比良・権現山初日の出山行

<山行日> 2021年1月1日(木)
<参加者> K原(L)、M内、A部、S本(記録)
<コースタイム>
 5:40駐車地発→7:20権現山着→7:40下山開始→8:00休憩(鞍部)→ 8:20休憩地発→

9:05登山口着→9:20駐車地着

<山行概要>
 年末の寒気の流入と降雪の状況に、積雪は多いであろうことを想定しながら、この山行ではお馴染みの4名で向かう。栗原の集落辺りから車道にも雪があり、林道に入っていくと徐々に積雪が増えてくる。霊山山との分岐の手前広場の駐車地で30㎝程度の積雪あり。
 すでに、スノーシューの単独者と、スノーシュー、ワカンの若手2名が先行。我々も、途中で比良雪稜会の7名のパーティを抜きながら後を進んで行く。先行トレースがあることや、湿雪で締まりやすいことから、ワカン、アイゼンなしの判断をするが、スノーシューのトレースでは、圧倒的な浮力の違いから、時々、雪に脚を取られながら進んで行く。
 ズコノバン辺りで風雪が強くなり、ちょっとした厳冬期らしい雰囲気の中、尾根筋を直登する。途中で先行者3名と合流する。ここまでの労に感謝し、ここからは共同戦線…。知らない者同士、ラッセルを交代しながら徐々に高度を稼いで行く。琵琶湖の東側が薄っすら赤みを帯びてくる。終盤、森林限界を超え、新雪の吹き溜まりをトラバース気味に登ろうとするが、80㎝程度の積雪もあり、なかなかステップをホールドできず難航する。そのうちに、スノーシューの単独者は、浮力を利用し難なく前進し、後方からは、比良雪稜会のパーティが合流し渋滞となる。あれこれ試行錯誤する中で、長身のK原氏が四つ這いのポジションで雪面に這い上がり、何とかルートを打開し全員登頂する。
 ガスに覆われ、冷たい風雪が舞う山頂で、簡単な休憩と記念撮影を済ませると、早々に下山開始。途中、鞍部で風を避けながら休憩。後続の比良雪稜会のメンバーも合流し、一緒に生姜湯で身体を温めた後、ゆっくり下山する。
 コロナ禍の厳しい状況での1年のスタートだが、皆で力を合わせて、ゆっくり1歩ずつ前に進むことの、楽しさと充実感を改めて感じることができた山行だった。