鈴鹿 雨乞岳(武平トンネル滋賀県側)

日   程: 2017年5月5日(金)

天   候: 晴れ時々曇り

参 加 者: N島(ⅭⅬ)・I田

コースタイム

大河原・かもしか温泉前8:30→武平トンネル滋賀県側駐車場8:57→雨乞岳・登山口9:10→雨乞岳方面分岐10:00→七人山のコル11:10(休憩)→東雨乞岳11:50(昼食)→雨乞岳山頂12:20→杉峠13:04→神崎川本流14:04(休憩)→コクイ谷出合14:23→沢谷出合15:00→雨乞岳方面分岐15:34→雨乞岳・登山口16:30→大河原・かもしか温泉前17:00


記録

東雨乞岳

 ゴールデンウィークの後半にさしかかった5月5日に鈴鹿山脈の中央にどっしりと構える雨乞岳に登りました。甲賀市大河原のかもしか温泉前で待ち合わせして、一台の車にして鈴鹿スカイラインをくねくねと30分弱かけて武平トンネルまで行きました。予想通り武平トンネル下の駐車場は満杯で、そこから300㍍程西に下った駐車場に止めて準備体操して登り始めました。
 雨乞岳への道標は東近江市が設置していて、「①②③」という順番にレスキュー時に現在場所を知らせる目安なっています。④の雨乞岳方面分岐までは上がり下りの道が続きますが、①~③の間に「危険!立入禁止」の札があり実際にガレが生じて危険な箇所があります。帰りも同じルートを通ったが迂回ルートが見当たらずガレが生じた危険な箇所を通行しました。下山して車を停めた駐車場に戻ると不法投棄ゴミが大量に捨てられているのを発見しました。中島さんは清掃登山打ち合わせで東近江市へ行った時、甲賀市へ連絡してもらう積もりだそうです。
 雨乞岳方面分岐から七人山のコルまではおおよそ一時間程で行きますが難所はなく多くの登山者に出会いました。その中の男女3人連れは「藤原岳から縦走しています」と言い「更に鎌ヶ岳へ行くのですか?」と聞いたところ「いや雨乞岳で降ります」ということでした。中島さんの話だと「多分テント泊したんだろうな」ということでした。七人山のコルからは熊笹の登山道を約30分かけて東雨乞岳頂上に着きました。風は少しあるが清々しい晴天です。東西南北の鈴鹿の山々が全て一望できます。ここで昼食をとり、約10分で雨乞岳頂上に着きました。西側の眼下に綿向山の山頂の大嵩神社の祠が見えます。小さい頃から綿向山は東の方角に見慣れてきましたが、雨乞岳の山頂から見る綿向山は形状も様相も違って見えました。見るポイントによって様々な姿を醸し出す山は魅力の1つかも知れません。
 帰りは杉峠までかなり急角度の道を一気に下りました。更に、杉峠から神崎川本流に沿って下りていきます。途中、明治時代の後期まで人家が存在した跡地に出会いました。鉱石の採掘の為と言うことですが、こんな山奥で一体どうして生活するのか不思議な感じがしました。
    さてコクイ谷出合から沢谷出合のルートが大変スリリングです。今年のゴールデンウィークは雨がなく水かさがないために良かったですが、雨が降った時はちょっと怖いルートです。というのは水かさが増えた場合は脇の山裾を進まなければならずほとんど道らしき道はありません。更に、沢谷出合から10分ほど歩いて滝の手前で左のルートを進むと元の雨乞岳方面分岐に出会います。今回の雨乞岳の登山は、この山の壮大さと周辺の形状に感動した内容でした。

報告者:I田