西黒尾根~谷川岳(トマノ耳)~主脈縦走

日   程: 2017年6月10日(土)~11日(日)前夜発・小屋泊

参 加 者: Y森(CL車) N野(SL) K西(会計)

西黒尾根~谷川岳ルート図
西黒尾根~谷川岳ルート図

6月10日(土)晴れのち曇りのち雨、風強し

 

コースタイム

8:48土合駅出発(665m)→9:17谷川岳山岳センター(780m)9:24→9:30西黒尾根登山口(800m)9:35→12:41ラクダの背(1,516m) →14:15ザンゲ岩(1,810m) →14:40谷川岳肩の小屋着(1,910m)

距離 6km 累積標高差 1250m


記録

 日付が変わる午前0時以降に越後湯沢ICを下りる計算をして夕刻滋賀を出発。600km、7時間の走行を経て、新潟県湯沢町にある平標山登山口元橋駐車場に到着。ここは有料(600円/日)シャワートイレ完備。
 車中泊後の朝は、明日(6/11)の縦走行程を考えてここに車を残し、バスとJRを乗り継いで群馬県側の土合駅に向かいました。土合駅からロープウェイ駅方向へ歩くこと30分、登山指導センターを過ぎると間もなく西黒尾根登山口に到着。さすが日本三大急登と標榜するだけあって、樹林帯の中もつづら折りの急坂が続きます。1300m近くでは残雪が出現。急勾配なので、両ストックを取り出して安全を確保し通過しました。気候の厳しい谷川連峰の森林限界は1500m。樹林帯を抜けると、左に天神尾根、右はマチガ沢、一気に視界が開けます。しかしラクダの背以降は急峻な岩稜帯に入り、ラクダのコルで巌剛新道と合流後はクサリ場やガレ場の連続となります。初夏を告げるシラネアオイ、カタクリなどが最盛期を過ぎつつあるものの、岩場で満開のホソバヒナウスユキソウに出会うなど、花の移ろいに驚かされ、癒されながら、降り始めた雨に不安を覚えて先を急ぎました。風雨がやや強まり、滑る岩に足を取られながら難所のザンゲ岩を越えると、肩の広場前の雪渓に到達。ガスで視界がなくて幸いでしたが、切れ落ちた感があり、ロープに沿って慎重に渡ると谷川岳肩の小屋(1910m)はすぐそこでした。小屋でストーブに温まり、ティータイムをとりながら登頂を見計らっていましたが、風雨は激しくなるばかりで、とうとうビールになってしまいました。(6/9~10 N野記録)

 

 

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6月11日(日)快晴、風強し

 

コースタイム

 4:20肩の小屋発→4:30谷川岳山頂トマの耳(1,963m) 4:38→4:45肩の小屋(朝食)5:35発(1,910m) →6:42オジカ沢ノ頭(1,890m)6:45 →6:50オジカ避難小屋(1,880m)6:55→7:25小障子ノ頭(1,730m)7:27→7:47大障子避難小屋(1,680m)8:00 →8:26大障子ノ頭(1,810m)8:32→9:30万太郎山(1,954.1m)9:45→10:42毛渡乗越(1,568m) →12:01エビス大黒ノ頭(1,888m)12:08→12:25エビス避難小屋(1,785m) →13:05仙ノ倉岳(2,026.3m)13:35→14:20平標山(1,983.8m)14:30→15:25松手山(1,613.6m)15:34→15:55鉄塔下(1,415m)16:02→16:45登山口(980m) →16:52駐車場(975m) 

距離 16.4km 累積標高差 1,300m            

記録

 昨日小屋に到着後、段々と風が強くなり、山頂に行くには危険な状況に変わってしまい、翌朝、トマノ耳だけを御来光を見がてらに行くことにしました。翌早朝、風は、まだまだ強く気温も低く小屋前の水たまりは凍っています。稜線まで登ると丁度ご来光となりそのまま山頂のトマノ耳まで行ったけれど、非常に風が強く寒いので写真を撮ってすぐ小屋に戻りました。
 朝食後6時35分天気は快晴。いざ縦走へ。風は少し弱くなってますが、まだ寒く着込んで出発。万太郎山までの縦走路は良く見えます。その奥の仙ノ倉岳は重なって見えません。まずは下りから。すぐにハクサンイチゲが出迎えてくれました。この先の縦走路はアズマシャクナゲ、ハクサンコザクラ、シラネアオイ、ナエバキスミレ、イワカガミ、キクザキイチゲ、ミツバオウレン、ミツババイカオウレン、ミヤマキンバイ、コバイケイソウ(蕾)等の花々が両脇に咲いていて写真撮影ばかりでスローペースです。また縦走路の山々もきれいな稜線でこちらも写真撮影です。何枚撮っても飽きません。オジカ沢ノ頭、小障子ノ頭、大障子ノ頭と順調に進み、万太郎山へは230mの登りを終えて到着。
 振り返れば遠くに小さく谷川岳山頂と肩の小屋が見えます。反対にこれから先の山々を見ると、エビス大黒ノ頭が手強そうです。尖ってます。ここまで来れば行くしかない。Go~。少し行けばハクサンイチゲがいっぱいで、エビス大黒の頭と仙ノ倉岳を背景に入れ写真を撮ります。まさにビューポイントです。谷川岳は知る人ぞ知るお花の山なのです。しばらくは細尾根に気をつけて歩きます。毛渡乗越からは一気に320mの登りで、ここが一番苦しい所です。登りつめたエビスの山頂からは、谷川連峰最高峰の仙ノ倉岳(2,026.3m)が眼前に見えます。ここからの登り返しは、たいしたことないと思っていたら、240mもあって十分疲れました。(-_-メ)13時過ぎに仙ノ倉岳に到着。振り返るとエビス大黒の頭が尖っているのがわかります。山頂では巻機山、越後三山(中ノ岳)平ケ岳、至仏山、日光白根、武尊山、皇海山、赤城山、苗場山、浅間山等、ぐるっと見えて山座同定を楽しみました。先を急ぎましょう。(記:Y森)
  

 ここまでは厳しいアップダウンの続いて来た稜線でしたが、「平標山」に伸びる稜線は、広い整備された緩やかに続く稜線。しかも木道。余裕があったのならルンルン気分で気持ちよく歩けます。途中、「肩の小屋ヨリ10000m」の標識!あとひと踏ん張りで谷川岳からの縦走路の最終目的地「平標山」に到着~。広く開けた山頂で見晴らし良し。感激もそこそこにして、そう!「松手山コース」の約1000mの下りが待ってまーす。暫くなだらかな下りで最後のハクサンイチゲを鑑賞して、松手山・遥かに見える鉄塔を目指します。約200mの木道をひたすら下り、ちぃちゃな登り下りで松手山に到着。足もかなり疲れていますがまだ600m下らねば。鉄塔を過ぎてから急登が待ってました。階段もあり、道も石ゴロゴロで歩き難く堪えました。咲いている花もなくひたすら登山口を目指すのみ。登山口の駐車場が見えてきたものの長かったです。登山口に着いた時には「あーーお疲れさん!!」11時間頑張って耐えてくれた「足」にご苦労様でした。
※私達が2日かけた縦走路。日帰りされる方々とすれ違い「ありえへーん」(記:K西)

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