日 程: 2015年7月12日(日)
天 候: 晴
参 加 者: K澤(CL)、Y永、K村(記録)
コースタイム: 永源寺支所6:30=ゲート(施錠通行止め)6:47 … 赤坂谷下降口7:24 …
赤坂谷入口7: 56 … 鬼女谷出合9:03 … 617m仙香谷出合9:47 … 742m二俣10:35 … 760m二俣10:57 … ノゾキ峠11:44 … 730mツメカリ谷12:16(昼食)12:37~12:58 … 裏見の滝13:12 … 簾状滝6m13:44 … 5m大釜(上) 14:13 … 泳ぐゴルジュ14:27 … 神崎川本流出合14:37~14:43 …
林道入口14:53 … 林 道15:08~15:11 … ゲート15:28
記 録:
この山行計画は、K澤さんの去年からの計画で、天候の影響で何度も延期になり、やっと今回実施することができた。神崎川上流へのアクセスの道(甲津畑紅葉尾広域基幹林道)は、国道421号との出合の所で2年前から施錠されるようになり、神崎川上流へはゲートの所から歩かなければならなくなった。発電所を過ぎるところまで林道を歩き、急な斜面を下り神崎川本流の今回の入渓地点まで移動するのに約1時間ほどかかった。準備を整え、7:46神崎川本流に入渓。少し上流に向かうとすぐに赤坂谷出合となる。赤坂谷の方に進むと、ゴルジュや滝が現れ、見所やアトラクションの連続となる。3m~8mの滝が次々と現れる。沢登りの経験の浅い私は途中2回ほど、ロープで確保してもらいながら岩壁を登る場面もあった。鬼女谷出合を過ぎると、落差のある滝はなくなり、ナメ滝が多くなる。岩と水の流れと、木漏れ日が織りなす、いくつも絶景を眺めては、そこを乗り越えていく。次はどんなアトラクションが現れるのかとワクワクしながら次へと進んでいく。仙香谷出合を過ぎ、さらに赤坂谷を遡上する。
今回はこの後、南隣のツメカリ谷の沢を下る予定なので、ツメカリ谷へ渡るポイント760二股の地点を地図と高度計とGPSで確認する。枝谷を南に進んでいく。倒木が折り重なる小さな沢がさらに細かく分かれている。地図とコンパスだけでは読み切れない。こんな時GPSは本当にありがたい。枝分かれしている小さな沢をたどり、迷うことなく、目的の峠「ノゾキ峠」に到着できた。峠からのツメカリ谷に向けての下りは簡単。最初の谷さえ間違わなければ、後は水の流れと伴に下っていくと、ツメカリ谷本流に出られた。「ノゾキ峠」からの下りの枝谷の方は、途中からナメ滝が登場する綺麗な沢だった。ツメカリ谷本流との出合付近で昼食休憩を取る。
赤坂谷ではだれにも出会うことはなかったが、ツメカリ谷では、合わせて50人以上の沢登りの人達と出合った。少し下っていくと「裏見の滝」に到着。この滝は名前の通り、滝を裏から見ることができる。それではと、しぶきを浴びながら滝の裏を通り抜けてみた。
さらに下っていくと、「簾状の滝」に到着。この滝は幅が広くなかなか美しい滝である。
この地点までのツメカリ谷は空が大きく開けていて、明るい沢であったが、急に沢が狭くなり暗くなる地点が現れた。垂直な岩壁に囲まれた5mほどの滝の登場である。ここの滝壺は大釜と呼ばれているところらしい。滝壺に一気に飛び込むという方法もありだが、左岸の岩壁にある木の根っこを手掛かりにして切り立った岩壁を降りることができた。さらに沢を下っていくと再び岩壁に囲まれた3mほどの滝が登場。その下流がゴルジュになっている。両側の岩壁は丸くなっていて滑りやすそうである。行けるところまでへつって行ってもいいが、私は潔く?ゴルジュにはまって泳ぐことにした。下りのゴルジュ泳ぎは楽ちん。沢の先が明るく広く開けてきた。神崎川本流に戻ってきたのだ。本流をさらに下って下山することも可能だが、時間的なことを考え、林道ルートで下山することとなった。本流を少し遡上した地点から、林道に上がった。
林道で装備を解こうとしているところに、ちょうど地元の人の軽トラックが通りかかった。K澤さんがタイミングよく声をかけると、「乗っていく?」ということになり、お言葉に甘え、楽ちんで下山することができた。
以前、心無いキャンパーが河原にゴミを残したままにしたり、酒に酔った上での事故等が続いたらしく、このようなことを防ぐために現在施錠されているとのことだが、一部認められた団体等には、鍵ボックスの暗証番号が教えられているようである。現に何台かの沢歩きやバーベキューのための車が林道内に入って駐車していた。山友会または労山県連として許可申請をしてみるとよいのではないかと思われる。
Photo Gallary (クリックで拡大)