富山・大笠山

日   程: 2016年6月11日(土)

天   候: 晴れのち曇り

参 加 者: Y森(CL)、M氏、O氏

ルート概要: 桂湖畔~フカバラ尾根~山頂往復コース(往復12.9K 行動時間9時間8分 累積標高差 約1,550m)

コースタイム

6:05桂湖オートキャンプ場無料P発(標高585m)→6:17登山ポスト(585m) →(フカバラ尾根)→7:46大杉で休憩(1,165m)7:55→8:58前笈ケ岳1,522.1m(天ノ又)9:10→9:25最低鞍部(1,495m)→9:35アカモノの頂(1,552m)→10:20旧大笠山避難小屋跡(1,590m)→11:00奈良岳分岐(1,810m)→11:02大笠山避難小屋(1,810m) →11:04大笠山山頂(1,821.8m)11:45 →11:50大笠山避難小屋→11:54奈良岳分岐11:56 →12:25旧大笠山避難小屋跡→12:58アカモノの頂→13:16前笈ケ岳(天ノ又)13:27→15:13桂湖オートキャンプ場無料P着=自宅着20:00

コース概要  往復12.9K 行動時間 9時間8分 累積標高差 約1,550m
コース概要  往復12.9K 行動時間 9時間8分 累積標高差 約1,550m

記録

 6/11日(土)は、梅雨の中休みで天気は晴れマーク。前夜、エスティマを桂湖ビジターセンター前の無料Pに停める。ここには、すぐ近くにトイレと自動販売機がある。到着すると満天の星空、しばらく夜空を眺めていると流れ星が飛んだので明日の登頂を祈ります。その後ちょっぴり宴会して就寝。
 翌朝、早朝の桂湖は、すがすがしく気持ちいい。いいキャンプ場です。少し車を先に進め、オートキャンプ場の無料駐車場に移動。ここより先、車は入れない。6:05出発、少し行くと登山ポストあって計画書を提出する。この先少しで吊り橋(大畠谷橋)、そしてその後ろにはネットで出ていた急なハシゴがあった。噂通り急登だ~。とにかくマイペースで足を進めていこう。ハシゴは5回。終わっても鎖場の急登が続く。そしてすぐにヤセ尾根へと変わる。他と違うことは、道の両側に草が生えているが、実は草の下は急斜面になっていて危ない。とにかくこのフカバラ尾根は、登山道の上に足を下ろすことが大切である。少しでも違うところに足を出すと崖で転落となる。また、細い道なのに、その上ざれている箇所があって、ここで滑るとこれも下に転落となる気の抜けない道なのです。でも所々、緩やかな個所もあって、ほっと一息つけます。とにかく1,330mまで標高差750mの急登が続きます。その間、2回休憩を入れ約2時間で登り切る。途中、右手に山スキーでお世話になった「猿ケ山」が鉄塔も入れて見えました。その後、前笈ケ岳(まえおいがたけ)=天ノ又まで休みなしで歩き続ける。しんどい道のりではあるが、意外とお花が多く少し癒されました。ここ天ノ又から、笈ケ岳が見えます。
 さて、ここからがまた大変、標高1,500m前後のアップダウンの繰り返しです。次のピークを越えるとすぐ、左手に笈ケ岳。やや右手に大笠山が見えてきました。笈ケ岳は尖がり人を寄せ付けない厳しさを発し、大笠山はどっしりと大きくそびえ、わずかに残雪を残していました。何回かアップダウンの後、登りに転じ、旧大笠山避難小屋跡に到着。今は小屋の土台が残っているだけでした。やがて稜線(1,800mくらい)に出て奈良岳への分岐点に到着。ここを左に折れるとすぐに新大笠山避難小屋があって、もう少し先に大笠山山頂はありました。
 11時過ぎ、大笠山山頂(1,821.8m)到着。\(^o^)/ 5時間かかってしまった。根まがり竹採取や、お花写真に時間を費やしたから?ここに来たのは、なんといっても笈ケ岳とその後ろの白山が見たかったからです。白山山頂は、少し雲がかかってしまいましたが、フカバラ尾根からは全貌を見たので良しとします。大笠山山頂から笈ケ岳へは激藪ロード往復8時間(田中陽希さんのタイム)。行ってくるよと真似だけして写真をとっておしまい。山頂から南東に三方崩山、猿ケ馬場山、籾糠山が見えましたが穂高や槍、立山は見えませんでした。北西に市街(金沢市街か)見え海岸線も見えたような感じでした。しかし、山頂は蠅等の虫が多い。そんな中ノンアルビールで乾杯して昼食休憩です。
 帰りは大笠山避難小屋に立ち寄り、ノートがあったので、見てみると昨年の10月22日の日付で「出発から、すごい藪で予想をはるかに上回る藪で予定よりも2時間以上かかりました」と書いてありました。田中陽希さんですね。さて帰りは休憩1回。登山道は急下降斜面で、足元に気をつけながら、慎重に下山しました。最後、岩を掴んで下山していると後ろから「あっ、マムシ」の声。「え~。」手を噛まれずに良かった~怖い~。岩場でとぐろを巻いていたようです。登山の最後はハシゴの下りです。滑らないように慎重に下山です。林道についてホッと一息でした。この山は転落事故もあるようです。出会った人は中高年の方が多かったなあ~。ササユリとツバメオモトはきれいでした。この山を往復するのは、覚悟がいりますね。そうなんです。思ったよりハードなんです。次の日も、その次の日も筋肉痛でした。

(記 Y森) 

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