個人山行 樹氷の絶景 綿向山 山行

実施日】2022.1.15.

【参加者】T本

【コースタイム】

 御幸橋駐車場(8:15)・・・ヒミズ谷出合登山口(8:35)〔10分休憩 

 アイゼン装着〕・・・アザミ小舎(9:35)〔5分休憩〕・・・

 5合目小屋(10:05)〔10分休憩〕・・・行者コバ(10:35)・・・

 山頂(11:15)〔25分休憩〕・・・五合目小屋(12:15)・・・

 アザミ小舎(12:25)〔5分休憩〕・・・

 ヒミズ谷出合登山口(13:05)・・・御幸橋駐車場(13:25)

 

【報告】

 最近は冬の恒例になっている綿向山の樹氷を観に行ってきました。

 平日の14日に計画をしていたのですが、大雪注意報も出ていたため15日(土)に変更

 そのため午前7時半で御幸橋の一番下の駐車場はいっぱい。停められない車が近くの駐車場所を

 探して渋滞。私は結局最初の駐車場の奥の方に空きを見つけてなんとか駐車できたのでした。

 

 前日まで降っていた雪で駐車場付近も真っ白で、適度な硬さもあってとても歩きやすい道でした。

 ヒミズ谷出合の小屋で登山届を出して、アイゼンを装着。白く化粧した木々を眺めながらゆっくりと

 登ります。四合目のアザミ小舎、五合目の小屋で水分補給の休憩。

 五合目の小屋は三分の一ほど雪に埋まり、窓ガラスは氷の結晶がきれいでした。

 

 五合目からは雪も多くなり、よく踏まれている登山道もふわふわとしています。

 七合目の行者のコバからは冬道の急登が始まりますが、ところどころ柔らかい雪に足を取られます。

 またこの稜線は風が吹き付けて少し寒く、樹氷が発達しやすくなっていて、

 木の幹にはエビの尻尾がびっしりと着いていました。

 

 急坂を登り切ると綿向山山頂。やや曇り気味の天気でしたが、鎌ヶ岳や向かいの雨乞岳、

 その先のイブネ、御池岳なども見ることができ、雄大な展望を楽しみました。

 

 また、山頂付近はどの木も真っ白な樹氷になっていて、少し日がさすと白く輝いて、

 まるで満開の桜のようでした。

 

 昼前の山頂は、次から次へと登山者が登ってきて満員御礼という感じ。

 風が穏やかだったこともあり、みんな景色を見ながら昼ご飯を食べていました。

 

 たっぷり積もった雪の上にビニールシートを敷いて、ドスンと座ると体にぴったりの座椅子が

 できあがります。そこでいつものおにぎりと即席麺の昼ご飯を食べて、手先が冷たくなってきたところ

 で下山開始。雪がクッションになって、快適に下ります。午後から登ってくる人も多く、狭い登山道で

 の行き交いは身を傾けて、時々はトレース外を踏み抜きながら道を譲ります。

 

 樹林帯の中では、陽に照らされて枝の雪がボソッと落ちて、これが何かの罰ゲームのようで、

 雪のシャワーを浴びながら楽しく歩きました。

 

 近場でしかも短時間で様々な表情の雪景色を楽しむことができた、楽しい綿向山の山行でした。