折立~太郎平~北ノ俣岳~太郎平~折立

日   程: 2017年9月15日(金)~ 16日(土)前夜発

参 加 者: K川享(CL)・ Y森(SⅬ)・ N野・ K西

北ノ俣岳コースマップ
北ノ俣岳コースマップ

9月15日(金)

コースタイム

7;25折立;薬師岳登山口→9:20三角点(1870m)→10:35(2133m)→11:05 五光ベンチ(2189m)→11:55太郎兵衛平(2330m休憩)12:45太郎兵衛平発→12:55太郎山(2372.9m)→14:30北ノ俣岳(2661.2m) → 16:25太郎平小屋

距離 15km  累積標高差 登り1,450m 下り 500m  行動時間 9時間


記録

 去年流れた「雲の平縦走:折立~太郎平~雲の平~水晶岳~高天ヶ原~太郎平~折立3泊」を9月の連休を利用して再計画。実現か!が、何を思ったのか台風が方向を変えて3連休に日本縦断。前日に予定を変更して折立から太郎兵衛平まで行き北ノ俣岳を往復して太郎平小屋で泊まって帰る1泊山行となった。
 14日夜アルペン村の駐車場に泊まり(24時間コンビニもあるので便利。ですがトイレを貸して頂くのにちょこっと買い物)有峰林道は6時から通行出来るのでそれに合わせて行動。平日なので駐車場も空いているだろう・・と気楽に考えていたら満杯!どうにか停められるスペースがあって良かったです。準備もして出発。今日一日はお天気もまずまずで気分良く歩けそうです。歩き始めから急登。立派なブナの木の樹林帯を歩き、夏に咲いた花の実を見つけ秋を感じながら三角点に到着。雲が劔岳の雄を隠しているので一部分しか見れません。お天気は悪くないのですが下界から雲が上がってきているので山の全容を見れるのが一瞬です。三角点を暫く行くと緩やかな登山道に変わり1900m辺りから視界が開けて太郎平に続く斜面が草紅葉で綺麗でした。又、薬師岳の稜線上のケルンや祠がポツッと見えてます。五光ベンチはスルーして太郎兵衛平まで長~く続く道を頑張って歩き小屋の屋根が見えたらあと少し。小屋の前は賑わっていました。小屋でカレーやラーメンが食べられるので食欲がそそられる臭いが漂っていますが、持参したα米でお昼を済ませました。腹ごしらえをしたら北ノ俣岳を目指して出発です。左に行くと薬師沢に行く道。今日は右の木道を進みます。10分程歩けば右手に太郎山に行ける道があり(道標あり)寄りました。地味な山頂でしたが可愛いプレートが架かっていました。北ノ俣岳に続く木道を歩いて行くと池塘が点在していて良い雰囲気の所です。チングルマの群落もあり夏は見事に咲いていたのでしょうと想像できる程チングルマの綿毛も見事でした。北ノ俣岳の綺麗な稜線が見えて一登りしたら頂上です。途中、2組程の登山者とすれ違い「何処まで行かれるの?」「北ノ俣往復ですー」「安心しました」(黒部五郎まで足をのばすのでは。と心配して頂いたみたいです)
頂上では目の前にどっしりと構えた薬師岳が。鷲羽岳・水晶岳・槍ヶ岳も見えました。
 北ノ俣岳から赤木岳を経て黒部五郎岳へ伸びる稜線を見ると足を伸ばしたい思いに駆られます。暫く頂上での眺望を楽しみ下山しました。暫くゴロゴロの石の登山道なので注意が必要。下りから眺める池塘もいいね~ 思っていたより北ノ俣岳は遠かったです。 ご褒美に小屋限定のジョッキーで乾杯「お疲れ!!」  ※夕食を終えて部屋で寛いでいると、真っ暗闇にヘッドランプの明かりが小屋に向かって近づいています。黒部五郎岳まで行って帰って来られたそうです。体力に自信があったのでしょうか・・・ 何より無事で良かったです。

9月16日(土)

コースタイム

6:20太郎平小屋発→6:55五光ベンチ→7:50三角点→9:05薬師岳登山口

距離 6.9km 累積標高差 登り50m 下り1,000m 行動時間 2時間45分

記録

 天気予報では夕方から雨。17日は降水確率80% 小屋の前では下山する人。次の目的地に向かう人。それぞれ。雲の平へ行けそうな雰囲気だけれど条件の良い時にゆっくりと雲の平を楽しみましょう。 昨日登って来た道を下るだけですが、石ゴロゴロの登山道は昨日と同様に気を遣います。木道は雨が降らず濡れてなくて良かったです。お天気は下り坂みたいですが結構登って来られる方に道を譲りました。一方で台風の為に立山まで行く予定を変更して下山する方もおられ迷惑な台風です。最後の急登も無事に下りてご苦労様。 
 さあ、温泉で汗を流しましょう。今回、3泊の予定が1泊に短縮された山行でしたが静かな北ノ俣岳を満喫出来て有意義な山行でした。

(K西 記)

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