりに車を停めて準備をしていると、工事のお兄さんの車がやってきた。丁重にお詫びをして、今回だけは、ということで停めさせてもらった。

 帰りにももうひと騒ぎ・・。お礼を言って私たちの車が出発した途端、お兄さんが大声で何か言っている。やっぱり怒られるのかな・・と窓を開けて謝ろうとすると、「後ろのドアが開いたままだよ、閉めてあげるね。」・・バン!!・・ 何とも優しい若者であった。(感謝)