個人山行 未踏ルートを歩く 音羽山回峰行

 

【山行日】2021.11.13(土)晴れ

【参加者】K原(CL・記録)、M内、Y森、N西

【コースタイム】

膳所駅7:40―鶴の里8:10―9:20音羽山(593.2)―10:35音羽川鎌研ぎ橋10:50―11:50行者ヶ森(440)―12:50大宅奥山(474)―13:40高塚山(485)―14:50西千頭岳(601.8)―15:10東千頭岳(600)―相模川南尾根ー16:45名神側道(解散―17:20膳所駅)

 

【感想】

  京都市山科区小山の南に「行者ヶ森」という440mの山があります。地形図に書いてある名前に興味を持っていましたが、なかなか行く機会がありませんでした。N西さんから音羽山「プラプラ歩き」の誘いがあったときに提案し、行ってみることにしました。ついでにその南の「大宅奥山」と「高塚山」を経て膳所駅までの周回コースを計画してしまいました。膳所駅前を7:40に出発し、BBC横から音羽山までは慣れた道を余裕で歩きましたが、そこからが「修行」のようでした。

 

 音羽山西尾根の途中から西北西のかなり急な尾根を緊張しながら降りました。音羽川の鎌研ぎ橋に降り着くまで1時間以上かかり、予想タイムをオーバーしました。音羽川の上流へ舗装道路を歩いて大師堂の向かい側の急な斜面へ取りつきました。ここから登ることにしたのはネットの検索で去年の秋に登った記録があったからでした。しかしここに道は無く、獣道が見えては消え、手もつきながら登りました。少し傾斜が緩やかになったところで右手の下から現れた古い山仕事道らしい踏み跡に出ました。それを辿って登るとなだらかになり、平地の林の中に「行者ヶ森」の表示板がありました。ほぼ12時でしたが、全く見通しが無いので見晴らしがいい所で昼食にしたいというたっての希望のため、探しながら歩いて、やっと少し空が開けた所で昼食にしました。

 

 そこから南への登山道から東へ外れて、474mの大宅奥山へ向かいます。踏み跡も無く、古いテープを見ながら進むとまたなだらかな林の中に「大宅奥山」の表示板がありました。登山道に戻るため、何も目印が無い緩斜面を西へ降り、低い所で道に出たのでそれを南へ辿りました。その道が谷底になり、踏み跡のようになりましたが、そのまま少し下ると桜の馬場から登る道に出ました。この跡は登山道だけを歩いて高塚山、舗装道路を歩き、広大な太陽光発電パネル群を遠回りして西千頭岳、さらに東千頭岳から東海自然歩道、相模川南尾根を下って行きます。この頃になると脚も疲れ、靴の中では痛い所も出始めました。5時過ぎに膳所駅に着いてみると暗くなり始めていました。後でY森さんにデータを教えてもらうと、歩行距離;20.8km、累積標高差;1680m、所要時間;9時間40分でした。「プラプラ歩き」どころではありませんでした。私の計画する個人山行はほとんどどこかでヤブか踏み跡もろくに無いところを歩いたりしますが、今回はデータからしてもまさに「行者の修行の道」回峰行のように感じました。ただ、阿闍梨様のようにはなれませんでしたが・・・。