個人山行 比良・堂満岳シャクナゲ山行 

【 実施日】  2022.5.3. 快晴 

 

 参加者:K内(記録)

 

 コース: イン谷口~(堂満東稜道の北の尾根)~標高720m付近~(堂満東稜道)~堂満岳

(堂満東稜道)~イン谷口N西(感想)、他1名

 

 

 

 

 記録:

 5月1日に会で計画された山行が悪天候予報で2日に変更になり参加できなくなった。シャクナゲを見るため5月3日単独で入山。堂満東稜道を登るつもりが入口から一般道に入り損ね、谷を挟んで北側の尾根を登った。昔は里道であったと思われる幅広のいい道が、植林地と広葉樹の境に続く。標高720m付近で一般道と合流した。この場所は東進できないようロープで塞がれていて、東稜道は90度南に折れて急な下りになる。林業作業のため、登山者は入れないようにしたのだろうか?住宅地のトイレの傍を通る東稜一般道より、ずっといい道だと思うのだが・・。

 標高が上がるにつれ色薄くなっていく新緑を楽しみながら、シャクナゲを探す。正面谷管理事務所前で出会ったにおじさんに今年は花が少ないようだと聞いていたが、十分だった。既に終わってしまった花、まだ蕾のもの、色濃いピンクや薄めのピンク。ひとつひとつ表情が違う。足元の小さな花や芽吹いたばかりのブナの実生などもカメラに収めながら、ゆっくり登った。みんなと一緒だとこんな歩きはできない。遭対部長のK澤さんから歩きの遅さを指摘されたが、人それぞれの楽しみ方があってもいいのだと思う。ますます単独行が増えることになるけれど。(笑)

 堂満岳山頂からの眺望をほぼ独り占め。以前からこんなに見晴らしが良かっただろうか?

下りながらレスキューポイントの位置(1~4)を確認。横道にそれないよう忠実に一般道を下った。中腹の分かりにくい場所には、丁寧にペンキで赤丸が描かれていた。10年ほど前にスズメバチに刺された場所、谷あいのじめじめした場所、今回も鋲付き長靴で正解。(登山道を荒らすのかな?)

 静かなノタノホリの水面に映る新緑に感動。登山道の荒れ具合を確認しながら車に着いた。駐車場所に困るほどのたくさんの車に改めて驚いた。バスが元リフト乗り場まで入っていたのも今日初めて知った。まさに浦島気分の山行だった。

 

*2011年2018年、2冊の山と高原地図のコースタイムを比べてみた。調査執筆は同じ人だが、2018年の方が随所でコースタイムが増えている。道が荒れたためか?まさか登山者の高齢化に配慮したため??(笑)

 

報告

野坂山地風力発電計画地の林道工事状況

2020年から2021年に観察会で歩いた尾根に沿って、庄部谷山まで一気に林道工事が進められました。最初からあった関電巡視路沿いの林道も一本目の風況観測塔まで伸び、ブナ林はもう見る影もなく破壊されました。(写真・軌跡提供 カメラマンM村さん。)