ハイキング部例会　蛇谷ヶ峰

　昨日の夕方まで降り続いた雨と、寒さが一転し、今日は絶好の登山日和りでした。車窓から見える、霧がかった山の景色が幻想的でテンションを上げてくれます。朽木スキー場駐車場に車をデポして登山開始。登山口に着くと、何やら騒音が鳴り響いています。どうやらモトクロスレースの最中のようです。山に入るとその静けさに耳を傾けるたくなりますが、今日はモーターバイクの音を聞きながらの登山開始です。いったいいつまでこの音を聞きながら登ることになるのでしょう。
　柔らかな緑の光が心地よく、少し歩くと体が暖かくなってきて、見上げると青空が広がり、白と青と緑のコントラストが美しく、改めて、今日、山に来てよかったなあ。と思いました。お喋りをしながら、のんびりゆったり登っていきます。どこから迷い込んだのか、1匹のサワガニを発見。踏まれなくてよかったね。色付き始めた蛇谷ヶ峰、あともう少しすると真っ赤に色付くのでしょうね。ｎまさんがきのこを発見。でも、誰も持って帰らなかったということは食べられないきのこだったのでしょうか。その後も、いくつかの可愛いきのこを見ましたが、残念ながらなめこではないよう。栗も誰かさんが食べてしまったあとのようです。登り始めは急登かなと思っていましたがそうでもなく、とても歩きやすく、途中から琵琶湖がきれいに見えてきました。山頂から見える景色がますます楽しみになってきます。だんだん視界が開けていき、あっという間に山頂に到着しました。時計を見るとまだ10：30です。時間は十分にあるので、山頂でのんびり景色を楽しむことができました。琵琶湖の対岸の伊吹山、竹生島、霊仙山、奥琵琶湖方面も見渡すことができます。本当に晴れてよかった。しかし、山肌を駆け上ってくる空気がひんやりとして、じっとしていると少し肌寒く感じました。
　カツラ谷の方向へやや急な登山道を下っていきます。台風の影響を受けたのでしょうね。太い木の枝が折れていました。近くから鹿の鳴き声も聞こえてきましたし、木の幹には熊の爪痕も数か所残っていました。苔むした美しい渓流のせせらぎを聞きながら、登りとは一味違う景色を味わうことができました。本当に気持ちのいいハイキングでした。