個人山行 百里ケ岳~熊森トラスト地作業道周辺

2021.10.10(日)晴れたり曇ったり(気温は高かったが風があり涼しかった)

【報告】K内(車・軽)

【コースタイム】 

大津自宅発7:30→木地山BS9:00→熊森トラスト地看板付近P 9:30
~・723への枝尾根・447付近10:00~・723(昼食)11:30 ~百里ケ岳山頂13:00
~東尾根から作業道への入り口~13:40作業道終点付近~14:50(伐採地確認)15:00
~15:40車着→木地山BS→自宅着18:00

 

【報告】

 カツラの木周辺整備とどんぐり拾いを目指す他のメンバーとは別コースで百里を歩いた。(9:00木地山集合と聞いていたのでBSでしばらく待ったが、結局会えないまま登り始めることになった。)
 何年か前、スマホのlineと電話が届く範囲を調べるために一度歩いたコースで・723を目指した。最初の30分の登りが急だが、・447に登りつくと後は緩やか。・723付近の4本の巨木ブナは健在。少し色付き始めているが緑の葉揺らぎが心地よい。根元で早い目の昼食を済ませて再スタート。植林地の方は見るだけで悲しくなる。植えられた後、多分一度も間伐も枝打ちもされないまま今を迎えた。環境林施業の予算がつくかもしれないとのことだったので、ひょっとしたら雪が降る前に間伐が進むかもしれない。
 百里ケ岳山頂付近のブナ林は、もう落葉していた。黄葉する間もなく落ちた?ここでもこの秋の異常な暑さの影響を感じた。百里ケ岳山頂には、高島トレールを歩いてきたという10人ほどの登山者が昼食中だった。リーダー(有料ガイド?)の方に野坂岳周辺のブナ林伐採についてご存じかどうか聞いてみたが、知らないとのこと。山を歩く人にしてこうなのだから、一般の住民が知らなくても当たり前なのかもしれない。既設作業道へ降りるための巻道に入った。前回付けたピンクリボンを付け直しながら
13:40に作業道へ出た。かなり上の方まで雑木が刈り払われ、補修の準備が進んでいる。久しぶりに近道をせず全部を歩いたが、とても長かった。標高550m辺りの杉の伐採が進んでいた。高性能機械(ハーベスター小型版?)が置いてあったのでじっくり観察。キャタピラ、ラッセル用のブレード付き。カニのはさみのようなグラップルヘッドが付いていた。森林組合の地図で、新設作業道のについては知っているはずだったが、実際に作業が始まっている場所は想像を超えていた。自分がどの場所を歩いているのかさえ分からなくなった。迂回路の新ルートが急すぎて、まだトラックが入れず、伐採された丸太は道の脇に綺麗に積み上げられていた。芯の部分が真白ではなく黒ずんでいるものが多かった。ちゃんと材として使ってもらえるのだろうか。50年も経って2足3文のチップになるのだったらちょっと悲しい。
 北谷林道終点の崩壊した橋は、落ちたままで北谷に道が付けられていた。百里のトラスト地同様、50年生の杉の伐採が矢橋林業でも始まっていた。木地山集落を抜けて運び出される量はかなりなもののようで、地元の人から搬出はどこがやっているのか尋ねられた。何をするにしても、地元に迷惑が掛からないよう、自分たちは裏山を借りているのだという意識を常に持っているべきだと改めて感じた。