北岳 キタダケソウ観賞山行

日   程: 2018年6月29日(金)夜~7月1日(日)

参 加 者: Y森(CL車) N野(SL車、救急)A部(会計)、M内(装備)、K西(記録)、Y田比(記録)

ルート

2日間で 距離 13.5K 沿面距離15.5K 累積標高差1,750m

行動時間 1日目 6時間10分  2日目 6時間40分

北岳ルート図
北岳ルート図

記録

6月30日(土)  曇り時々晴れ、15時頃からガス

 

コースタイム

8:05広河原バス停(1,525m)発 → 8:40二俣への分岐(1,660m)  → 11:06白根御池小屋(2,236m)11:39  → 13:47右俣コースと合流(2,730m)  → 14:15小太郎尾根と合流点(2,840m)14:30 → 15:15北岳肩ノ小屋着(3,015m)

 

 甲信越地方が梅雨明けした。とのニュースが入った日。前夜発小屋一泊で「キタダケソウ」を観に行く目的で北岳へGO!
 戸台駐車場の畳のマット有の小屋で仮眠。翌朝バスで北沢峠~広河原へと乗り継いだ。今年は大樺沢に架かる橋が老朽化し、仮橋を架ける作業が7月から。との事で白根御池小屋経由で出発です。白根御池小屋まで標高差約700mの急登。丸太の梯子を何回か伝い、第一目標の小屋に到着。ここで暫く身体を休めてサア!標高差約750mの肩ノ小屋を目指します。
 草スベリ辺りからお花が姿を現し足が停まる。「この花は?」「このハナは?」とquestionだらけ(私の記憶の許容量を越したので何が何だか)小太郎尾根分岐辺りから今までと比べ物にならないくらいの満開のお花畑。シナノキンバイ・ハクサンイチゲ・ミヤマキンバイ・タカネシオガマ・キバナシャクナゲ等々まさしく百花繚乱の世界。今日一日、暑くなくて良かったのですが、青空だったら一層花も栄えただろう・・と贅沢な思いでス
 色々な花に癒され肩ノ小屋に到着! 明日、南アルプス・北岳だけにしか咲かない固有種「キタダケソウ」を観れる事を楽しみに、又爽快な気分で起きれます様にと願い横になりました。

(K西 記)

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7月1日(土)  快晴

 

コースタイム

肩の小屋 5:20 → 両股小屋分岐 5:45 → 北岳(3,193m) 6:15~7:05 肩の小屋 7:30~8:00 → 小太郎分岐点 8:17 → 白根御池小屋 9:33~10:00 → 広河原 12:15 🚌 北沢峠 13:05 🚌 仙流荘 13:50 

 今日は快晴。暑くなりそうだ。朝食前に小屋の外に出ると、そこはビューポイント。ご来光を見るために大勢がスタンバイしている。東の空が赤く染まり始め、3000mから見る唯一高い富士山は、雪化粧はないけれど綺麗な山容だ。後の山々は、眼下に見下ろせる。仙丈ケ岳、甲斐駒ヶ岳、鳳凰三山、遥か向こうには北アルプスの絶景。360度の大パノラマを満喫後は美味しい銀シャリの朝ごはんを頂く。
 今回の目的「キタダケソウ」を見に出発。今年は、花の時期が早くて、僅か10株ほどしか咲いていなかった。植生保護されているからこそ見られたことに感謝です!山肌には、黄色、白色、緑色のきれいなコントラストのお花畑がず~と続いている。僅かではあるが、花の香りも楽しめた。
 いざ下山。標高差1750mの下山は足にこたえた。もうへろへろで足に力が入らない。それでも予定よりも早く下山でき、温泉で汗を流して早めに帰路に着く予定だった。
 しかし、中央道で事故があり、途中50キロほど下道を走る。この下道に時間がかかった。工事が3か所あり、交互通行のため大渋滞。結局は、予定通りの遅い時間に大津に到着。運転をしてくださった2人には、本当にお疲れさまでした。日本の高峰ナンバー2の山を制覇できて幸せです。
ご一緒してくださったみなさま、ありがとうございました。また、よろしくね!!

(Y田ひ 記)

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