【実施日】2023年9月30日(土)晴れ
【参加者】 CL.T田 SL.Nま
【受講者】 M代・Sき・S口K・M田
【コース:タイム】 JR膳所駅8:00-8:30…9:40鳴滝不動尊9:50…牛尾山分岐10:40…11:10
音羽山12:20…BBC分岐13:20…14:30JR膳所駅
ステップアップ登山教室を音羽山で実施。
一回目は地図読み、ルーファイ、歩き方を実践で経験しょう。先ず、駅前で基本のコンパスの使い方と地図の見方などの講習をし歩き出す。
街中歩きから要所要所で各自、進行方向の確認をする。歩きながら等高線での高さや斜面の傾斜や尾根と谷の違い等を体感。鳴
滝不動尊から沢筋の登山道で倒木も多い。水量は少ないが渡渉や遡行を実体験する。ロープのある急斜面を登りきると牛尾山分岐点。
此処でも方向確認。音羽山で休憩の後、スリングで簡易ハーネスの作り方や簡単なロープの結び方等の講習。登山道の分岐点や沢の分岐点では
時間をとって地図を読み込んだ。今回は入会4年未満の方を対象に実施したが皆さん地図とコンパスの使い方の基本を体験し地図と磁石が大事
なんだと実感された様だ。
次回、第二回は10月28日(土)比良のヤケオ山で実施予定。
☆ステップアップ登山教室に参加して
以前、里山でスマホの調子が悪くなり、道迷いの不安から目的地に辿り付く事ができず途中撤退した事があり、地図読みができれば……と
今回ステップアップ教室に参加させて頂きました。まず、机の引出しに眠っていたコンパスの使い方から読図の基本を丁寧に教えて頂き、
現場での実体験で少し理解する事ができました。読図をマスターする事で 道迷いはなくなり、登山道のないルートも歩く事ができ、山の楽しみ方の幅が広がるのだという事もわかりました。T田様、Nま様の真面目顔あり笑いありで 読図はもちろんの事、スリングやロープワークも教えて頂き、楽しく有意義な一日となりました。スマホアプリに頼り切った私の山歩きも ステップアップできる事を楽しみに次回も参加したいと
願っています。 S口k
いつも本で学んでも、山でコンパスを使用して地図読みする機会がありませんでした。今回の講習会では要所要所でコンパスを使用して行く方向を確認しました。全員に丁寧に指導いただき、私は初めて(かなり遅いですが…)コンパスの使用方法が腑に落ちました。スリングやカラビナの
使用方法もすぐ忘れるので、復習する機会をいただき感謝しております。
山行に関して勉強する機会をいただき、本当にありがとうございます!! Ⅿ代
今日は、色々とお世話になりました。楽しく初めて地図の面白さと大事さが少し理解出来ました。これからの登山に実践していきます。
これからもよろしくお願いいたします有り難うございました❗ Ⅿ田
10月になろうとしているのに日差しは真夏のように暑かったですが、風は秋を感じさせ、天気もよく、心地よい登山となりました。
今まで登山経験が浅く、ただ登るだけで基礎知識がなかったので、今回、山友会のステップアップ登山教室に参加しました。
初回は地図読みを分かりやすく教えていただいたので、今後は25,000分の1の地図とコンパスを持って登山をしょうと思います。地図読みの前に
登山計画をきっちり立てて登ることが安全な登山にとって大事だと教えていただきました。また、ロープの結び方やスリングを使ったチェスト
ハーネスの作り方など教えていただきました。何回かやらないとすぐ忘れそうですが・・・。急な坂の登り方や下りの際のちょっとしたアドバイスが参考になり、我流の矯正をして安全な登山を心がけたいと思います。 Sき
【日にち】2023年9月23日(土)晴れ
【メンバー】N西、他1名
【コースタイム】
7:10愛宕神社二の鳥居―8:20水尾分かれ―8:35黒門―9:00愛宕山三角点―9:50竜ヶ岳―10:30龍の小屋―10:45首無し地蔵―11:40愛宕神社社務所―12:00大杉谷分岐―13:10月臨時登山口―13:20空也滝13:50―14:10愛宕神社清滝登山口
距離19.2km 登り1612m 下り1594m
愛宕山から更に歩きたいと思い竜ヶ岳、龍の小屋、首無し地蔵の周回を計画した。地図では登山道もあるので、時計回りがいいのか、その逆回りがいいのか深く考えずに時計回りで計画した。そしたら、921m竜ヶ岳山頂から670mの龍の小屋まで激下りで、しかも石と木の根っこがめちゃくちゃ滑りやすくて、かなりアドベンチャーなコースであった。
清滝登山口の駐車場は1200円に値上がりしていた。久しぶりに表参道から愛宕山に登る。登山者が通れるようにカットしてあったが、いくつかの箇所で大きな倒木が登山道に倒れていたり、斜面が崩落している箇所があり、以前より荒れている感じがした。
愛宕山で小休止し竜ヶ岳目指す。竜ヶ岳方面の登山道は車も通れるしっかりした道だ。途中、愛宕山山頂に立ち寄った。今まで散々愛宕山に登ってきたが、愛宕山三角点に行くのは初めてだ。多くの人は愛宕神社がゴールなのだろう。愛宕山山頂には誰もいない。比較的新しいピンクテープが等間隔にあり、竜ヶ岳への道はとってもいい雰囲気だが誰も歩いておらずひっそりしている。栗の実がたくさん落ちているので、急に熊さんが現れたらどうしようとちょっと不安になった。
竜ヶ岳山頂には女性が1人おられ安心した。今日は登山者が少ないが、普段は人が歩いているようだ。特に冬場は多いようだ。その女性は竜ヶ岳をピストンするとのことだが、首無し地蔵まで歩けることを確認したので、予定通り首無し地蔵を目指した。竜ヶ岳からは下りになるが、歩き進むとどんどん急坂になっていき、ピンクテープはあるが誰にも会わないし、ほんとにこんな所を下っていくのか不安になってきた。地図読みのエキスパートが一緒だったらそんなことはないが、今日はツレと一緒だったので、一瞬竜ヶ岳に引き返すことも頭をよぎった。そう思っていると、向かいから男性が登ってこられ安心した。暫く急坂が続くので気をつけるようアドバイスをもらった。どんどん下っていくと川の流れる音が聴こえてきて、イワナだろうかアマゴだろうか魚も泳いでいた。龍の小屋が見えて人の声が聴こえてきてきた。15分程歩くと首無し地蔵に着いた。予想外のアドベンチャーコースだった。
愛宕山に戻り大杉谷ルートで下山することにした。九十九折れの単調な下り坂だが、先ほど歩いてきた道に比べるとずいぶんと歩きやすい。月臨時登山口から空也滝に行く途中、手首を押さえている女性に会った。伺うと、滑って手を着いた際に骨折されたようだ。手首は腫れてぶらぶらの状態であった。持っていた新聞紙を副木の代わりにして手拭いで固定した。"新聞紙は副木の代用になる"との山の父の教えが役に立った。てぬぐいも1枚は予備を入れている。女性の早い回復を願います。
【日にち】2023年9月16日(土)快晴
【メンバー】T田(L)、Nま、N西(感想)
【コースタイム】
7:20JR膳所駅―8:10鳴滝不動尊(260m)―8:20相模川右俣沢取付―9:50音羽山10:25―
相模川右俣左岸尾根―11:10鳴滝不動尊―11:30鳴滝不動尊200m下部尾根取付(230m)―
12:30 P520m登山道12:50―13:00相模川支沢ルート(570m)―13:50鳴滝不動尊―JR膳所駅解散
3週連続音羽山未踏ルートファインディング。それも誰も歩いてなさそうな場所ばっかり。何回いくねん!!でも、めっちゃおもろいわ~音羽山。こんなとこばっかり歩いていたら、普通のコースは歩けませんわ~。滋賀山友会のもの好きな男性陣によって、アブノーマルの楽しさを知ってしまいました(^^;)
今日のコースはなかなかハードだろう。先週は涼しかったが、今日は暑そうだ。鳴滝不動尊に着くまでに既に汗が流れるが、山に入ると陽射しが遮られ涼しい。まずは鳴滝不動尊相模川右俣沢取付から登る。枯れ沢を登っていく。昨日の雨で倒木が濡れて滑りやすいので注意する。少し歩くと水の流れが耳に心地よい。先週に引き続き、動物の住処にお邪魔させてもらう。木立から射し込む陽射しのお陰で沢歩きが気持ちがいい。苔も草木も生き生きしていてとってもいい景色だ。苔むした石に気をつけながら沢を登っていく。地形と地図を確認しながら登っていく。動物の毛並みのような、ふかふかのとってもきれいな苔ゾーンに突入。鹿がいたらもののけ姫の世界のようだ。音羽山にこんな場所があるなんて嬉しくなる。ほぼ計画通りの時間に音羽山に到着し、ゆっくり珈琲タイム。
相模川右俣左岸尾根から鳴滝不動尊に向けて下山する。このルートは登ったことはあるが下るのは初めてだ。所々にあるピンクテープを目印に、急坂をどんどん下り、30分程で鳴滝不動尊に下山した。
沢の水で汗を拭いて2回目の音羽山に向けて出発進行。ピンクテープがあるのは登り口だけで、ここから先は未踏ルートだ。直登は難しそうなので巻いて登っていくが、それでも急斜面で崩れやすく要注意だ。大粒の汗が流れる。320m付近で小休止し、残り200m程をいっきに登る。木陰を抜けると、陽射しが暑くなり、口数も少なくなる。青空が見えてゴールは近いが、最後まで登坂でしんどかった。520mの登山道に出て腰を下ろし休憩する。立派なきのこが目を楽しませてくれる。
いよいよ本日最後のミッションである相模川支沢ルートを下る。先週登ったルートだ。登りでも難儀した倒木とザレ場に要注意。最後まで気が抜けないルートだ。下り始めから斜面が滑る。男性陣はエッジをきかせてスイスイ下っていくが、私はそんなわけにはいかず、なかなか難儀し、経験の違いを実感する。朴の大木ゾーンを過ぎるといよいよ沢沿いに下っていく。草木が生い茂りどんどん足元が見えにくくなっていく。苔むした石と木の枝で滑らないように下っていく。今日のコースで一番気を使う場所だ。倒木を跨いだり潜ったり、沢を渡渉しながらどんどん下っていくと、作業小屋が見えてきてゴールはすぐそこだ。13時50分 鳴滝不動尊に下山した。
めちゃくちゃ楽しかった。コースも面白かったし、音羽山のいろんな景色を楽しむことができた。こんなに音羽山を歩きつくしている人もあまりいないだろう。鳴滝不動尊エリア大満喫のとっても充実した山行であった。難点をあげるなら、誰も歩いていないので蜘蛛の巣が多いことでしょうかね。(^^;)
【日 時】 2023年9月14日(木)
【参加者】 Ts本、K原、Mr、A隅、Nm、N西、S口、M内、K川
【行 程】
赤兎山登山口(08:20)・・・小原峠(09:05)[休憩 5分]・・・苅安山(09:35)・・・大長山(10:40)[休憩 20分]・・・苅安山(12:00)・・・小原峠(12:30)[休憩 5分]・・・赤兎山(13:25)[休憩 15分]・・・小原峠(14:20)・・・赤兎山登山口(15:00)
【報 告】
9月になっても暑い日が続くが、初秋の山歩きを楽しもうと福井県の大長山と赤兎山を往復してきた。平日の木曜日なので、同行する人も少ない静かな山行を想像していたが、意外にも9名の参加で賑やかな山行となった。
小原林道の入口ゲートで協力金を払って登山口駐車場まで10㎞ほど走り車を停める。平日とあって他の車はなかった。簡易トイレも設置されていて、出発の準備をしていると別の車が駐車場へ。出会った人は山友会の元会員のMさん。K原さんも珍しい場所での再会を喜んでいた。身支度を調えて20分遅れで出発。
登山口は標高1200メートルほど。曇り空で少し風も吹いてきて涼しく歩くことができた。登山道も良く整備されていて歩きやすかった。しばらく登ると小原峠、ここで左手に大長山と右手に赤兎山の分岐。まっすぐ進むと白山登山口への林道につながる。5分ほど休憩してまず大長山へ向かう。途中苅安山への登り、奥大長谷頭への登りなど急登があり、アップダウンを繰り返して大長山山頂へと到着。雲が周りの山の山頂を覆っていて、展望はあまりないが、時々下の町が見えたり、少し遠い山の稜線が見えたりする。登山道では、アキノキリンソウの黄色い花やリンドウの紫の花がたくさん咲いていて、他の花が少ない中でも目を楽しませてくれた。
山頂を少し過ぎた「絶景ポイント」で昼食休憩と記念写真。登りで暑くなった体に涼しい山の風を受けながら、赤兎山をめざす。大長山の下りは滑りやすい急坂もあって、コケたり滑ったりしないように慎重に歩く。
折り返し点の小原峠に近づくと雨が降り始め、時折強くなったりする。赤兎山へ向かうか下山するか。ここまで来たら山頂へ行きたいという声が多くザックカバーをしたり雨具を着たりして赤兎山に向かう。しばらくして雨はあがって、振り向くと先ほどまで登っていた大長山もきれいに見えた。山頂で休憩と記念写真。うさぎ年の干支山行の続きということで兎ポーズでの写真となった。
時間や天候の都合もあって、避難小屋までの行程はカット、下山を始めると再び雨が降ってきて、今度はかなり強くなってきた。赤兎山の登山道は古い登山道が雨で洗われて荒れているので通行止め。新しく迂回路が作られているが、笹の生えているところに作られていて周りの泥と合わさって滑りやすい。登りも下りも前後の人と間隔を開けながら歩いたため、予定よりも時間がかかった。
雨に濡れながら15時頃登山口に到着。駐車場で荷物を整理して林道の入口ゲートでもらった割引券を使って勝山温泉「水芭蕉」で入浴し、さっぱりして帰路についた。
下界はまだまだきびしい残暑・猛暑の時期でしたが、涼しく楽しい山あるきを味わうことができた山行だった。
(感想)大長山・赤兎山は、私の干支の兎が入ってる山で以前から登ってみたいなと思っていたので今回希望が叶って嬉しかったです。参加メンバーはベテランぞろいで緊張しましたが、リーダのTs本さんのご配慮とSL K原さんのお蔭で無事に下山できました。後半の下山時間帯では雨に濡れましたが、勝山温泉センター「水芭蕉」で汗を流しさっぱりし楽しい山行きでした。ありがとうございました。Mr
【日にち】2023年9月9日(土)快晴
【メンバー】T田(L)、N西(感想)
【コースタイム】
膳所駅8:10ー9:10鳴滝不動尊手前相模川左岸支沢取付―
音羽山大津ルート550m―10:45音羽山11:20…11:30牛尾山手前鳴滝不動尊分岐
―12:30鳴滝不動尊―JR膳所駅手前解散
今、鳴滝不動尊界隈がおもしろい!先週に引き続き音羽山ルートファインディング。先週は陽射しが暑かったが、今日は登山開始時間が1時間遅かったが、それでも先週よりだいぶん涼しく、風が心地よく気持ちがよかった。
鳴滝不動尊手前相模川左岸支沢取付から登る。こんなところから登る人はいないだろう。沢は枯れて水は流れていない。沢沿いの踏み跡のない崩れやすい斜面を登っていく。最初は登りやすいが、だんだん倒木が多くなり、斜面が雑草に覆われて歩きにくくなる。枯れていた沢も途中からは水が流れていて、猪君の堀跡も多くあり、そのお陰で斜面が一層崩れやすくなって歩きにくい。地図でルートを確認し、歩けそうなところを確認しながら、できるだけ沢に沿って歩いていく。倒木は苔むしてぬるぬるして滑りやすく、斜面は崩れやすいため四駆で登っていく。人が歩いた感じは全くなく、動物の住処にお邪魔している気がする。静寂がいい。苔むした木が雰囲気を一層よくしてくれる。風が心地よく、木立の間から見える青空がきれいで、差し込む陽射しがとてもきれいだ。曇り空ならこんなにいい雰囲気は味わえないだろう。
歩きにくい倒木地帯を抜けると沢の源頭部で開けた場所に出た。炭焼き窯跡もある。根っこが立派な大きな朴の木があり、自然林のとってもいい雰囲気だ。こんなところが音羽山にあったんだと、予想外の景色が嬉しかった。やっぱり山は歩いてみないとわからないものだ。音羽山のいろんな所を歩いているがこんな場所は初めてだ。当たり前だが私たちの他には誰も人はおらず、充分に景色を堪能する。前方に青空が見えて、あと少しで登山道にでるが、ここから小石が多く転がっていて歩きにくい。小石地帯を抜けるとその後の斜面も滑りやすくて歩きにくいため、ここもまた四駆で歩く。動物も滑るようでジグザグに歩いているようだ。
ルートファインディングを楽しみ、ほぼ予定通り1時間半後に山頂に繋がる登山道に出た。登山道に出ても涼しくて歩きやすい。山頂でやっと人に会った。詩吟を聴きながら山頂でたっぷり休憩し、鳴滝不動尊に続く沢ルートから下山し、鳴滝不動尊界隈を満喫できた。今日も音羽山を楽しませてもらった(^^)
【日にち】2023年9月3日(日)快晴
【メンバー】K原(L)、N西
【コースタイム】
7:00膳所駅―7:30日本電気硝子保養所裏登山口―8:00ピーク363付近―8:20水車谷不動尊―東海自然歩道―9:55音羽山(休憩)―10:20牛尾山を過ぎた辺りを強引に下り鳴滝不動尊に繋がる谷道に出る―11:10鳴滝不動尊(休憩)―国道1号線
音羽山山群は大津市と京都市山科区の間で昔から「里山」だったと思います。周辺の多くの住民が生活のために尾根や谷に入り、自然食材や燃料を採り、山を越えて物を売り買い、寺社に詣ったでしょう。その結果山域全体に網の目のように山道ができたと思います。私たちはその山道を辿ってハイキングや登山のトレーニングなどをしています。私もこれまでそれらの山道をかなり歩いて来たと思ってましたが、まだまだ知らない山道があることを実感しています。
Geographica に逢坂1丁目の水車谷不動尊の西の谷に点線の山道が書いてありました。そこへ行ってみたら「東海自然歩道」の表示標があり、少し西の尾根にある東海自然歩道の旧道だったようです。登って行くと道は細くなり、荒れて歩きにくくなりました。さらに行くと桟道があったのですが、ほとんど崩れた状態で放置されていました。「非常に危険」なところをなんとか通過して尾根に上がるまともな道に出てほっとしました。尾根の上の現「東海自然歩道」に出たところで他の人が間違って降りないように木の枝をいくつか横に置いておきました。「この先危険」とでも書いた標識を付けるべきかと思いましたが、準備をしてなかったので木の枝だけにしました。1/25000地形図に点線で表示されている山道は大体現地にも道があるようですが、GPS地図にある点線は今ではもう歩けなくなった例が多くあるようです。「廃道」「ヤブ山」が好きな人もおられますが、現地の状況をよく判断して「道を誤らない」ようにしていただきたいと思います。(私がそうか・・)(K原)
ジャンダルム登頂以後、まるで燃え尽き症候群のような状態になってしまっていた。気持ちを取り戻そうとK原さんと音羽山ぶらさんぽをする予定であったが、結果、さんぽではなく「こんなところを歩く人いるんかい!」というところばっかりを歩くことになってしまった。久しぶりに水車谷不動尊に行きたくて、ピーク363を少し過ぎた辺りから下るが、滑りやすいので要注意。以前よりも斜面が削れているような気がする。
水車谷不動尊から旧東海自然歩道で音羽山山頂を目指す。1年以上前に音羽山山頂からこの旧東海自然歩道を下った時に、滑りやすくてとても怖かった記憶がある。昔は立派な道だったのだろう、木の橋が取り付けてられているが、今はその橋も腐って壊れている。その代わりにこの道の西側にちゃんとした道があるが、K原さんが旧道を歩くと言われたので、以前怖い思いをした場所を再び歩くことになった。最初は歩けるが、だんだん斜面が崩れて歩きにくい。何かに捕まって歩かないと滑ってしまいそうだ。橋の真ん中に乗ると橋が抜けてしまうといけないので端っこを歩く。半分を過ぎたところで道が途切れて前に進めなくなったため、斜面を登って少し迂回して現在の東海自然歩道に出ると、ちょうどベンチがあったので一休みした。以前歩いた時は、旧道はその先まで歩けて東海自然歩道に合流できたが、大雨の影響で斜面が崩れてしまったのだろう。その先が更に滑りやすくて怖かった場所なので、行けなくなっていてよかった。
東海自然歩道に出ると階段が続く。これがしんどい。9:50に山頂に到着し、少し下った風の通る場所たっぷり休憩する。風が心地よく一旦腰を下ろすともう動きたくなくなってしまう。充分に休憩し、牛尾山を過ぎた辺りから鳴滝不動尊に続く谷道へ下る。見る限り全く道はない。獣道すらもない。歩きやすそうなところから強引に下る。滑りやすく斜面も崩れやすくて、とにかく人が歩く場所ではないので当たり前だが歩きにくい。ここを登れと言われたら登れるが下るのは怖い。なぜこんなところを下っているのか自分でもわからない。普通なら歩かない場所だ。ただ、K原さんは歩きたかったようだ。途中、コンパスで方向を確認しながら、急坂を下っていくと、暫くすると鳴滝不動尊に続く谷道に合流し、谷道に沿って下り、鳴滝不動尊でほっこりして帰路につく。1日で3つの難ルートを歩くとは何ともむちゃくちゃな計画だ。全くぶらさんぽではなかった。(N西)
【日にち】2023年9月2日(土)~3日(日)
【メンバー】4名
【コースタイム】
9月2日(土)
コガラ登山口05:40―福島Bコース・茶臼山分岐05:44―幸ノ川渡渉地点06:27―力水
07:16―木曽駒ヶ岳七合目避難小屋09:12―八合目水場10:26―玉乃窪山荘 11:59―頂上木曽小屋12:27
―木曽駒ヶ岳12:55―木曽駒ヶ岳 頂上山荘泊
9月3日(日)
木曽駒ヶ岳 頂上山荘05:42ー馬ノ背分岐05:54―濃ヶ池分岐07:04―遭難記念碑(聖職の碑)07:25
―将棊頭山07:44―胸突の頭08:41―行者岩08:56―茶臼山09:22―2412m地点09:50―行者水12:13
―正沢川吊り橋12:27―Bコース登山口12:43―福島Bコース・茶臼山分岐12:47ゴール地点
9月2日(土)
冷水キャンプ場でテントを張り前泊。少し上がったコガラ登山口近くに広い駐車場があります。
Bコースを歩きます(Aコースは通行止め)。40分ほど歩くと幸ノ川渡渉点へ到着。事前に水量を確認していましたので、安心して渡渉できました。登山道など情報を得るには管轄の市町村や山小屋に確認します。丁寧に教えて下さいます。
情報通り、力水はほぼ枯れていました。玉乃窪山荘と夏用トイレは心ない登山者のため故障中。そんなヤツは山に来るな!冬用は鍵を締めると中からは開かないみたい。崩落危険地の麦草岳方面へは行かず木曽駒ヶ岳へ。ガス祭りの木曽駒ヶ岳しか知らなかったわたしですが、初大展望に感激!
集合写真を撮りテン場へ。ここのテン場は傾斜もあり岩がゴロゴロして張り難い…
13時過ぎでも、かなりのテントが張られており、4テンを張れるスペースを手分けして探し何とか確保。風もなく快適なので、テントの外で麻婆茄子丼の晩御飯を戴く。シェフはS。アシスタントはYさん。TさんとMさんは早々に寝てしまったのでYさんと、まったりトーク。19時には就寝。いつもながら「こんな早く寝たら夜中に目が覚めてしまう」と思うが朝まで爆睡。夜中にYさんにケリいれてしまってすみません…狙い通りわざとです笑
9月3日(日)
4時起き5時30分発空が赤く染まると、何と!日の出がV。めちゃくちゃよい予感しかない。みんな「こんな日の出見たことないなあ」と撮影に忙しい。
テン場からトラバースし、オールスター勢揃いの稜線へ。歩いては立ち止まり、歩いては立ち止まり。景色が素晴らしすぎて前に進めない。縦走の醍醐味のひとつ。歩いてきた道とこれから歩く道を味わえる。将棊頭山で大休止し、八ヶ岳、北ア、南ア、御嶽、乗鞍など360度の大展望を味わう。…なのに登山者は少ない。わたしはメインルートを歩ききった今は、このようなルートを探し歩いています。この日は「西駒んボッカ大会」がありロードの5キロを経て桂小場ルートで西駒山荘ピストン。1位の人は2時間ちょいで上がってくるとは…しかも背負っているのは避難小屋で使う薪15キロ(or3キロ)。参加費を支払ってボッカするとは…楽しそう笑
大展望とお別れし5合目を過ぎたあたりから、浮石や丸太道、笹で足元も見えにくく慎重に下る。ただひたすら下る。以前、下りでケガをし、ギブス生活していたことがあり、未だに下りはトラウマで怖い。アスレチックな吊り橋を渡りゴール。キャンプ場でお風呂に入り、日義木曽駒高原でご飯を食べ帰路につきました。
【感想】
Ⅿ
以前ロープウェイで来た時の山頂は視界ゼロでしたので、初めて目にする雄大な景観とのギャップが大きすぎて爽快ですらありました。翌日は雲海が広がるなか、しばらくは御嶽山を間近に見ながらの尾根歩き。天候も良く天上の長い稜線は最高でした。4人用テントをきっちり4人で使用したことや、食担(Sさん)して頂いたことも初めてで、楽しかったです。ありがとうございました。
T
木曽駒は何故か初めての山。山頂近くのテン場からの日の出のV字の光最高でした。また、御嶽、北アルプスは乗鞍から穂高、槍はもちろんの事、鹿島からその先の白馬まで。その右には雨飾から妙高、また、八ヶ岳連峰、南アルプスの甲斐駒から南の赤石三山まで大パノラマを満喫しました。以前から木曽駒を木曽から登りたかったのですが今回、Sさんが企画してくれて思いが叶いました。ありがとうございました。
Y
木曽駒への山行に参加させて頂きました。天気もよく、山頂からは360度の大展望で大感激でした。2日目の早朝、木曽駒から将棊頭山までの縦走路も展望バッチリで最高でした。4テンで4人で寝るのが初めての経験だったんですが、夜中にSさんの足が私の顔の上に乗っかってきてその足をどけるのに苦労したのを除いては、意外とよく寝られました。百名山62座目!ありがとうございました。
S
以前から温めていたコガラ登山口〜木曽駒ヶ岳〜将棊頭山の周回。木曽駒ヶ岳からの稜線歩きは登山者も少なく静かな歩きとオールスターの大展望が楽しめる素敵なルートです
今回、ルートはわたしが提案し、参加者で作り上げる山行にしたかったのですが、準備段階から役割分担もスムーズに決まり、「これぞ!山ヤ!」と思わせる積極的な意見に助けられながらの山行となりました。歩きながら…車中で…テントの中で…と楽しい時間を共有できました。参加者のみなさんに感謝致します。