暑い体験山行! 真夏の堂満岳~コヤマノ岳を行く

 実施日    2020年8月8日(土) 天候:薄曇り

参加者    K原<CL>,K川<SL>,A部,I野,Nm,M田,

       T田,T中,K森<体験者>,N野(達)<記録>

コース    7:30イン谷口→8:20ノタノホリ→9:25稜線→

       9:50→堂満岳10:40→11:10金糞峠→12:15コヤマノ岳分岐→

       12:40コヤマノ岳(昼食)13:05→13:50八雲ヶ原14:00→

       14:20北比良峠14:30→15:10カモシカ台→15:55大山口→16:20イン谷口

 

 

 

入会希望の方の体験山行が計画されました。今回の体験参加者は、K森A子さん。草津市に住む看護師さんで、聞けばウルトラマラソンやトレイルランニングも行うスポーツウーマン。これなら初心者とは言っても、体力的には全く問題なさそう。
イン谷口を出発。登山口で滋賀県警の山岳救助隊が登山届の提出を呼び掛けて、アルミシートとホイッスルを配っていた。滋賀県警にも山岳救助隊があるんですねえ。登山道に入り、途中何回か多少の道間違いをしながらも、その都度迅速に修正して進んでいく。直射日光はないが、風が全くなく、湿度が高いせいか大量の汗が噴き出す。服が汗ビッショリになった頃、ノタノホリに到着。ここは周りを木々に囲まれた池で季節によっては、モリアオガエルの卵が木の枝にたくさんぶら下がっているらしい。今回は、それは見られなかったが、静かな池の景色に癒される。
ノタノホリから堂満岳を目指す。谷筋の道ではヤマビルが蠢いている箇所があったが幸い誰も被害にあわなかった様子。堂満岳までは長い急登の連続。時折、風が通る所では多少生き返った心地がするが、そんな場所は極わずか。大汗を掻きながら、皆 黙々と足を進める。最後の急登を登り切り、堂満岳頂上に到着。感覚的には、本日の目標地点まで登り切ったという感じ。二百名山の武奈ヶ岳の近くに、こんな厳しい山があったんですね。
堂満岳から金糞峠に下る。途中、トレイルランナーともすれ違う。この暑いのに山道を走るなんてご苦労様です。金糞峠からコヤマノ岳まで上林新道を登り返す。ここも長い上りの連続だが、体が多少慣れたせいか、先ほどの堂満岳への上りに比べたら、多少の余裕が感じられる。
予定より約1時間遅れで、頂上が開けたコヤマノ岳に到着。ここから武奈ヶ岳までは、さらに1時間かかるとのことで、ここで昼食とする。ここでも、ソーシャルディスタンスを保った程度な距離を取り、各自昼食を取る。
下山は比良山スキー場のゲレンデ跡地を下る事とする。陽射しが強ければ、直射日光を遮るもののないゲレンデ歩きは辛いが、幸いこの日は薄曇りなので、何とかなりそう。
ゲレンデを下りきって、八雲ヶ原に到着。池の周りに、色とりどりのテントが何張りも張られていて、気持ちが良さそう。爽やかな夏山のイメージです。
ここから、K原さんとM田さんは、別ルートの崩落の様子を調査に行くとの事で、北比良峠で合流することにして、一旦別れた。北比良峠は風も通って気持ちが良く、ずっとのんびりしていたいような場所でした。
K原さん達と合流した後は、ダケ道をただ下るのみ。途中、カモシカ台を経由して、大山口に下りてきました。
個人的には、今回の山行は「体験山行」ということで当初軽く考えていましたが、暑さとコロナウィルス禍で半年以上山に登らず、なまってしまった身体には、思いのほかきつい登山となりました。例会も再開されることですし、また身体を鍛えなおさなければならないと痛感させられた山行となりました。
(記録・N野(達))