個人山行 蓼科山

 

【実 施 日】2024年9月27日(金)

【 天 気 】 曇り

【参 加 者】 K藤、他1名

【コースデータ】 約5km  約4時間

【 行 程 】

八日市 4:10 → 蓼科山七号目登山口 9:30 → 蓼科山荘/将軍平. 10:50 → 蓼科山頂ヒュッテ. 11:35

→ 蓼科山 山頂 2530.7m / 蓼科神社 11:40 〜12:50 → 蓼科山荘 13:20 → 蓼科山七号目登山口 14:25

 天気が不安で、登山か観光か迷いながら出発

道中、強い雨が降ったが、諏訪湖を過ぎると雨雲はなく曇り空だったので登る事にした。
七号目登山口の鳥居をくぐり登山開始。暫くは割と平坦で所々に山頂への案内があるが登山道は荒れた印象。ずっと樹林帯で展望は無い。蓼科山荘に近づくにつれガレた道になる。蓼科山荘に到着するとグッズやTシャツが外に並んでいて登山客を魅了していた。蓼科山荘から山頂へ向かうとゴツゴツした岩場になり、歩きにくい、ポール邪魔、登りにくい、足を挫かないよう気をつけて登る。山頂ヒュッテに着くと横に大きな山頂案内図があり目の前に山頂。 三角点、蓼科神社、近くにあるのに岩岩し過ぎて直ぐには到達出来ない。よろけながら岩歩きして天気の回復を期待したが、ガスは消えず近くの山も何も見えなかった。風もなく雨が降らなかっただけ良しとし下山を開始。登り大変だった岩場を気を引き締めて下る。初級者コースという情報を鵜呑みにしてしまったが、違う気がする。
頂上では期待の景色は見られなかったが又一座百名山に登れたのは良かった。


9月ハイキング部例会 ハイキング部9月例会  奈良 山辺の道 北コースその②

 

[日時] 2024年9月23日(祝月)予備日に実施  天候 晴れ

 

[コース] JR京都駅奈良線ホーム 7:40集合

     JR京都駅7:46発→JR奈良駅8:52着

     JR奈良駅前バス停9:20→円照寺バス停9:45着

     円照寺9:55→正暦寺11:15→12:00茶畑・昼食…12:35→白毫寺14:00

     →春日大社14:30→流れ解散→近鉄奈良駅15:15

       

[メンバー] O本ā(CL.記録)・O本k(SL) ・S井・I田・Y村・Y田・Y森

      F田・Nま・M田・M代・

                                       (計11名)

K原(CL)K川(SL)・体験の方3名も同行 

 

[報告]

 京都駅奈良線ホームに体験者も含めて16名集合。終点奈良駅からバスに乗り込み円照寺バス停で下車、山辺の道完歩を目指す。

本日の山行の流れを話し、それぞれ簡単な自己紹介を済ませて出発。円照寺門前を通り過ぎ、暑さも和らいだ道を心地よく歩くこと30分、

最初の休憩で水分補給。ここから正暦寺に向かう山中は訪れる人も少ないのか、蜘蛛の巣を払いよけながら進む。湿った落ち葉を踏みしめて歩くと蛭を発見‼大騒ぎで正暦寺に着くと登山靴の隙間や靴下に蛭が付いていてお互いに退治しあった。ここで15分トイレ休憩と集合写真。

蛭除けスプレーなどで対策をし、これから登る沢道の歩き方をK原さんにレクチャーいただき足元に気をつけながら蛭ゾーンを一列になりコツコツ登る。

 

展望の開けた茶畑に着き、再び蛭退治をして昼食とする。生駒山を望む気持ちの良い眺めを集合写真におさめアスファルトの道を下る。

水田の鹿よけフェンスを抜けて白毫寺へ、萩の花を期待していたが見頃はあと2週間後だそう。これも猛暑のせいか…

のどかさの残る家並みを進み春日大社境内に入り、一旦ここで解散の挨拶をする。

 

体験の方から感想をお聞きし、今日のヒヤリハットは「ヒルハット」と、ものの見事に言い当てたメンバーからの言葉に笑顔もこぼれた。

 

多くの外国人観光客と鹿の奈良公園で流れ解散とし近鉄奈良駅から帰途に。

      

悪天候のため2回続けてハイキング部例会が中止になっていたので、今回は予備日に実施できてホッとしました。

皆さんご協力ありがとうございました。                                                                                           O本

    

 

 

個人山行 秋晴れの湖南アルプス 笹間が岳・矢筈ヶ岳・太神山

【日にち】9月23日(月・祝) 晴れ N西、他1名

【コースタイム】

 6:35富川道登山口駐車場―御仏河原―7:50笹間ヶ岳―8:20大谷河原―9:15矢筈ヶ岳9:35―10:20太神山不動寺―11:00泣不動―地蔵堂―迎不動―11:40富川道登山口駐車場

距離15.6km 標高差796m

  昨日からいっきに秋の気候になり、やっと涼しくなった。太神山不動寺入口にある2人の石像に会いたくて、湖南アルプスをハイキングしてきた。6時30分に富川道登山口駐車場に着くと、既に1台駐車していた。登山口にはわかりやすい表示がある。御仏河原の登山道は昨日の雨で少し濡れていたが、これから差し込む陽射しですぐに乾くだろう。大きく生い茂るシダの間を歩いていく。随所にピンクテープと案内表示があり、とても整備されている。大きな池があり魚も生息していそうだ。日差しが湖面に反射してとてもきれいだ。途中、花崗岩質で滑りやすい箇所もあるので少し注意が必要だ。危なそうなところにはトラテープも取り付けてあるのでありがたい。

 

 1時間ちょっとで笹間ヶ岳に到着。標高432mで三上山と同じだ。大きな岩があり山頂は岩の上のようだ。岩を登るために鎖と梯子が取り付けてある。岩に登ると目の前に展望が広がりとてもいい眺めだ。暫し瞑想する。地元のハイカーらしき男性が1名登ってこられた。大谷河原を過ぎて、矢筈ヶ岳分岐まで戻って、矢筈ヶ岳を目指す。とても歩きやすい登山道で、木陰で陽射しも遮られ涼しくて気持ちがいい。earth-ingできる登山道だ。アップダウンもなく出合峠までは30分程度で行けた。出合峠には手書きの案内表示がある。山頂までいっきに60m程登ると矢筈ヶ岳山頂に到着。山頂は木に囲まれていて展望はなかったが、風がとおりとても気持ちが良かった。地元のハイカーらしき男性が1名歩いてこられた。

 

 出合峠から太神山方面に向かって歩く。整備されたわかりやすい登山道を1時間ほど歩くと、太神山不動寺入口で2人の石像が迎えてくれる。なんともいえないお顔に癒される。昨今の大雨の影響か、不動尊へと続く階段は、崩れかかっているところが多い。不動尊は9月下旬の1週間だけ御開帳であった。明日行われる護摩焚き準備もされていた。本堂は修理工事中で、建物全体が覆われていた。中に入ることはできるが暗くてよく見えない。昭和43年に実施された前回の屋根葺き替え修理から50年が経過したため、令和3年から保存修理事業をされているようだ。敷地条件から工事の資材をトラックで運べないため、モノレールで運ばれていた。泣不動、地蔵堂を経由して下山した。堂山まで行くつもりであったが、昼を回りそうであったので今回はパスした。下山する頃には駐車場もいっぱいになっていた。


個人山行 残暑厳しい比叡山 坂本から大比叡周回

【日にち】9月16日(月・祝) 曇りのち晴れ N西、他1名

【コースタイム】

 

 6:50比叡山観光駐車場―7:50ケーブル延暦寺―8:30大比叡―四明岳駐車場―お地蔵さんのある展望地―

9:35根本中堂―9:40比叡山本坂下り口―10:15比叡山本坂

距離12.3Km 標高差980m

  久しぶりに比叡山を歩くことにした。つい先ほどまで雨が降っていた模様で道路は濡れている。曇り空だ。雨に降られないことを願う。近所のおじさんに、熊に注意するように言われた、去年、比叡山をランニング中に熊に襲われた女性のことを思い出した。

 比叡山高校グランド横から登り始める。湿度が高く全く風がない。一気に汗があふれ出す。昨今の豪雨で崩れている箇所もあるが、登山道はわかりやすい。風があれば気持ちのいい登山道だ。明らかに毒のありそうなきのこが所々にあり、まだまだこんなに暑いのに、季節が移ろうとしていることを少しだけ感じる。ケーブル延暦寺駅までくると風が少し出てきて気持ちがよかった。1時間半ほどで大比叡に到着。山頂には栗がたくさん落ちていて、「熊に注意!」の表示もあった。

 お地蔵さんのある展望地で少し休憩。静かでとても気持ちがいい。朝が早いせいか、根本中堂にも人が少なく静かだ。静寂の中に鐘の音色だけが響き渡る。本坂から下る。こちらも豪雨の影響で登山道が崩れているところが多くある。登ってくる多くのハイカーとすれ違った。日が差し始めてきて暑くなっくる時間帯だ。熱中症には気をつけていただきたい。久しぶりに比叡山に行けてよかった。登りのコースは風が通らないので、もう少し涼しくなったらまた歩きたい。


個人山行 北ア 立山 五色ヶ原

初秋の五色ケ原
初秋の五色ケ原

【日時】 2024年9月14日(土)~15日(日)

【天気】 (土)晴 (日)霧、小雨⇔止雨

【参加者】K本、他1名

【コースタイム】約14㎞ 約10時間

 

14日

室堂8:30~浄土山登山口9:20~浄土山10:00~龍王岳10:45~鬼岳東11:20~獅子岳12:30~ザラ峠13:30~14:30五色ヶ原

15日

五色ヶ原6:00~ザラ峠6:30~獅子岳7:30~鬼岳東8:20~龍王岳分岐9:00~浄土山9:10~浄土山登山口9:30~室堂10:15

【活動内容】

 過去、烏帽子岳から見えていた台地にポツンと一軒家。それが五色ヶ原。

 

立山駅のケーブルを乗り継いで室堂に行くのであるが、切符が、以前と違い、予約Webきっぷも可能になった。当日朝一並んでの購入もできる。並ぶのがアレやなと思っていたので、予約Webきっぷ購入にした。そのため、買えるタイミングを待って、その時が来たら、なんと朝一が満員御礼。扇沢発朝一の予約を押さえた。日時が近づくにつれて、立山駅発キャンセル者が出て、最終的に臨時増便が入って予約を押さえた。これは、人のごった返しの想像がする。

 

ケーブルに乗れてルンルン。久しぶりの室堂だ。奥大日岳以来。

立山という大きな岩の前で撮影者が殺到して楽しんでいる。その横にある殿下の俳句言葉の立山石碑で記念に撮った。

浄土山登山口からすぐに岩つたい歩きで登る。浄土山では、霧が出ていたが、雄山はまだ見えていた。

そこで、同じく登っていた登山者から雷鳥の情報が入ってきた。相棒は見れたらしい。大きなオス雷鳥という。

龍王岳山頂が見えて、分岐点にはリュックのデポ者がいたが、盗難を恐れて、そのまま担いでいった。

霧の中山頂に到着も、すぐに霧が晴れていく。登山者でごった返しなので、一度きりにした。

ハクサンフウロという花も見た。ピンクで可愛い。

鬼岳東面、岩石がゴロゴロ伝い歩きだ。時折木道もある。

獅子岳へ登り、晴れた霧の中にポツンと一軒家が見えた。「五色ヶ原山荘」

ザラ峠に下る前で、五色ヶ原の台地が緑色にきれいに見える。

ザラ峠を越えて、五色ヶ原へ木道が続く。そびえた山が近くにないと言っていいほど美しい。

五色ヶ原山荘の屋根が赤く、秋への草原の変化を感じた。

 

五色ヶ原山荘のルームは個人部屋、とてもいい場所をとれたのか、窓から景色が一杯入ってくる。

20時の夜は月、雲が濃く流れている。

真夜中、相棒が雨音で起きたそうで、翌朝、霧となっていた。

午後から降雨予報で、早めに身支度して6時前に出発。

山荘スタッフから、獅子岳へ上がりでの気を付けることのアドバイスを聞いて、私たちが最後出発の登山者だった。

朝ごはんの5時には出発した登山者は、道中で会ったが、スタッフのアドバイスの通り、雨がやんだり降ったりの中、休んではゆっくり進めていたようだ。獅子岳へ上がりが長く、防風防水ジャケットを着て、なかなか脱げれないので、涼む工夫をした。

獅子岳、浄土山で、雷鳥を見かけた。霧の中では遭遇率が高い。

室堂で秋の草原をゆっくり楽しんでいると、雨が本格的に降ってきたようで室堂駅へ。

室堂の中は、雨のせいかごった返し。富山県のみ土砂降りのようでした。

個人山行 小さな秋を感じた蓬莱山

【日にち】9月8日(日) 晴れ 

【メンバー】K原(L)、H場(感想)N西

【コースタイム】

7:40JR蓬莱駅―8:25薬師ノ滝登山口―8:35薬師ノ滝―10:05小女郎峠―小女郎ヶ池―11:05ホッケ山*―

小女郎峠―11:40蓬莱山―打見山―13:30クロトノハゲ―14:05天狗杉―15:25北川ダカ登山口―15:40JR志賀駅

※N西だけホッケ山に寄り道しています。

距離17.4Km 標高差1524m

 

  お天気は日差しはそれほど強くなく心地よい秋晴れでした。しかし歩いていると蒸し暑さで額に汗が滴り落ちるのを感じました。登山道中の薬師滝の水が冷たくて気持ちよくタオルで濡らし首に巻くと生き返った。しばらく渡渉や急登をあるいていくと風がでてきて上がりきると小女郎峠まできました。

 小女郎ヶ池では伝説の話をかたりながら見渡した。秋日和で青空が美しい日で小女郎ヶ池はキラキラ澄み渡っていたので池の前で逆さ蓬莱をバックに記念写真を撮ってもらいました。特等席の小女郎ヶ池の前の木陰で休んでいると秋風とともにトンボが飛んでいて秋ですよと知らせに来てくれているようで一足先に秋を見つけたようでした。

 その後、蓬莱山まで登りきると頂上付近は家族連れなどで賑わっており大道芸をみながら昼食をとりました。そして打見山ではY森さんたちと合流することができて、復帰されてお元気そうなT内さんにお会いすることができました。下山も石ころが多く巻いているグネグネ道が続いてきついところもありましたが3人で楽しく登ることができました。9月とはいえまだまだ暑い日でしたがこのルートに詳しいK原さんに教えてもらいながら蓬莱駅~薬師滝~小女郎峠~蓬莱山~クロトノハゲ~天狗杉~志賀駅まで登ることができました。また違う季節にも行ってみたいと思いました。一緒に同行してくださったK原さん、N西さんありがとうございました。 


個人山行 読図山行 歓喜寺城址跡~荒川峠~荒川尾根~歓喜寺城址跡

実施日 2024年9月8(日) 午前中 曇り 午後~晴れ
参加者 M野、M内(報告)

ルート 750歓喜寺スタート~8:20 等高線450尾根 8:54 等高線500の尾根  ~10:55 p865~ 11:23 登山道に合流~

11:40荒川峠-12:10~ 13:04 P700~ 13:38 東側の尾根に入る~14:30 標高300まで下山~15:08 駐車地歓喜寺着地             
                            
   
                        
                            
                          
                            

 

【記録】

この読図ルートは、9/1に初級登山教室で実施予定だったが、台風のため中止になったものである。1日に参加して、翌週個人山行として予定していたが、下見が出来ず、本番の読図山行となった。自信がなかったので、以前から読図に興味のあるMさんと2人で実施した。結果的には、2人で良かった。意見をすり合わせて、納得して、ルートファイティング読図(コンパス・地図・GPS)をフルに活用した山行であった。地図で見る等高線は実際に歩ける道なのかは、現場でないとわからない。そのことは常に頭に入れておく必要があると思っている。

歓喜寺に駐車して、7:50スタート。
北尾根に取り付くために歩き出すも、分かりにくい。方向だけを頼りに尾根を探す。地図ではなく、GPSで現在地を確かめる。
地図の等高線450辺りから、ピークを越え鞍部を超え、標高500の尾根に取り付くが、広い谷筋が西側に広がり緩やかな登りの方が歩きやすいと思ったが、目安の地図記号「雨裂」を確認する為あえて急登を登る。雨裂の確認ができたが、これが「雨裂」かと思った。次の目印{凹地}を確認する為、2つ目の「雨裂」を確認して進行を西へ方向に「凹地」を確認。その後は、歩きやすい道を探すが、厳しいトラバースで南西方向に進み尾根に取り付く。その後、P865の尾根に取り付きやすいところで尾根にのった。尾根通しで進み、登山道に合流して荒川峠に11:40到着。やっと青空が広がってきた。登りは、薄曇りで、汗びっしょりであったが、陽射しはそれほどでもなく助かった。・・
烏谷山にはいかないことにして、P865~荒川尾根~歓喜寺城址へ戻るバリエーションルートで下山することにした。標高620辺りから東の尾根方向に入る。ここでもGPSで現在地を確認しながら。等高線が詰まっていたが、気を付ければ下りられる傾斜であった。100m~200m程の厳しい下降を無事、標高300mまで降りてこられて安心、あとは林道を歩いて戻るだけ。お疲れさまでした。翌日、久しぶりの筋肉痛になった。

 

一口感想
登りは長めのバリエーションだったせいか、荒川峠手前で登山道に合流した時には道が輝いて見えたほどでした。
山中を突き進むなか、植林の作業道、長く続く掘り込まれた道、熊ハギ防止テープ、明示杭など人工的なものを目にすると
少しホッとすると同時に、この辺りまでは人が来ているのだなと感じられて楽しくもありました。

巨石が2ヶ所で出現しましたが、石の矢穴(割る為のクサビを打つ穴)の向きが横を向いてるような石がありました。
奥の石から割られて倒れた状態なのでしょうか。こんな山奥にも人の痕跡が。どうやって運びだすつもりだったのか。
麓の歓喜寺城(跡)との関連はあるのか。気になります。
下りでは転げ落ちそうな急斜面もあり、沢に邪魔されて東に進めずどんどん南下していったりもあり、リスクヘッジの大切さが分かりました。
珍しくふくらはぎがパンパンになりました。
M内さんお疲れさまでした。(M野)

 

後日談

ルート企画のN氏に報告した時の話です。
たまたま9/11にN氏も下見された帰りで、その夜は、座学の日でした。
あのコースは、単調すぎで読図には向かない、急登・急斜面で疲れるだけだったので、次回のバリエーション読図山行では使わないと言われた。

私たち2人の感想も同じで納得した。地図上では、簡単と思ったコースだったが・・・・

 

 

 

個人山行〔中央アルプス〕木曽駒ケ岳・宝剣岳・三の沢岳

 

【日にち】9月7日(土)~8日(日)

【天気】晴れ時々曇り

【参  加  者】K藤(SL)、I 野(CL)、S藤(記録)

 【コースデータ】 13.0㎞  15時間34分 

 【  行 程  】

1日目:

 8:05千畳敷―9:16宝剣山荘・宝剣山荘テント場―9:37宝剣岳―10:16宝剣山荘テント場―10:29中岳―10:45頂上山荘テント場―12:23木曽駒ケ岳―13:04木曽小屋―13:25玉の窪小屋―13:39木曽前岳―14:13玉の窪小屋―14:36木曽小屋―14:43木曽駒ケ岳―15:21頂上山荘テント場幕営

 

2日目:

6:04頂上山荘テント場―6:12中岳―6:44宝剣山荘―7:32ホテル千畳敷―極楽平―10:37三ノ沢岳―13:53千畳敷―14:00千畳敷ロープウェイ

 

 

 【  感 想  】

 駒ケ岳ロープウェイで標高差950mを上げ、あっという間に標高2,612mの千畳敷駅へ。寝不足で一気に標高を上げたことで高山病になるのでは、という当初の心配は当たらず、千畳敷駅から乗越浄土までの急斜面を多くの登山客と一緒に、大汗をかきながら登った。天候に恵まれ、富士山が見える景観は最高に良かった。

 私たちは夫々のテントを担いできたので、宝剣岳へ登る際には宝剣山荘の 横手にザックを置き、軽装備で北稜からのルートを登った。岩肌のむきでた岩山である宝剣岳は、危険個所には鎖もある。登山者が多かったので慎重に登った。標高2,931mの宝剣岳山頂は四方の眺めは素晴らしく、南北のアルプス連峰の眺望が楽しめた。しかし山頂自体は狭いので早々に下山し、中岳を超えて、頂上山荘テント場へ急ぐ。

 頂上山荘テント場から見える木曽駒ケ岳は、丸いなだらかな平和的な山容をしていた。テント設営後、さっそく木曽駒ケ岳に登りに行く。木曽駒ケ岳の山頂は、標柱の前で写真を撮りたい若者たちで長蛇の列ができていた。

 そして、私たちはその列を通り過ぎ、予定には無かった木曽前岳へ登ることを決め、駒ヶ岳の北西側の斜面をひたすら下っていく。玉の窪小屋まで下りると、分岐があり、そこからは登りの道となり、木曽前岳(標高2,826m)の山頂に到達。山頂には標識らしきものはなく、少し分かりづらかったが、ここから思いがけず、岩肌が険しくも白く輝くように美しい凛とした木曽駒ケ岳の姿を目の当たりにして驚きと嬉しさで胸いっぱいとなる。(中岳・頂上山荘テント場から見える木曽駒ケ岳のなだらかな印象とはまるで違う。)

 

 2日目は千畳敷ホテルのコインロッカーにザックを置いて、三の沢岳へ。三ノ沢岳は宝剣岳から南西に伸びる尾根上に聳える標高2,847mの山である。

 宝剣岳の北稜から南稜を歩いて三ノ沢を目指すのが最も時短なコースだが、滑落の危険もある難路なので、安全大優先で千畳敷から極楽平へ上がるコースを選んだ。そして三ノ沢岳までの稜線を登っては下りを繰り返すこと3度、半端なく長いその道のりは、背後に宝剣岳・木曽駒ケ岳が見え、前方には三角錐の整った三の沢岳の姿が見えるという贅沢眺望の稜線歩きだったが、這松が茂る岩だらけの登山道だった。なるほど登山者が少ないのもうなずける。

 やっとの思いで辿り着いた三ノ沢岳の山頂には小さな標識があり、大きな岩が乱立していた。そこで短い休憩をとり、ここまで歩いた達成感を噛みしめながら再び千畳敷までの往路を戻った。

 今回、私にとって三の沢岳という玄人好み?(と、言われる)山行ができたことは最高に嬉しいことだった。