個人山行 秋の笠ケ岳

【日 時】 2021年9月27日(月)~29日(水)

      晴れ、曇り、曇り

【参加者】T本、I野

【コース・タイム】

〔1日目〕

 新穂高温泉(06:00)・・・笠新道登山口(07:00)・・・

 わさび平小屋(07:15)[休憩 10分]・・・小池新道登山口

 (07:45)・・・秩父沢出合(08:35)[休憩 15分]・・・

 シシウドが原(10:25)[休憩 15分]・・・

 鏡平山荘(11:35)[休憩 40分]・・・

 弓折乗越(13:25)[休憩 10分]・・・双六小屋(14:55)

 

〔2日目〕

 双六小屋(06:25)・・・弓折乗越(07:35)[休憩 5分]・・・

 大ノマ乗越(08:10)[休憩 5分]・・・秩父平(09:40)[休憩 10分]分]

 ・・・抜戸岳(11:25)[休憩50分]・・・笠新道分岐(12:25)・・・笠ヶ岳山荘(13:45)・・・

 笠ヶ岳(14:05)[休憩 10分]・・・笠ヶ岳山荘(14:30)

 

〔3日目〕

 笠ヶ岳山荘(05:15)・・・笠ヶ岳(05:30)[休憩 15分]・・・笠ヶ岳山荘(06:05)[休憩 20分]・・・

 笠新道分岐(07:40)・・・杓子平(08:45)[休憩 10分]・・・2000mの草付(10:00)・・・

 笠新道登山口(12:05)・・・わさび平小屋(12:15)[休憩 30分]・・・笠新道登山口(13:00)・・・

 新穂高温泉(14:10)

 

 

 

【報 告】

 

 新穂高温泉の登山者用駐車場に前夜の10時半頃到着。平日とあって駐車場は3割ほどの利用、

 夜から朝にかけて少しずつ車が増えてきました。

 

 初日は朝から晴れ。左俣林道を歩き、わさび平小屋、小池新道へと進んでくると、日ざしが強く

 なりましたが、秋の涼しい風が体を冷やしてくれて、しんどさを和らげてくれました。

 

 11時過ぎに鏡平に到着、槍や穂高の山頂付近には雲がかかっていて、鏡池に映る姿は見ることが

 できませんでした。

 山荘でラーメンとカレー、かき氷を注文して昼食。山の上でのかき氷は何とも贅沢で感激

 

 そこから先の弓折乗越までの登りと双六までの尾根道のアップダウンが足にこたえましたが、

 ナナカマドの紅葉やハイマツの緑とのコントラストなど目に優しい景色に癒やされながら

 小屋にたどり着きました。午後からかなり雲が出てきたのですが、

 小屋の前から雲海に浮かぶ雄大な鷲羽岳を見ることができました

 

 2日目は足の疲れが不安だったため、双六岳に登る予定を中止して、

 まっすぐ笠ヶ岳に向かいます。高い空に雲のある天気で、周囲の山々を眺めながら歩きました。

 また、双六池付近の木道には霜が降りていて、もうこんな季節になったのかと実感しました。

 

 弓折岳から大ノマ岳、秩父平あたりまでは槍・穂高、振り返って双六岳や黒部五郎岳、

 薬師岳などの山稜を眺めながらの稜線歩き。笠新道分岐手前の抜戸岳山頂で昼食休憩

 付近の岩陰にオコジョを見たり、ハイマツの実を集めるホシガラスを見ることができました。

 雷鳥にも出会えることを期待していたのですが、

 残念ながら今回は見ることができませんでした。

 

 笠ヶ岳山荘に着いた頃はすっかりガスに包まれてきましたが、とりあえず山頂へ。

 頭の上に青空が見えていたのですが、

 周囲のガスは晴れず、景色を見ることはかないませんでした。

 

 3日目は5時に朝食を食べてからご来光を期待して山頂へ。10名ほどの登山者が徐々に明るくなる

 東の空を眺めながら、雲の赤さが濃くなってくるたびに歓声をあげていました。

 5時半過ぎに大キレットの間から日が昇ると一斉に写真撮影。槍や穂高のシルエット、

 遠く南アルプスと富士山、中央アルプスや乗鞍岳、御岳など山の名前を確認しながらしばらく

 絶景に見入っていました。

 

 6時過ぎに山荘を出発、昨日通った稜線の分岐から笠新道を下山。ゴロゴロとした岩を降りて

 杓子平で休憩。そこから東斜面に降りるとジグザグ道の下山が始まります。鎖場はないものの、

 小さなはしごや大きな岩の間を降りていく場所も多く、かなり足に負担のかかる下山道でした。

 

 笠新道登山口までもう少しという所で、Iさんが転倒してけがをするというアクシデントが

 ありましたが、病院で手当を受けて元気に帰宅しました。

 

 このようなこともありましたが、秋の笠ヶ岳登山は数々の名峰を眺め、

 山腹の紅葉を楽しみながらの縦走、雄大なご来光を体験するなど印象に残る山行となりました。