岐阜 三方岩岳 山スキー

日   時: 2011年 2月26日(土)前夜発   出発 米原前夜22時

距   離: 約片道4km

累積標高差: 約1,050m

天   候: 快晴

雪のコンディション: 上部アイスバーン 下部重雪

参 加 者: T橋(CL)、Y森(会計) 計2名

 

コースタイム

7:40馬狩トヨタ自然学校P発(700m) → 8:10林道から谷入口(850m)8:14 → 8:40稜線(1,000m)→ 9:33  1,266ピーク過ぎの鞍部9:43 → 10:20 1,471ピーク →10:50 1,590ピークで休憩11:05→ 11:30頂上直下でアイゼンに切替、スキーデポ(1,650m)11:45 →12:10三方岩岳山頂(1,736m)12:30 →12:45スキーデポ地(1,650m)13:00 →13:23 1,590ピークで休憩13:45→ 15:07馬狩トヨタ自然学校P(700m)着

 

記   録:

 道の駅「白川郷」で仮眠。小雪がちょっとぱらつく。翌朝7:15に馬狩のトヨタ自然学校に移動し駐車場に停めさせてもらう。とても親切にしていただく (トヨタ車で来ているし) 。白山スーパー林道の料金所手前の橋をわたったところで左の林道に入り300mくらい行ったところで右の谷に入っていく。うっすらと昨夜の雪が付いている。でもその下はザクザク雪のようだ。8:40に稜線に出ると北に富山県境の人形山が見えてくる。尚も登り1,150mあたりで白山スーパー林道のヘアーピンカーブの直下に出る。道路からはみ出た雪庇が落ちてこないかと恐々通過。1,266ピーク手前からは広く緩やかなブナ林の中を登っていく。このあたり気持ち良い登りである。1,471ピークまでは快適な疎林斜面でパウダ~の時には良さそうな感じである。登り切ると左前方に三方岩岳が見え、それに連なる稜線が見渡せる。写真を撮ってあと少し頑張ろうと意気込んで歩き出したが、しばらく進むと標高1,480mくらいからアイスバーン、クトーをしているものの不安。右下は止まりそうもない谷である。一歩一歩確実にクトーを食い込ませて進む。久々に緊張感を味わう。やっと危険地帯を通過して1,590ピークに着いた時は、もう神経が開放されるようでした。

青空にブナ林、気持ちの良い斜面です
青空にブナ林、気持ちの良い斜面です
左が山頂、真ん中のピーク手前がアイスバーン
左が山頂、真ん中のピーク手前がアイスバーン

 ちょっと一息。ここからの三方岩岳は頭に飛騨岩を頂き、がっちりとした姿を見せています。さあ登りましょう。あの山に。一旦50mほど降りて小さな沢沿いを登っていきます。最初は新雪で良かったのですが、頂上まであと100mくらいから、アイスバーンになってきた。もう今度は、恐い目はしたくないとT橋CLは、「アイゼン、ピッケルにする」とすばやく決断。丁度、窪んだところがあってアイゼンをつけるに打ってつけの場所があった。さあ、山頂めざしてスタート。がしかし、すぐ私の右足が攣ってきた。仕方なしに歩みを止め、数分の後、良くなったので再び山頂目指してスタート。T橋CLの確実なステップで後ろの私は安全、安心、楽チンで登らせていただきました。M(__)m飛騨岩を右に巻いて12:10三方岩岳山頂に到着。\(^o^)/ やった~。

アイスバーンを登りきって一息、三方岩岳をバックに
アイスバーンを登りきって一息、三方岩岳をバックに
三方岩岳山頂から白山
三方岩岳山頂から白山

 山頂に来て初めて白山が見えました。夏、野谷荘司山から見た白山よりも大きいような気がするのはなぜだろう。笈ケ岳、大笠山、剣、薬師、北ノ俣、槍、穂高、乗鞍、御岳、近くには籾糠山、猿ケ馬場が見えています。まさに360度の展望です。シャッター押しても、また撮りたくなってバチバチ写す。12:30に山頂を後にし、スキーデポ地に戻ってシールを剥がして滑降に移る。最初はカリカリのアイスバーン、少し下った沢状地形には程よく新雪があり快適。ほどなく1,590ピークへ登り返すためシールを付ける。1,590ピークで休憩、まだまだ北アルプスは良く見えています。休憩後、登りに難儀したアイスバーンのトラバースを10秒もかからず滑る。ここを抜ければ、もう安心、あとは快適に滑ってと思っていたら、高度を下げたら、すごい重雪になってきた。板が回しにくいから、回せないになってしまった。そこで斜滑降、キックターンで降りることに。時間はかかるけどこれならOK。下部の沢では横滑りぎみの斜滑降を多用し、やっと白山スーパー林道に出ました。あとは林道を高速で流すだけ。トヨタ自然学校Pに15:07に着き、今日の山行が終了しました。

三方岩岳山頂から穂高連峰
三方岩岳山頂から穂高連峰
上部は快適なバーン、楽しい。下部は写真もない。(^^ゞ)
上部は快適なバーン、楽しい。下部は写真もない。(^^ゞ)

 あ~今日は、緊張した~。クトー、アイゼン、ピッケルと道具をいっぱい使い、こんな山スキーもあるってことを実感しました。また雪質が下部と上部でかなり変わるので厳しい滑りでしたが、いろんな体験させていただき、登り甲斐がありました。T橋様ありがとうございました。

山頂直下の小さな沢での滑降。快適
山頂直下の小さな沢での滑降。快適
三方岩岳と滑降ライン
三方岩岳と滑降ライン